【選挙ウォッチャー】 衆院選2021・辞任へのカウントダウン、桜田義孝劇場が止まらない。
ついに桜田義孝先生が大ブレイクしました。完全に面白い領域に達してしまったため、無双状態の仕上がりを見せ、「桜田義孝劇場」が大人気コンテンツになりつつあります。金田勝年先生もなかなかの逸材でしたが、久しぶりに大谷翔平クラスの天才が現れてしまったため、目が離せなくなってきています。以前にも書きましたが、桜田義孝先生のスゴいところは、政治資金に疑わしいところがあるわけでも、特定の企業のために口利きをしてあげているわけでもなく、ただただ「未曾有のポンコツ」というところにあります。たぶん、そこらへんの中学生の方がよっぽど賢いため、こんな人が議員をやっていることにもビックリですが、大臣をやっていることにはもっとビックリです。ここまでポンコツだと、さすがに辞任へのカウントダウンが始まっていると思うので、楽しめるうちに「桜田義孝劇場」を楽しんでおきたいと思います。
■ サイバーセキュリティ担当大臣なのに「USB」を知らない
桜田義孝先生は「東京オリンピック・パラリンピック担当大臣」であると同時に、それに伴うサイバーテロ対策にも力を入れる「サイバーセキュリティ担当大臣」でもあるのです。これからは爆弾を使ったテロだけでなく、パソコン上で引き起こされるサイバーテロにも気をつけなければならないわけですが、そのテロ対策の先頭に立つ人間として安倍晋三総理から指名されたのが、柏市や我孫子市が生んだモンスター議員の桜田義孝先生でした。先日、国会で「原子力発電所で使われているパソコンにUSBポートは存在しますか?」と聞かれた桜田義孝先生。普通のパソコンを使っているのであれば、まず存在しないことはないと思うのですが、そもそも桜田義孝先生は「USB」の存在を知らなかったことが判明。政治家という仕事をしていながらパソコンを使わないため、サイバーセキュリティ以前に、一般常識である「USB」すら知らないことが発覚したのです。答弁では「詳しい者に説明させましょうか」と言っており、「オマエが答えないんだったら大臣なんて必要ないだろ!」とツッコまれていました。おじいちゃんなので、USBを「穴に挿して何か使うらしい」という認識でしかなく、USBが何かをまったく理解していなかったのです。この話はAP通信が世界に向けてニュースとして発信してしまったので、日本のサイバーセキュリティ担当大臣がめちゃくちゃアホだということが世界のニュースになりました。アメリカのニューヨーク・タイムスは「コンピューターを使わない人は多い。そして彼らのほとんどは、国のサイバーセキュリティーの担当者でもない。だが、1人いた」と報じ、イギリスのガーディアン紙は「(大臣が)システムエラー」と皮肉られ、AFP通信は「もしハッカーが桜田大臣を狙っても、何も盗めない。ある意味、最強のセキュリティーかもしれない」と報じ、柏市や我孫子市が生んだモンスターは、「世界のSakurada」になったのでした。ちなみに、桜田義孝先生ご本人は「世界で有名になって何よりだ」というアホのスタンスなのですが、これが「世界レベルのアホ」としてデビューを飾っていることに気付いていないのは、もしかしたらパソコンを持っていないからかもしれません。
■ サイバーセキュリティ担当大臣なのに「ハッカー」を知らない
まさかの「USB」を知らなかった桜田義孝先生。パソコンは部下が使うので自分は使わないという理屈で、パソコンのことはよくわからないそうですが、いきなりスマホを取り出し、「スマホは使っている!」とドヤ顔したこともありました。この「スマホ使ってる宣言」には国会がどよめいたのですが、きょうび、小学生でも当たり前のように使っているスマホをドヤされても、「俺は九九ができる!」と言っているようなもので、おそらく桜田義孝先生はスマホを使っていることは使っているけれど、全女子が余裕でクリアするInstagramにBeautyPlusで可愛く加工した写真を載せるという作業はできないと思われ、九九で言うなら7の段で詰まっているようなものです。そんな桜田義孝先生、「USB」を知らなかったぐらいなので、サイバーテロを仕掛けてくる「ハッカー」という存在を知らないことが発覚しました。桜田義孝先生ぐらいのお年頃だと「ハッカー」と言われても想像するのはペパーミント(ハッカ)の粉末だと思うのですが、こんな人がキリッとした顔で自分のことを「判断力は抜群だ」と宣言してしまうのですから、いよいよ世も末だと思います。安倍政権はよくやっていると思っている人も多いかもしれませんが、こんな人がサイバーセキュリティ担当大臣をやっているのが安倍政権なので、民主党政権時代にこれほどのポンコツがいたら3日で辞めさせられていただろうに、いまだに大臣の椅子に座っているというのは、なかなか強烈だと思うのです。
