【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#545)。
いまや、そこらへんのドラマより面白いのではないかと思えるくらい、あまりにドラマティックな展開を迎えている反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」。
11月の兵庫県知事選では、お亡くなりになった県民局長が「10年で10人以上と不倫をしている」と述べ、さらには「不同意性交等罪をしている可能性が高い」とまで言い、街頭演説のみならず、選挙ポスターや政見放送でも、そう言ってきたはずでした。
そして、こうした立花孝志の暴露に対し、兵庫県民の皆さんは何を言っていたかと言えば、「立花さん、真実を教えてくれてありがとう!」でした。
しかし、僕は何年も前から、立花孝志が「大嘘つき」であると警鐘を鳴らしてまいりました。立花孝志は「NHK時代に記者をしていて、辞めた今でもジャーナリスト魂を持っている」というテイですが、最終学歴が信太高校卒の立花孝志が「記者」をやらせてもらえるはずもなく、僕の書いた本では立花孝志の「ホラッチョ」を証拠付きで解説しています。
そもそも立花孝志は、記事を書くことができません。YouTubeであることないこと言うことはできますが、それを言語に落とし込んで文章にすることは苦手です。NHK時代はもちろん、NHKを辞めた後も、立花孝志がジャーナリストとして発表した記事の存在は確認されておらず、ただYouTubeでジャーナリストを気取るだけで、その裏取りなどがまともに行われた様子はまるでありません。
ゆえに、今回の兵庫県知事選でも、立花孝志が語っていた「10年で10人と不倫をしていた」や「不同意性交等罪の可能性が高い」などの話は、長らく立花孝志を見てきた人たちにとっては、非常に高い確率でホラッチョだろうと思っていましたが、案の定、ほとんど根拠のないホラッチョだったことが判明し、多くの兵庫県民が騙されていたことがわかりました。
選挙期間中に流された「嘘」については、「虚偽事項公表罪」なるものが存在し、最大で懲役4年という非常に重たい罪になります。今回、斎藤元彦の当選には、立花孝志が大きく関与していることは間違いなく、多くの有権者が「立花さん、真実をありがとう!」になった、その『真実』なるものが全力で「ガセ」だったわけですから、やはり立花孝志の責任は重大だろうと思います。
■ 県民局長の内部通報の9割が真実
選挙期間中の立花孝志の話では、元県民局長の男性が通報した内容は、そのほとんどが「嘘」で、斎藤元彦を貶める「名誉毀損」であり、むしろ犯罪をしているのは元県民局長の男性だという内容でした。
ところが、12月2日に裁判所の前で撮影していた動画では、元県民局長の話は「9割が真実」だと言っています。最後の防衛線として「重要な部分が間違えている」ということになっていますが、9割も真実があるのであれば、それは正当な内部通報と言えるのではないでしょうか。
7つの問題を指摘した時に、その9割が真実であれば、むしろ公益通報としては精度が高いと言えるのではないでしょうか。つまり、元県民局長の話はほとんど正しかったことを、立花孝志自身が認めているのです。
しかも、「嘘だった」というのであれば、わざわざ女性職員の顔や氏名まで晒しているのですから、最も核心となる「ここが嘘だった」ということを具体的に示してこそ、元県民局長の通報の問題点が明るみになり、その話の内容によっては「それは県民局長が悪くて、斎藤元彦が正しいわ!」となるかもしれないのに、立花孝志は「ホテルで打ち合わせしたのとエッチしたのでは違う」みたいな、クソしょうもない例え話に逃げ、元県民局長の何が嘘だったのかを示すことはありませんでした。
さらに、立花孝志がクズであることを示しているのは、冒頭、なぜ女性職員の顔や名前を晒すことになったのかという話をしているのですが、これが立花孝志の保身100%でした。
これまで元県民局長のパソコンにアクセスできずに喋っていたのだとすれば、「それまでオマエが喋っていた根拠は何やねん!」ということになりますので、そんなことをいちいち説明していただかなくて結構なんですが、わざわざ女性職員の名前や顔写真まで晒して言いたかったことが「私自身がパソコンの中身にアクセスできることを知ってほしかった」です。テメエのエゴのために、誰を犠牲にしているのでしょうか。はよブタ箱入れ! ブタ箱から出てくるな!
