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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#473)。

 6月20日に東京都知事選が始まってから、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」は、今年4月の衆院選における「つばさの党」と同じように、パブリックエネミーとして扱われるようになり、連日、尊師・立花孝志が発狂しています。

 世間的には、「炎上ビジネスの第一人者」のように思われている立花孝志ですが、実際は、自分の批判をされるのが嫌で嫌で仕方がなく、批判を交わすためなら、いくつも裁判を仕掛けるぐらいに器の小さい男です。
 ちなみに、立花孝志が僕を黙らせるために仕掛けてきた裁判は、全部で18件。そのすべてで敗訴したため、最近は僕が質問をするだけで逃げるようになってしまいました。
 今、ポスター掲示板のショバ代ビジネスで壮大にやらかし、世間から「つばさの党」と同じ種類のウンコとして認識されるようになってしまった立花孝志は、この炎上の矛先を別に向けるべく、とうとう禁断の一線を超えるようになりました。
 世の中の冷たい視線が立花孝志に集中している時に、立花孝志のドル箱コンテンツとなっている「大津綾香叩き」を始めたのです。しかも、24枚のポスターを使って。いよいよ仁徳天皇の前方後円墳ぐらいの巨大なサイズの墓穴を掘り始めたと言っても過言ではありません。


■ 大津綾香を藁人形にする立花孝志の蛮行

千代田区に貼られた大津綾香党首を名誉毀損する24枚のポスター

 実は今、尊師・立花孝志の計算は、大きく狂っています。
 というのも、立花孝志は「尊師」という言葉が本当にピッタリで、まわりに「教団幹部」と言われるイエスマンしかいないので、何をやっても「さすが立花さん!(さすたち!)」としか言わないため、24枚のポスターを貼るショバ代ビジネスについても、そんなことをしたら世間から冷たい視線を浴びまくり、「つばさの党」と同じタイプのウンコとして認識されてしまうとは1ミリも考えず、自分たちの計画を理解できないアホが騒ぐ程度で、多くの人が「天才ですね!」と言って、我も我もとポスターを貼りたい人が殺到するに違いないと踏んでいたのです。
 ところが、選挙が始まってから売れたのは、立花孝志いわく、わずか25枚ほど。このままでは赤字になってしまうかもしれないところに、アホのN国信者から「大津綾香を糾弾するようなポスターだったら貼りたい」と提案され、1ヶ所につき1万円で販売すると発表。ポスターが大量に売れるかもしれない上に、この炎上の矛先を大津綾香党首に向けられるかもしれないと思ったらアドレナリンが止まらず、「今すぐポスターを貼りたい!」となって、深夜にポスターを貼り散らかすことになりました。

まさにポスターを貼っている瞬間の動画をアップする立花孝志(引用元リンク

 ポスター掲示板にスタッカーを打っているのは、渡辺文久とみられます。
 この男は、齊藤健一郎の公設秘書をしている人物で、大津綾香のポスターを貼ると言われ、ノコノコと現場に来て、ご覧のようにスタッカーを打っています。
 しかし、これをやらせているのは立花孝志であり、掲示責任者も立花孝志の名前になっています。カラーコピーをして、さっそく東京ガーデンテラス紀尾井町の前にポスター掲示板に「お尋ね者」のように貼っています。

大津綾香党首の顔写真を勝手に使用し、まるで犯罪者かのようなポスターに仕上げている

 これほど卑劣なポスターがあったでしょうか。
 事情を知らない人は、このポスターを見て、まるで大津綾香という人物がお金を返さなくて誰かを困らせていると考えるかもしれませんが、事情を知れば、このポスターがめちゃくちゃ酷いことが分かります。

 立花孝志率いる「NHKから国民を守る党」には、11億円の借金がありました。この借金は、完全なるポンジ・スキームとなっていて、年利10%や年利5%を約束し、借金を返済するために新たな借金をする「令和のオレンジ共済事件」と言うべき状態で膨らみ続け、最終的に返済不能に陥ることになりました。

