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【選挙ウォッチャー】 西宮市長選2018・分析レポート。

僕たちは今、「NHKから国民を守る党」の朝霞市議・大橋昌信さんの醜い暴言の数々に直面していますが、今期限りの引退を発表した西宮市の現職・今村岳司さんも、醜い暴言に溢れたクソ市長でした。よくこんな酷い人間を市長にしてしまったと思いますが、西宮市はあの号泣議員でお馴染みの野々村竜太郎さんを生み出した街。二度あることは三度あると申しますが、そろそろ過去の恥さらしを反省し、ちゃんとした人を市長や市議に据えたいところ。現職の今村岳司さんの数々の問題行動とともに、西宮市長選を追いかけます。

本井 敏雄  67 新 元西宮副市長
石井 登志郎 46 新 重鎮議員の息子
中川 暢三  62 新 毎度選挙オジサン
吉岡 政和  43 新 自民・公明推薦
上田 幸子  70 新 共産推薦
村上 博   57 新 ドクター村上

西宮市に来たのは「NHKから国民を守る党」の候補者を取材するためだったのですが、めちゃくちゃ面白い選挙になりましたので、この市長選は伝えておかなければなりません。個性豊かなメンバーが揃い、下馬評を覆す戦いになった西宮市長選。果たして、新しい市長はクソ市長が作った負の遺産を整理することができるのでしょうか。


■ クズ野郎がトップになることはある

最近、頭の悪いネトウヨが「自分たちが選挙で選んだのだから、それに従うのは当然だ」という理屈を述べます。しかし、選挙期間中の主張を信じて託してみたものの、実際に政治家をやらせてみたらポンコツだったということは、そう珍しいことではないのかもしれません。市民が投票によって直接的に選ぶ市長ですら、やって見るまでポンコツかどうかが分からないのですから、ただの与党の代表であるだけの「総理大臣」なんて、もっと実力が未知数なのです。安倍首相に至っては「第一次安倍政権」がポンコツすぎて、あまりに批判が殺到したために体調不良を理由に退陣した人物です。民主党の野田政権があまりにクソすぎたので、安倍晋三総理にもう一度頑張ってもらいたいという期待は大きかったと思いますが、あまりに日本の経済や生活が壊されまくって、あまりに国家を私物化している様子を見せつけられているのに、ろくすっぽ監視らしい監視もせず、間違っていることに間違っていると言わないなんて、そんなことで国が良くなるはずがありません。クズ野郎がトップになることはある。それを西宮市長選から学んでいくことにしましょう。


■ 今村岳司市長の悪行の数々

今期限りの引退を表明した今村岳司さんは、何から何まで最悪の市長だったと言わずにはいられません。僕が今村岳司市長のクソさ加減に気づいたのは、読売新聞の記者に「殺すぞ」と言った事件でした。今年1月の仕事始め式で、任期満了の5月をもって退任する意向を表明した直後、取材で駆け寄った読売新聞の記者に「殺すぞ」と言い放ったのです。その後、あの読売新聞の記者の取材がしつこかったからカッとなったと釈明していましたが、日頃から暴言を吐いているタイプの市長で、これを機に今までの悪行が一気に知られることになったのです。
2015年1月には「偏向報道を改めないメディアの取材を拒否する」と宣言。このご時世に「偏向報道」とか言っているのはネトウヨぐらいなものですが、自分に批判の矛先が向くのを嫌った結果だと思います。2015年10月には、論議を呼びそうな内容のものは記者からの質問に応じることなく、市のホームページで公開すると発表。マイクを向けられると答えられなくなって困るので、取材に応じずに一方的なメッセージとして発信する方針を固めました。2016年に6月には「政治家は国民の代表ではなく、投票した人の代表に過ぎない」と広報誌に書いて批判されるも、「不適切という認識はない」と明言。2016年11月には中高生を対象にしたワークショップで「中学校時代に校内でタバコを吸っていた」というエピソードを話し、これを批判した女性市議に対し、ブログで「ピンクのダサいスーツに黒縁眼鏡で『お下品ザマス!』って言っている女教師みたいなことを言うなぁ」と書き込み、とうとう今年1月に読売新聞の記者に「殺すぞ」と言ったかと思ったら「私有地に数十分何もせずにとどまるのは一般的に変質者です」と発言。こんなクソ野郎に市長に選んでしまった西宮市民の皆さんは、深く深く反省しなければなりません。が、今回の市長選の投票率は37%にとどまりました。自分の街の市長が日本屈指のクソさ加減だったのに、次の市長を慎重に選ばなくていいのでしょうか。こうした無関心が自分たちの街、さらには国の政策を歪めているのにです。


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