■ 蓮舫議員がトラウマになっちゃう「桜田劇場」が面白い
いまや国会名物になりつつある「桜田義孝vs蓮舫」のやり取り。蓮舫議員の矢のような質問をどのように柔軟に交わすかが問われてしまうわけですが、桜田義孝先生は蓮舫議員を目の前にすると緊張してしまうのか、答弁がチグハグになります。先日は蓮舫さんに「東京五輪開催経費の決定過程を記録した資料は存在するのか」と聞かれて、最初は「記録されていない」と答えたのに、次の瞬間には「ごめんなさい、公表されていない」と訂正し、「どちらが正しいのですか」と質問され、「すみません、公表されている」と答えてしまい、もう何が何だかわからなくなってしまい、最終的に「確認させていただきたい」と言って引き取る形になりました。もはやコミュニケーションを取ることが不可能なレベルに達してきています。
■ 問題発言をしないように官僚の資料を読むことに徹する桜田義孝先生
自分の言葉で喋ろうとすると3秒後にはポンコツが出てしまう桜田義孝先生なので、問題発言をしないようにするためには官僚が作ってくれた資料を読み、自分の言葉では喋らないことに決めたようです。なので、何を質問されても答弁書を読むだけの、ペッパー君より使えないオジサン型のロボットになってしまいました。しかし、安倍晋三総理がフリガナを振ってくれないと「背後」を「せご」と読んだり、「云々」を「でんでん」と読んでしまい、みんなから「背後(せご)どん」と呼ばれたり、「でんでん総理」と呼ばれたりするのと同じで、桜田義孝先生も「若年層」を「わかねんそう」と読んだり、防衛省のことを「国防省」と言ったり、完全にペッパー君より使えません。下手すれば、桜田義孝先生の代わりにペッパー君を置いておいた方がしっかり答弁できるんじゃないかと思いますが、いよいよ答えるのが面倒臭くなってしまったのでしょうか。サイバー技術に通じた人材の活用が求められると、事務方が作った冊子を示し、「アンチョコというか参考書がある。ぜひ読んで」と言い出しました。「それを説明するのがオマエの仕事だろうが!」という話なのですが、平成最後の冬に「アンチョコ」とか言っている奴は、そりゃパソコンも使えないでしょう。
■ 桜田義孝先生が限界を超えて政治献金を受けていた話
オリンピック・パラリンピック担当大臣になったために注目されるようになり、お金がチェックされるようになって、桜田義孝先生が政治資金規正法に違反していたことが発覚しました。昨年5月の政治資金パーティーで、桜田義孝先生が「国家ビジョン研究会」から200万円受け取っていたのです。政治資金規正法によると1回に受け取れる金額の上限は150万円となっているため、桜田義孝先生は差額の50万円を返還し、千葉県選挙管理委員会に訂正を申請したそうです。いよいよお金の面でも詰められるようになった桜田義孝先生ですが、お金と言えば、テレビの政治番組の常連となっている片山さつき先生は、なんと、指摘されるたびに政治資金収支報告書の収支を修正し、とうとう4回目の修正をしました。3回目の修正の時には「さすがにこれ以上はないですね?」と念を押され、「これ以上ない」と答弁していたのですが、全然ありました。昔から「仏の顔も三度まで」とは言ったものですが、四度でも五度でも許してもらおうって言うのですから、仏の有権者たちはいつまで黙っているのでしょうか。さすがに4度目は議員資格の剥奪でいいんじゃないかと思いますが、有権者の皆さんが無関心を極めているため、片山さつき先生の真っ黒な政治資金が何度でも許される始末です。大阪の串カツは二度つけるだけで激ギレされるほど説教されるのに、先日は「たとえ使っていない新品の皿だとしても、一度でも別皿に移したものはソースにつけるな!」とまで言われたのに、片山さつき先生の4度の修正には誰も文句を言わない世の中。ソースには厳しいのに、政治資金にはユルユル。どうなっているんだぜ!