 どのような形で借金が増えていったのかは、こちらの本を読んでいただければ分かりますが、最初から返済不能に陥るような計画で、借金をしたのも立花孝志、集めたお金を使ったのも立花孝志、党からお金を借りているのも立花孝志です。
 しかし、膨れ上がった借金の利子(多くは年利5%)しか払わないことにしていたにもかかわらず、いよいよお金が底をつき、クビが回らなくなってしまったため、漠然と巨額の借金がある程度しか事情を知らない大津綾香に代表権とともに押し付け、「大津綾香のせいで破産した!」と発表。N国信者の債権者とグルになって破産申立を行い、今度は大津綾香さんの個人資産から弁済させようと奮闘しているというのが、現在の立花孝志です。

自分たちに向けられた炎上を回避するために、また大津綾香党首を利用している

 まず、このポスターの大きな問題点は、肖像権を侵害していることです。
 当たり前ですが、こんなクソポスターを作るために、大津綾香さんが自分の顔写真を使っていいと許可するはずがありません。実際、大津綾香さんに確認しましたが、「無許可である」と話していました。
 僕も「選挙ウォッチャー」として、候補者の写真を勝手に撮ります。しかし、いくら選挙期間中は肖像権が制約されるとはいえ、お風呂に入っているところを窓から写真を撮っていいわけではありません。写真を撮る、あるいは、写真を載せるということには「目的」が重要です。
 選挙に立候補している人の写真を撮るのは「報道」が目的です。特に、僕は「選挙ウォッチャー」という仕事なので、演説しているところ、手を振っているところ、握手をしているところを撮るのは「報道」です。一方、お風呂に入っているところを窓から撮る目的は「スケベ」です。いくら「お風呂の中で街頭演説の練習をするほど熱心だという様子を伝えたかった」と言い訳をしても、お風呂の中を窓から撮っちまったら、その目的は「スケベ」以外に解釈されません。これを「報道が目的だ」と言うのは、あまりに無理があります。

このポスターを使って「何がしたいのか」が、犯罪性を帯びているかどうかのカギとなる

 改めて、このポスターをご覧ください。
 このポスターは、有権者に向けたメッセージではなく、大津綾香党首に向けられたメッセージです。「お金を返してください」もそうですが、「7月16日の債権者集会に出席してください」のメッセージも、我々一般人は出席できない性質のものなので、明確に大津綾香党首に向けたメッセージとなっています。
 そして、このポスターを立花孝志は「大津綾香の生活圏」に貼ろうと計画しています。大津綾香さんの自宅や事務所のビル周辺に貼り、大津綾香さんが歩くたびに、その周辺の通行人たちに「お金を返さない人」みたいな目でジロジロと見られるようにする。まさに「嫌がらせ」が目的です。

 立花孝志の動機が「大津綾香を不幸にしたいから」であることは、過去に動画で語っています。弁護士から「接近禁止」が通達されているのに、カメラを回し、ハァハァしながら追いかけ回したこともありましたが、これこそまさに「ストーカー」と言ってもいいでしょう。
 立花孝志の計算では、大津綾香さんに代表権を移し、借金を背負わせ、とことん嫌がらせをすることで代表権だけ返してもらい、借金はすべて大津綾香さんに押し付けるつもりでした。ところが、代表権もなく借金だけを押し付けようとしていることを察知した大津綾香さんが「代表権を返さない」と決めたことから、立花孝志は大発狂。これまでありとあらゆる嫌がらせを繰り返しましたが、とうとう「ポスター代ショバ代ビジネス」と合わせ、一線を越えるストーカー行為をかますようになりました。

