【選挙ウォッチャー】 岩手県知事選２０２３・分析レポート。

　８月１７日告示、９月３日投票で、岩手県知事選が行われました。
　この選挙は、自民党の勢いを知る上で、非常に重要な選挙だったため、全国的に注目されており、自民党が今年の秋に解散総選挙に踏み切るかどうかが決まる試金石の選挙でもありました。
　立候補したのは、今年で５期目を目指す達増拓也さんと、自民党の県議で元岩手めんこいテレビのアナウンサーだった千葉絢子さんです。自民党としては、今、考えられる最強のタマを持ってきたことになり、ここで達増拓也さんの首を取ることで、岩手県のリベラル勢力を駆逐しようと考えていました。

達増 拓也　５９　現　立憲・共産・社民・れいわ・泉房穂などが応援
千葉 絢子　４５　新　自民・公明（支持）

　野党統一候補となっている達増拓也さんと、自民・公明が全力で押し出す千葉絢子さんの一騎打ち。この選挙の直前には盛岡市議選があり、同姓同名の「千葉順子」さんが圧倒的なトップ当選を果たすなど、かねてから自民党には「今度こそイケるのではないか」という空気が漂っていました。
　ところが、まさかの大ブレーキとなってしまったのが、「自民党女性局エッフェル塔事件」と「千葉絢子さんの性格の悪さ」です。
　僕は放送作家時代、いろいろな女子アナと仕事をしてきましたが、女子アナで性格の悪い人を見たことがありません。ちょっと強気な性格な人は少しいるけれど、こんなにストレートに性格の悪い人を見たことがないので、女子アナを辞めてずいぶん経つでしょうし、県議になって、ずいぶん変わってしまったのかもしれません。

■ 岩手県知事選・選挙ボード解説動画