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【選挙ウォッチャー】 岐阜県議選2023・多治見市選挙区レポート。

 3月31日告示、4月9日投票で、岐阜県議選が行われました。
 この多治見市選挙区は、定数2に対して3人が立候補したのですが、全国的に注目される選挙区となりました。というのも、ここには立憲民主党を裏切り、自民党入りをした今井瑠々さんが立候補してくるからです。
 かつて立憲民主党のエース格として期待されていた今井瑠々さんが、いきなり自民党入りを表明した時には日本中が驚き、「立憲民主党、終わってやんの、ざまぁ!」という空気に包まれたものでしたが、果たして、自民党に移籍したところで勝てるのかどうかは、かなり怪しいものでした。
 だから、選挙ウォッチャーとしても、この多治見市選挙区だけは取材しておきたかったのです。選挙の舞台裏はどうなっていたのか。リアルな地べたのレポートをお届けします。

友江 惇  36 新 自民党(公明推薦)
今井 瑠々 27 新 無所属(自民推薦)
判治 康信 47 新 無所属(国民民主党系)

 実はこの選挙、4月23日に行われる多治見市長選もカラみ合い、非常に深みのある選挙となっています。ただ「裏切り者の今井瑠々先生がどうなっちゃうのか」という話だけでなく、もう少し大きな話であると同時に、将来的には「岐阜5区」がどうなるのかという話でもあります。
 ひっくり返されてもおかしくなかった今井瑠々さんが抜け、開いてしまった穴を野党が埋められるのか。このあたりの構図も面白く、この岐阜県議選は通過点でしかありません。今井瑠々さんの存在が自民党にプラスの影響をもたらしそうなのかどうかも気になるところです。


■ 岐阜県議選・選挙ボード紹介


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