【選挙ウォッチャー】 奈良県知事選2023・分析レポート。
3月23日告示、4月9日投票で、奈良県知事選が行われました。
この選挙は、いわゆる「小西文書」と呼ばれた放送法の解釈変更をめぐる総務省の内部告発により、モメにモメまくってしまった渦中の高市早苗さんが調整に失敗し、保守分裂選挙になってしまったところに、日本維新の会が攻め込んできて、大阪に続き、奈良でも維新の知事が誕生してしまうのではないかと懸念された重要な選挙です。
これまで奈良県はギリギリのところで維新の侵略を防いできましたが、もしここで維新の知事が誕生するようなことになると、奈良市をはじめ、各自治体の首長選を維新に取られる可能性が高くなり、奈良でも自民党が勝てなくなってしまう可能性があります。
この選挙で問われていることは、大阪以外の関西圏で、どこまで維新の侵略を許すのか。大阪万博やカジノ建設を見ても分かるように、日本維新の会がやっていることは「利権の付け替え」でしかなく、これまで自民党が牛耳っていた利権を自分たちが握ることにより、もっとウマウマしたいというものです。
なので、自民党も自民党で酷いのですが、日本維新の会が政権を握るようになると、こんなものではないほどに日本の衰退は激しくなってしまうのですが、かつて多くの人が「NHKから国民を守る党」に期待したように、日本維新の会に期待する人は非常に多いというのが現実です。
■ 奈良県知事選・選挙ボード解説動画
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