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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#280)。
ニュースなどで報じられている通り、立花孝志が新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになった。しかも、10日ほど前から咳や発熱などの症状があり、時として38.9℃の熱が出ていたというのに、参議院会館をウロウロして記者会見を開いていたばかりか、6月5日のイベントではノーマスクで参加していたのだから、こんなに酷い話はない。もはや「バイオテロ」と呼ばれても仕方がないレベルだ。
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6月5日のイベントでは、立花孝志が平場に集まったN国信者たちと触れ合い、会話をしたり、ツーショット写真に応じている様子が確認できる。また、その前日の6月4日には黒川敦彦や中星一番(東京都議選・葛飾区選挙区の「つばさの党」立候補予定者)らが記者会見に出席していて、同じ空間の近い距離で15分以上同席している。
今回、緊急でnoteの記事を書いているのは、このイベントに参加していた人物が、しばらく自粛をするわけでもなく、何事もなかったかのように駅前で政治活動を続けているので、皆さんには注意していただきたいということだ。
■「コロナは風邪」と発信し続ける立花孝志
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立花孝志は今、コロナ感染が確定してから毎日YouTubeを撮影し、「実際に感染してみても、コロナはただの風邪だ」と主張し続けている。10日以上も38度の熱が出続け、いまだ咳が良くなる様子もないのに、どこが「ただの風邪」なんだという話だが、本人いわく、「インフルエンザに比べれば大したことがない」といい、食欲のあるところを見せつけるべく、普段通りに宅配ピザを食べる様子をアップしている。
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立花孝志は「コロナに感染すると差別されると聞くので、自分がこれからどんな差別を受けるのかを体感したい」と意気込むが、現在、立花孝志が晒されているのは「差別」ではなく「批判」である。10日も前から発熱や咳などの症状がありながら、新宿のド真ん中でノーマスクの街宣をして、いろんな人と触れ合っていたのだから、そんなことをして批判されないはずがない。この期に及んで、咳き込みながら「コロナはただの風邪」と主張しているのだから、ますます批判に晒されることだろう。
■ 濃厚接触者となった黒川敦彦という極限のアホ
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かねてから「バカはバカ同士、同じ周波数で共鳴する」とは言ったものだが、立花孝志のもとに集まる人間は、宇都宮市議の遠藤信一、柏市議の大橋昌信のような「亜塩素酸ナトリウム水溶液(ハイター)を飲めば、血液中のコロナウイルスを除去できる」と言って動画をアップするぐらいの「致死レベルのバカ」ばっかりなので、黒川敦彦も御多分に洩れずのバカである。
まず、どこの「科学者チーム」なんだか知らないが、黒川敦彦と同じ周波数のバカが「PCR検査陽性=感染ではない」という「国民主権党」と同じことを言い出し、濃厚接触者となりながら、黒川敦彦はPCR検査を受けないそうである。「PCR検査の感度があまりに高すぎる」というのが黒川敦彦の主張だが、そんなに言うなら、感度の低い抗原検査でも受けてきたらどうだろうか。何でもかんでもPCR検査と言う国やメディアのやり方がおかしいと批判しているが、そうやって検査をしないから、立花孝志のようなバカがノーマスクで街宣をして濃厚接触者を生み出すのである。
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今となっては立花孝志の盟友である黒川敦彦は、「科学者チーム」とのやり取りを通じて知り得た情報を長文のメールにして送ったのだという。「PCR検査陽性と感染は違う」と言ってしまう程度の「科学者チーム」とやらに、どんな説得力があるのか知らないが、黒川敦彦は「政府が初期治療を何もしていないことに驚いている」と発言。なんと、黒川敦彦様から、とてもありがたい初期治療の方法が発表されたのである。
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ちなみに、これらの情報は、黒川敦彦が一緒に研究をしている「科学者チーム」が有効だと情報提供してくれたもので、エビデンスについては後日発表されるのだという。今からエビデンスが楽しみで仕方がない!