ちなみに、この動画を出す2日前は、どんなことを言っていたのか。
立花孝志という男は「ゲロの達人」なので、折田楓社長もビックリの「本物のゲロ」を見せてくれます。あまりに自然にゲロるので、ほとんどの人がうっかり見逃してしまうレベルです。
つまり、11月30日の時点では、立花孝志のところに、元県民局長の男性が作成した文書というものが入っておらず、写真だけが来ている状態だったというのです。だから、この動画を作った時点では、元県民局長の言っていることの大半が嘘やデマだったと主張しています。
つい2日前までは、ボロクソでした。なんてったって、まだ文書を読んでいなかったんで。すべて伝聞による憶測です。なので、元県民局長が重要な部分が全部嘘だったし、名誉毀損や信用毀をしている「犯罪者」とまで断定していました。兵庫県の職員の個人情報を私的なパソコンにダウンロードしたとまで言っています。
そして、改めて文書を読んだ途端に「9割が真実」と言い出すようになったのです。だとすれば、そもそも斎藤元彦がやってきたことが「クロ」だということにひっくり返り、悪いのは元県民局長ではなく、斎藤元彦ということになるのではないでしょうか。
■ そもそも不倫が存在しなかった可能性
立花孝志に渡っている元県民局長のデータは、丸山穂高にも渡っているようで、丸山穂高がデータを見た上で、YouTubeで語っています。しかし、その話を聞くと、立花孝志の言っていた「10年で10人と不倫していた」という話が嘘だったのではないかと思わずにはいられません。
立花孝志と同じデータを共有しているはずの丸山穂高が、登場人物は7人いるけど、そのうちの5人は「男性」だと言っていて、かつ、不倫をしているような確固たる証拠は出てこないというのです。
当初、立花孝志の説明では「10年で10人」と言っていましたが、のちにツッコまれて「7人ぐらいだったけど、7人も10人も一緒だから、勢いで10人だと言っちゃった」と修正していましたが、その7人さえ、そのうち5人が男性だったという話で、しかも、「不倫をしていた」と裏付けられるほどの証拠は出てきていないというのです。
そうだとすると、立花孝志が言っていた「不同意性交等罪」は、オジサンのくせに10年で10人と不倫できるはずがないので、人事権を振りかざして合意もなく不倫に持ち込んでいたに違いないという「アホの妄想」が根拠だったので、犯罪もありゃしなかったということになるのではないでしょうか。とんでもない冤罪を生み出し、世間に大きく広めてしまったことになります。この名誉毀損は非常に大きいのではないでしょうか。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
最後に、ただのギャグみたいな話なんですが、あんなに人間としてぶっ壊れているとしか思えない知事が爆誕したことにより、誰も副知事になってくれる人がいないと伝えるニュースを受け、反社会的カルト集団の尊師・立花孝志が、全力で手を挙げています。
選挙の時にあれだけ二人三脚で「2馬力」で戦ってきたのだから、最も副知事に適任ではないかと思いますが、なぜか副知事に指名されそうな予感が全然しません。
言っておきますけど、尊師・立花孝志は、めちゃくちゃ能力が高く、海老沢会長の右腕を務め、NHKの莫大な裏金作りを一手に担い、海老沢会長をもってしても、立花孝志が首を縦に振らなければ出金できないほどの絶大な信頼を得て、プロ野球の各球団社長と放映権を直接交渉し、ある時は「冬のソナタ」を買い付けた「伝説の敏腕職員」というテイです。こんなに敏腕なキャリアのテイを持つ人はいません。あまりに適任すぎるので、今すぐ副知事にさせたらいいのではないでしょうか。兵庫県をぶっ壊~す!