自分の顔が無許可で使われている大量の誹謗中傷ポスターを見つめる大津綾香さん

 立花孝志がアップした動画を受け、大津綾香さんは自分の顔写真が無許可で使われた誹謗中傷ポスターの現場を確認しに行きました。「みんなでつくる党」は、既に破産管財人によって、債権者にお金を分配するための手続きに入っています。破産の手続きが進められている中で「お金を返してください」と言われても、お金を返したら罪に問われます。法を犯して金を返せと言うのでしょうか。
 こうしたことからしても「お金を返してください」というメッセージそのものが嫌がらせであることは明らかで、しかも、立花孝志は「24枚のポスター掲示板ショバ代ビジネス」の一環として、最初から知事になる目的もなくやっていますので、もはや「政治的な主張」ではないことが明らかになっています。
 立花孝志は「みんなでつくる党は国政政党なので、これはあくまで政治的な主張だ」と言い訳をするかもしれませんが、これは先程の「お風呂の中の盗撮理論」と一緒で、このポスターが「24枚のポスター掲示板ショバ代ビジネス」の一環で、1ヶ所につき「全部コミコミ1万円」という価格で販売されている性質のものであることからしても、日頃から風営法的にアウトになるようなポスターを貼り散らかしているぐらいですから、「東京都知事になるための主張である」とは言えず、大津綾香党首に対する嫌がらせを目的とした誹謗中傷であることは、十分に言えるのではないでしょうか。
 そして、この誹謗中傷に「選挙」が使われていることで、これだけ名誉毀損やストーカー行為が目の前で起こっていても、我々には手も足も出せなくなっていることがポイントになります。例えば、これが電柱に貼ってある紙であれば、「こんなくだらない紙はすべて剥がしてやろう」ということになりますが、東京都知事選のポスター掲示板に貼られているので、剥がしてしまうと我々が罪に問われてしまい、しかも、公選法違反の罪は意外と重いです。なので、こんな卑劣なやり方はおかしいのですが、我々が剥がすようなことをやってはいけないのです。
 しかし、こうした「法律によって保護されている」という性質を使い、事情を知らない人たちから、まるで指名手配犯のようにジロジロと見られながら、ご近所さんからヒソヒソと噂をされるような環境が2週間近くも続いてしまう。これは地獄です。

大津綾香党首が困ることこそ、「N国信者」にとって最大の喜びとなっている

 今、パレスチナでは、たくさんの一般市民が殺されています。
 世界中の人々が現地から送られてくる悲劇的な動画を見て涙を流す中、攻撃しているイスラエルの多くの国民は、まったく同じ動画を見て「喜んでいる」という現実があります。人々が殺される様子を見て「いいぞ、もっとやれ!」と大喜びなのです。
 このポスターの問題も同様で、これだけ選挙を荒らし、民主主義を冒涜するような行為を繰り返していても、N国信者たちは「さすたち!(さすが立花さん!)」と喜んでいます。攻撃する側にとっては、これこそが喜びであり、現実的な嫌がらせであると同時に、ネットリンチでもあるのです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

犬を抱きながら、面白いことをやっているかのようなイメージを振りまく尊師・立花孝志

 立花孝志やN国信者になるような「極限のアホ」には永久に理解できないと思いますが、政治家を「選挙」で選ぶという『民主主義』は、世界中でたくさんの先人たちが血を流し、命を犠牲にしながら勝ち取ってきた、非常に尊いものです。
 歴史の教科書にも書いてありますが、戦前の日本は、金持ちだけしか政治に参加できず、女性が政治に参加することもできませんでした。一部の人にしか選挙権がなく、やがて日本は戦争に舵を切ることになり、ますますたくさんの命が奪われ、たくさんの犠牲と引き換えに、現在の「選挙」で政治家を選ぶ「民主主義」を手にすることができました。
 ところが、「極限のアホ」がSNSを駆使して、下手に発信力を持つようになってしまったせいで、民主主義の尊さをまるで理解せず、選挙を使ってビジネスを始めるようになってしまい、これを同じ周波数のアホどもが絶賛するようになりました。そして、こうした事情を知らない人たちが、よくわからないけど、「立花孝志のやっていることは新しいのではないか」と考えてしまい、下手にすべてを否定するべきではないとバイアスをかけ、クソをクソと認識できなくなる現象が起こっているのです。

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