【選挙ウォッチャー】 大宜味村長選2022・分析レポート。
9月6日告示、9月11日投票で、沖縄県の大宜味村長選が行われ、現職と新人2人による熱戦が繰り広げられました。この選挙もまた、じっくりと取材ができたら面白かったに違いありませんが、台風11号と台風12号の間の5日間しか取材する時間がなかったため、写真を撮っただけで終わってしまいました。
本当は、大宜味村にこそ昔の沖縄を知ることのできる遺産がたくさん残っているので、選挙期間以外にも時間を取って取材をするぐらいがちょうどいいのですが、今回はクラウドファンディングの募集時期にも失敗してしまったので、それもできませんでした。
ネット上に選挙公報もないので、情報を取ることに非常に苦労していますが、こんな時こそ、日頃のニッポンの問題を知り、考えるチャンスです。これからも選挙ボードの写真しか撮れない選挙というのが、たびたび発生すると思いますが、そんな時こそ、普段はなかなかお伝えすることのできない社会問題に切り込んでまいりたいと思います。
■ 戦争を心配するなら自衛隊のケアが最優先
沖縄の基地問題は、日本だけではどうにもならず、ほぼアメリカ様の一存ですべてが決まります。米軍様に「出て行ってくれ!」と言っても出て行ってくれない代わりに、「このまま日本にいてくれ!」と言っても出て行く時には出て行きます。
それでも沖縄は日本の領土ですから、「出て行ってくれ」も「このまま居てくれ」も、その気持ちをアメリカ様に伝えることは大切であり、交渉をしないという選択肢はありませんが、もしも台湾有事などを見据えるのであれば、同時進行でやらなければならないのは「自衛隊を整えること」です。
しかし、ここで主張する「自衛隊を整えること」というのは、沖縄のいろいろな島に自衛隊を配備することではありません。自衛隊が自衛隊として仕事をするために最低限必要な「職場環境」を整えることが最優先の課題であると考えます。
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