【選挙ウォッチャー】 町田市長選2018・分析レポート。
東京都町田市では、2018年2月25日投開票で市長選と市議選が行われることになり、市長選には3人が立候補し、市議選には定数36に対して44人が立候補しています。いろいろな選挙をウォッチングしてきましたが、久しぶりに見どころが多くて面白い選挙が行われることになり、僕のテンションも上がっています。ただ、市長選に関して言うと、野党側の候補たちが戦える状態にはなく、今回も現職・石阪丈一さんの強さばかりが際立つという結果になってしまいました。
■ 石阪 丈一 70 現 自民・公明推薦
■ 木原 信義 68 新 共産・市民の会推薦
■ 河辺 康太郎 38 新 緩やかな野党連携
4選目を目指す現職に対し、民進党系の若手市議と共産党のオジサンが立候補していますが、野党側が対抗しようと思ったら、立憲民主党の支持を得たいところです。ところが、どちらも正式な推薦をもらうことはなく、推薦をもらっているっぽい演出をしているだけで、これでは勝てる予感がしないのは当然です。選挙戦略も極めて微妙であり、現職の圧勝を許すだけの結果になりました。「野党が弱い」ということも日本の闇であると言えるかもしれません。
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