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【選挙ウォッチャー】 三宅町長選2020・分析レポート。

7月7日告示、12日投開票というスケジュールで、奈良県三宅町の町長選が行われました。本当は和歌山県の太地町や北山村でも首長選が行われる予定となっており、そちらにも足を延ばして取材する予定だったのですが、太地町と北山村は無投票当選となったため、千曲市議選を少しだけ見て、奈良県まで一気に駆け抜けることになりました。もともとは鹿児島県知事選を取材するにあたり、新型コロナウイルスの感染防止のために車で移動することになり、どうせ車で行くなら途中の選挙も見ておこうということで、このたび三宅町長選を取材することになりました。ほんの少ししか見ることができませんでしたが、選挙を見られてよかったと思います。

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森田 浩司 36 現 町長
志野 孝光 54 元 会社員
志野 尚司 61 新 会社員

現職は、今年2期目に挑む36歳の町長です。30代の首長は全国的にも珍しく、若い世代で政治家になりたい人たちにも参考になる選挙ではないかと思います。小さな町だということもあり、いざとなった時に議会をテレワークでできるように進めるなど、若い町長だからこその政策も見られます。鹿児島県知事選を見ると言い出さなければ、まず出会うことのなかった選挙だと思いますが、若くして頑張っている町長に出会うことができたので、これはこれで見られて良かったと思います。けっこう平和な選挙です。


■ 奈良県では「N国」がネタにされている

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奈良県では、NHKから国民を守る党がすっかりネタにされていることがわかりました。森田浩司さんの選挙事務所を訪れ、選対スタッフに話を伺うことになったのですが、その人は奈良県桜井市の市議で、名刺を渡す時に「N国が出た桜井市で議員をしています」と挨拶されたのです。僕が先に名刺を渡したので、てっきり僕のことを知っていて、そんなふうに自己紹介してきたのかと思ったのですが、全然違いました。僕のことは知らなかったのですが、桜井市をイメージしてもらう時にわかりやすいように「N国が出た」と紹介していたのです。平和な奈良県では「N国が出た」というのは、かなりのビッグニュースだったのでしょう。そうやって紹介すれば、「あの桜井市ですか!」となるのです。桜井市は相撲の発祥の地で、三輪そうめんで有名な場所なのに、最近の主なトピックスが「N国が出た」なのですから、悲しいものがあります。もはや立花孝志は珍獣みたいなものです。


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