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まず、黒川敦彦が提唱する初期治療の第1弾は、「ワサビマスク」だ。
マスクの内側にコーヒーフィルターを2枚ほど仕込み、そこにチューブのワサビなら第二関節分ぐらいを塗って着用するという。この調子だと、だいぶ鼻や口にワサビがつきそうだが、黒川敦彦いわく「我慢して下さい」ということだ。なんでもワサビには殺菌効果があるので、鼻や喉を消毒してくれるといい、何度も「これはギャグではない」と強調している。いや、ギャグであってくれ! そんなにワサビが効くんなら、立花孝志も黒川敦彦もワサビチューブを思いっきり鼻に詰めたらよろしいがな!
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ちなみに、黒川敦彦はこの「ワサビマスク」とやらを実践していて、今日も「ワサビマスク」を着けているそうだ。もちろん、良い子のみんなは絶対にマネをしてはいけない。「ワサビは芸人の仕事」だからだ。
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続いて、黒川敦彦共同研究科学者チームがお届けするのは、「加湿器にお茶を入れて吸う」である。なんと、黒川敦彦の独自情報によれば、この方法で某自民党大物政治家がコロナを治したのだという。ワサビや緑茶ごときで新型コロナウイルスが治るんだったら、世界中でこんなに大変なことになってないわ!
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そして、これは一番やってはいけないヤツである。黒川敦彦は「製薬ベンチャーで働いていた」と自称しているが、そんな奴がいくら市販の風邪薬とはいえ、決められた用量や用法を守らず、「たくさん飲め」と言ってしまうのは非常に危険である。YouTubeをBANされたくないから独自のサーバーで情報を発信すると言っている人間が、よくYouTubeでこんなデタラメを発信できたものだ。
黒川敦彦は「これは私が言っている話ではないんです」などとエクスキューズをつけているが、「オマエが紹介している話だろ、クソが!」という話でしかなく、この記事を読んでいる皆さんにおかれては、くれぐれも黒川敦彦の言っていることを鵜呑みにせず、私の言っていることも信用できないというのであれば、まずは医師や薬剤師に「葛根湯を5倍飲んでもいいか」と聞いてみていただきたい。黒川敦彦は責任を逃れるために「これは自己責任です」とか「みんなも調べてみてください」などと言っているが、黒川敦彦の話を聞いて「なるほどガッテン」しちゃう奴なんて、リテラシーが低いバカしかいないんだから、勝手に調べて自己責任でたくさん飲んでしまう可能性がある。
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黒川敦彦は「どんな薬も大量に飲めば効く」と主張するが、くれぐれもこんなデタラメは信じないでいただきたい。これも気になるなら、医師や薬剤師に「早く治したいんで、薬を一気にいっぱい飲んでもいいですか?」と聞いてみていただきたい。どんな薬も用量・用法を守って飲むべきであり、それが薬の効果を発揮するための絶対条件である。安全性が高いとか低いとかの次元ではなく、用量・用法は正しく守って飲め! ここまで来ると、ペテン野郎にも程がある。黒川敦彦と立花孝志が意気投合する理由が、これでハッキリと分かるのではないだろうか。
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極めつけは、「メカニズムは知らんが、パイナップルがコロナに効く」というトンデモ理論だ。しかも、パイナップルを1日1個食べるという。黒川敦彦がパイナップルをどれだけ食ったことがあるのかは知らないが、もし本当にパイナップルを1個食べようと思うと、舌が痺れてしんどいのではないだろうか。ワサビを塗るとか、パイナップルを1個食うとか、そんな話を長文でコロナで弱っている立花孝志に送りつけたのかと思うと、つくづくバカというのは残酷な生き物だと思わされる。
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最後のオチは「梅干しを1日5個食べる」である。摂取する塩分量を無視して、「水を大量に飲めば薄まる」と考えているバカが何を言っているんだか知らないが、ワサビを鼻に塗ったり、お茶を噴霧したり、パイナップルを1個丸ごと食べたり、梅干しを5個食べたり、「辛い」と「すっぱい」を限界まで繰り返し、たまに「舌がビリビリする」を挟んだりしながら、空気からカテキンを摂取するというのだから、とんでもないカルト芸である。そして何より驚くのは、これを笑いもせずに真顔で話していることである。
