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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#363)。

 11月13日告示、11月20日投票で、千葉県の松戸市議選が行われておりますが、ここには「NHK党」が候補者を擁立しています。
 10月16日に行われた川西市議選では、「徳島県教組襲撃事件」を起こしたこともあるヘイトスピーカーとして知られる中曽千鶴子が2期目を目指して立候補してきましたが、おかげさまで無事、落選しました。しかし、10月23日に行われた草加市議選では、「無所属」と言いながら、実際にはN国党員と言っても過言ではない河合悠祐が当選。10月30日には匝瑳市議選に立候補したNHK党公認の近藤魁人が当選しています。
 今年7月の参院選で当選した「ガーシー」こと東谷義和が、一度も国会に出席しないまま、議員報酬を満額もらい、ドバイで豪華な暮らしをしていることは皆さんもご存知だと思います。こんなに分かりやすい税金の無駄遣いはありゃしないのに、それでも「街角でNHK党の人が頑張っていた」という理由で投票してしまうのです。
 しかし、その話をするなら、統一教会の信者の方々ほど選挙に熱心に取り組んでくれる人はいません。一般の目には、誰が統一教会の信者なのかは分かりませんが、これまで自民党の議員が当選するように、熱心に選挙を手伝ってきたのが統一教会です。つまり、選挙を一生懸命頑張っているように見えても、その中身が「カルト」であることは、よくあります。だからこそ有権者には確かな目が必要です。

 僕は「NHK党」の研究を4年以上続けてまいりました。
 尊師・立花孝志は、「NHKの集金人を辞めさせたのは俺だ」と豪語していますが、実際には、コロナ禍で戸別訪問をして集金するのが難しくなってしまっただけで、NHK党のおかげではありません。言ってしまえば、「冬がだんだん温かくなっているのは、ここで石油ストーブをガンガンに焚いている俺のおかげだ!」と言うようなもので、「確かに、不必要に石油ストーブをガンガンに焚いたら地球温暖化の原因にはなるんだけど、オマエが一人で石油ストーブを焚いたところで、地球レベルではほとんど影響がない」という話です。
 きょうび、宅配便ですら「置き配」が主流になりつつある中で、コロナ禍に不必要な接触を避けたいと思うのは、お金を払う側もそうですが、お金を受け取る側も同じであり、時代に合わせて集金システムを変えるのは当然のことです。本当は、尊師・立花孝志の影響はほとんどないのに、全国のアホの子たちが「立花さんのおかげ!」と言いながら、鼻を垂らしています。 


■ 個人情報ダダ漏れの不払い代行サービス

松戸市議選に立候補する中村典子はCM動画を作成している(引用元リンク

 NHK党は、今、YouTubeに広告を流しています。
 これも公選法上はグレーで、警察も検察もやる気がないので、実質的にはお目こぼしをされている状態です。しかし、僕が皆さんに訴えたいのは、この動画が公選法違反かどうかではありません。
 実は、この広告動画でも紹介されている「請求書受取代行サービス」なるものが、非常に悪質な契約になっているということを、NHK党に騙されて脳味噌をアハつかせてしまうアホの子たちが全然知らないことです。

NHK党が展開する「請求書代行サービス」には要注意(引用元リンク

 まず、この「請求書受取代行サービス」とは、NHKから来た請求書をNHK党の顧問司法書士・加陽麻里布が経営する「永田町司法書士事務所」に丸投げすることで、代わりに不払いをしてくれて、いざ不払いで訴えられた時には、NHK党が裁判費用や受信料をすべて支払ってくれるというものです。尊師・立花孝志の説明では、「だから、安心して不払いできるので、ぜひともご利用ください」ということです。
 ここで全国のアホの子たちは、「やったー、NHKをタダで見れる!」と大喜びをして、いざとなった時にはNHK党が払ってくれるんだし、こちとら1円もかけずにNHKが見放題だと考え、すぐさま利用しようと連絡してしまうのですが、これぐらいチョロいアホの子たちは「利用規約」というものを読みません。そんなに慎重に生きていたら、きょうびN国信者なんぞになっていないので、何も考えないし、何も調べないアホの子たちが、こうしたCMを見て、こぞって連絡をしているのです。

身分証明書の写しと連絡先を「NHK党」に握られることになる(引用元リンク)

 このサービスの最大の目的は、「個人情報の収集」です。
 サービスを利用するためには、もちろん、住所や氏名などの個人情報を入力しなければなりませんし、身分証明書の写しまで提供しなければなりませんが、NHK党の個人情報がどのように扱われているかと言うと・・・。

顔と住基カードには筆者でモザイクをかけた(東谷義和のInstagramより)

 この写真は、「ガーシー」こと東谷義和がInstagramにアップしていたものですが、顔や住基カードには、こちらでモザイクをかけました。実物はマイナンバーも含め、すべて流出している状態です。
 また、尊師・立花孝志自身も、先日、東京高裁で「懲役2年6カ月・執行猶予4年」という判決が下されていますが、罪に問われた「不正競争防止法違反」は、NHKの集金人から取得した個人情報をネット上に流出させたことが問題となっています。
 つまり、ユルユルのガバガバです。肛門で例えるなら、常にニュルニュルとウンコが出ちゃている状態です。これくらい個人情報の扱いがユルユルのガバガバになっている政党に、免許証のコピーなどを預けることになるわけですが、ぜひ皆さんに見てほしいところは「利用規約」です。