■ 桜田義孝先生も片山さつき先生も、実は金持ちである
第4次安倍内閣で、新たに入閣した13人の保有資産が公開され、家族分を含めた総資産が最も多かったのは、平井卓也科学技術大臣の3億2005万円。2位は東京オリンピック・パラリンピック担当大臣の桜田義孝先生で1億3678万円、3位は地方創生大臣の片山さつき先生で1億1700万円だということがわかりました。総資産が1億円を超えたのは以上の3名。ちなみに、桜田義孝先生も片山さつき先生も、ここには含まれないタイプの株式を保有しており、実際にはもっとたくさんの資産をお持ちだと言われています。桜田義孝先生は千葉県柏市に宅地、田畑、住宅などの多くの不動産を持っており、自宅建設の為の借入金が1億1686万円あるそうです。どれだけの豪邸に住んでいるのでしょうか。もはや普通に国会議員をやっているのでは稼げないような金額の住宅を建てているということになります。
■ 桜田義孝先生の看板は、夜になると無駄に光る
何を隠そう、僕が住んでいるのは桜田義孝先生を生み出した街でお馴染みの千葉県柏市です。桜田義孝先生のポンコツぶりに釣られて、柏レイソルのJ2落ちが決まってしまった街なのですが、さすがはサイバーセキュリティ担当大臣、地元の桜田義孝先生の看板は夜になると光り、無駄にサイバー感を醸し出しています。
「元気出そう、日本!」というキャッチフレーズが痛々しく、「オマエが蓮舫先生の前で元気出せ!」とツッコまずにはいられないのですが、ここ千葉県柏市では、こんな状態になっても桜田義孝先生を信じている市民がたくさんいらっしゃり、献金してしまうような企業が続出している始末です。世の中どうなっているのかが全然わかりません。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
先日開催が決定した大阪万博も1兆円以上のお金がかかるのではないかと言われていますが、東京五輪にかかる費用は2兆円とも3兆円とも言われ、こんなお金があるんだったら消費税を上げる必要が一切ない始末です。誰がこんなアホな計画を前に進めているんだと思ったら、桜田義孝先生がその先頭に立っていました。こんなポンコツのオジサンに政治資金規正法の限度額を軽く上回る200万円の献金をして「先生、よろしくお願いします」と言ってしまう人たちが続出していて、しかも、どうやら東京五輪でしっかりと見返りをいただいているようです。こんなことばかり繰り返されていたら、そりゃ税金も無駄に使われるわ、という話です。「こんなことばかり繰り返していたら国が破綻する」と考えられるような、まともな思考回路の人が議員だったら、きっとこんなことにはなっていません。どうしてこうなっているのかって、そういうことが考えられないアホが政治家をやっているからに決まっています。で、どれくらいアホなのかというのをわかりやすく示してくださっているのが、柏市や我孫子市が生んだ「世界のSakurada」なのです。海外のいろんなメディアに報じられてしまったので、先日、世界遺産に登録された「なまはげ」より「さくらだ」の方が有名じゃないかと思うほどですが、僕が「なまはげ」だったら「泣くジジィはいねが!」と言いながら、USBケーブルを桜田義孝先生の肛門に挿してこようと思います。USBは穴に挿して使うものらしいので。[了]
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