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黒川敦彦が言っていることは、だいたい「おばあちゃんの知恵袋」みたいな話だが、「梅干しを食べる」とか「ワサビをつける」とか、そんなことで新型コロナウイルスを治療できるんだったら、今頃、こんなに大変なことにはなっていないのである。例えば、ヨガやジョギングは健康に良いが、ヨガやジョギングをすれば新型コロナウイルスに感染しないわけでも、治るわけでもない。仰々しく「共同研究している科学者チーム」の話として紹介しているが、しょせんは「友達のバカが言っていること」に過ぎない。同じ周波数のバカが共鳴し合って、「コロナに効くかも!」と言っているだけだ。
これだけはわかってほしいのだが、我々は東洋医学をバカにしているわけではない。黒川敦彦に対して「バカ」だと言っているだけである。黒川敦彦は「製薬会社が儲からなくなるから語られない」と言っているが、それは全然違う。「ワサビを鼻に塗ればコロナが治る」なんてことは、バカすぎて誰も言わないだけである。
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誰かの圧力でもなければ、プロパガンダでもない。「鼻にワサビを塗ったらコロナが治る」とか「加湿器にお茶を入れたらコロナが治る」とか「パイナップルや梅干しを食べればコロナが治る」とか、こういうことを「初期治療」と称してYouTubeで発信するぐらいのバカが、世の中に黒川敦彦ぐらいしかいないだけの話である。
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ということで、黒川敦彦は「N国信者」をターゲットに、自分たちを支持してくれる人を囲い込む「独自サーバーSNS」なるものを用意。今日言えなかった極秘情報を、ここで特別に教えるという話をしている。しかし、今日教えてくれた話がコレである。それ以上の話を黒川敦彦から聞く必要があるだろうか。尊師がコロナに倒れている間に、やりたい放題である。
■ イベントに参加していた者には注意が必要である
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6月25日から東京都議選が告示されるということで、旧N国党や「つばさの党」から立候補する者たちは、その後も駅頭に立って政治活動を続けている。参議院議員の浜田聡は自主的に活動の自粛を宣言し、立川市議の久保田学は民間の検査会社で抗原検査を受け、「陽性」という判定を受けてしまったために自粛をしているが、副党首の大橋昌信のように「自分は濃厚接触者ではない」と言いながら通常通りの活動を続ける者も少なくない。選挙が近い片岡将志や中星一番あたりは、駅頭で変わらずに活動を続けるのではないかとみられている。もはや症状がありながらもマスクなしで街頭演説をしてしまうレベルのバカと、「メカニズムは知らないが、パイナップルがコロナに効く」と言ってしまうレベルのバカと、それを信奉している同じ周波数のバカどもは、これからも社会に迷惑をかけ続けるのだ。
だから、まずは我々が気を付ける以外に方法がない。クラスターが発生している可能性があるにもかかわらず、年間1億6000万円の政党助成金をもらいながら、一斉検査すらしない「NHKから国民を守る党」や「つばさの党」には、とにかく近づかないことである。とにかく近づかないことでしか、私たちの身を守ることはできない。ぜひ多くの方に情報を共有していただきたい。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
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尊師・立花孝志いわく、すべては「計算して炎上している」という。
そうすると、こうして症状を自覚しながら、時として38.9℃の熱が出ていながらノーマスクで街宣しているのも「計算」ということになる。こうして批判を浴びることも「計算」だというのだ。しかし、もし本当にそうだとすると、これほどタチの悪い話はない。ただの「バイオテロ」である。
立花孝志は今、あれだけ「10日前から具合が悪かった」と言ってしまった後で、新型コロナウイルスに感染した日を、このイベントの日にしようとしている。6月9日にアップした動画では「コロナ5日目」などと書いているが、実際は感染してから10日以上経っているはずだ。こうやって歴史を修正してしまうと、「濃厚接触者はいない」ということになり、知らないところでクラスターが発生する。こんなところでも立花孝志の「嘘」が悪い影響をもたらしているのだ。とにかく関係者は全員PCR検査をするべきだ。
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