7.個人情報の取扱いについて
 このサービスを利用するに際して、お客様から提供いただいた個人情報については、個人の情報の保護に関する法律その他関連法規に従い、弊所で厳重に管理します。お客様から頂きました個人情報については、①本サービスの提供②永田町司法書士事務所及びその関連法人が実施する司法書士業務これに関連するリーガルサービスの提供のご案内③NHKの集金活動の実態に関する調査並びにそれらの目的に関連するNHK党及びその関連団体に所属ないし推薦する各級選挙の立候補予定者の政治活動(選挙運動を含む。)のために利用するものとします。
 上記の業務目的達成のために、お客様から頂きました個人情報について弊所が委託する業者並びに弊所で委嘱する外部の弁護士、認定司法書士ならびにNHK党ならびに同党と友党関係にある政治団体、同党及び同党の友党関係にある政治団体に所属ないし推薦する各級選挙の立候補予定者への個人情報の提供をすることに同意して頂きます。
 弊所における個人情報管理責任者は、代表司法書士・加陽麻里布(東京都千代田区永田町1-11-28)となります。

引用元:請求書代理受領サービスのホームページより(引用元リンク

 この利用規約には、はっきり「NHK党ならびに同党と友党関係にある政治団体、同党及び同党の友党関係にある政治団体に所属ないし推薦する各級選挙の立候補予定者への個人情報の提供をすることに同意して頂きます」と書いてあります。
 ものすごく明確に「立候補予定者に個人情報を提供する」と書いてありますので、このサービスが個人情報を収集し、選挙に利用するためのものであることは明らかです。本来は「利用者と司法書士」の間で結ばれる契約であるにもかかわらず、その個人情報がNHK党に渡され、さらにはNHK党とつながりのある「友党」のためにも利用されるとありますので、どこまでも個人情報の管理がユルユルのガバガバです。
 そして、このサービスは「尊師・立花孝志や加陽麻里布が嫌になった時には、いつでもやめられるようになっている」ということもポイントです。やめたくなったらやめられるということは、最初から書いておかないと文句を言われるので、サービスの中止については、以下のようになっています。

11 サービスの提供中止について
 以下の事情が生じた場合において、弊所は予告なく本サービスの提供を全部又は一部について中止させていただく場合があります。これによってお客様が被った損害について弊所は一切その責めに応じません。ただし、弊所の都合で本サービスとの提供を全部又は一部を中止する場合は、可能な限りお客様に本サービスの提供を継続することのできる弁護士、認定司法書士の紹介に努めるものとします。
① 天災事変により、弊所において本サービスの提供が困難になった場合
② 政党助成法の法改正により交付団体の要件変更、今後の選挙結果、所属国会議員の離党、除名、辞職、失職、死亡等によりNHK党が政党交付金の交付を受けられなくなった場合
③ 弊所に所属する司法書士の法律上、健康上の理由で本サービスの提供の継続が困難になった場合
④ その他弊所がNHK党と協議して本サービスの提供を中止するに至った場合

 ①や②は分かるとして、③と④は「やめたい時にやめる」という契約になっています。「法人として引き継ぐ」という発想はなく、どうやら加陽麻里布が病気になったら終わりだし、病気にならなくても、尊師・立花孝志に相談して「やる気がなくなった」「よっしゃ、やめよう」でもサービスは打ち切ることができます。
 つまり、この司法書士としてもリスクのあるサービスが、万が一、ヤバいことになりそうになった時には、すぐさま中止をして、「やっぱりNHKの受信料は自己責任で!」と言えるように設計されており、ある時、いきなり自分が巨額の受信料や裁判費用を払わなければならなくなるかもしれないというのが、このサービスの本当の姿です。個人情報を選挙に使われ、アホみたいに1票投じて、仕事をせずに税金でウマウマするだけの議員を議会に送り込み、まとめて支払わなければならない受信料の風船をどんどん大きくするだけです。
 普通、こんな「利用規約」を見せられた瞬間に「こいつはアカン!」と見限るものですが、いつの時代もマルチ商法をはじめ、悪徳商法に騙されるマヌケはたくさんいるので、まんまと利用されて、まんまと1票入れて、社会に害悪をもたらしてしまうのです。その結果、どうなったかと言うと。

ガーシーこと東谷義和を祝うために集まったとされる人たち(東谷義和のInstagramより)
よくわからんPVなるものを撮影していると報告する東谷義和(東谷義和のInstagramより)

 一度も国会に出席することなく、満額の議員報酬を受け取り、さらに、尊師・立花孝志から「議席を獲得した成功報酬」として3億円を受け取るそうです。その成功報酬もまた「政党交付金」なので、税金です。
 頭の弱い子たちは全然気づきませんが、NHKの受信料で困っている人たちを助けるために使っているという金額は、せいぜい月額200万円程度です。年間にして2400万円。それより圧倒的に多くの金額が、まったく仕事をしない「ガーシー」こと東谷義和に流れている現実。この時点で「何かがおかしいな」と思ってもらわないと困るのです。
 これまでずっと指摘していることですが、NHK党は「反社会的カルト集団」です。統一教会の場合は、自民党と癒着していることが問題になっていますが、NHK党の場合は「政党そのものがカルト」という忌々しき問題なので、こんな政党に投票してはいけないということを皆さんに訴えております。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 11月20日投票の松戸市議選には、たくさんの候補者が立候補しております。他にもかなり怪しい政治団体や、かなり怪しい候補者がたくさん立候補していますが、とにかく僕は「NHK党だけは落選で!」ということを訴えています。
 松戸市で暮らしている皆さんが、一人でも「ちゃんとした候補者に投票しよう」と心がけるだけで、自動的に「NHK党」は選択肢から外れるのではないかと思います。僕は特定の候補者や、特定の政党に投票するように呼び掛けているのではなく、とにかく「NHK党に投票してはいけない」ということだけを純粋に呼び掛けておりますので、ぜひ町のためにちゃんと働いてくれる「税金の無駄にならない候補者」を選択していただければ幸いです。
 中村典子を落選させることが、日本のカルトを増長させないための第一歩であると考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

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