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【選挙ウォッチャー】 東京都議選2021・西東京市選挙区レポート。

6月25日告示、7月4日投開票で、東京都議選が行われました。西東京市は定数2で、4人が立候補していました。つい先日、西東京市長選が行われたばかりなので、自民党や公明党が結束して選挙を戦ったばかり。その延長線上に今回の東京都議選があるので、自民党や公明党は温まった状態で選挙に臨むことができ、勝利を確信できる選挙区となっていました。残る1議席を都民ファーストの会、立憲民主党、共産党で争う構図です。

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桐山 ひとみ  50 現 都民ファーストの会(都会厚生副委長)
石毛 茂    68 現 立憲民主党(元都会警消委長)
浜中 義豊   38 新 自民党(元市議)
井出重 美津子 57 新 共産党(党准都委員)

前回は、都民ファーストの会と民進党が1議席ずつを獲得し、自民党が敗れた選挙区となっています。なので、今回はリベンジに燃えており、若き市議のエースを擁立。打倒・石毛茂に燃えていました。西東京市長選では立憲民主党と共産党の「野党共闘」が実現しましたが、今回は「定数2」ということで選挙協力が得られず、立憲民主党と共産党が別々に候補者を擁立しましたので、現職の石毛茂さんにとっては、あまり良い環境とは言えなかったのではないかと思います。


■ 桐山ひとみ候補の主張

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桐山ひとみさんは、テレビ体操のお姉さんをしていたことがあり、西東京市議を5期務めたベテランです。候補者にもかかわらず、小池百合子が同じ大きさなので、小池百合子がどれだけ人気なのかを示していると言っても過言ではございません。テレビ体操のお姉さんだっただけあって、政策の柱になるのは「健康づくり」だといい、だとすれば新型コロナウイルス対策は一番に来なければならないと思いますが、それより「免疫力を強化するためには運動が必要だ!」と言ってしまうタイプなので、これは相当のポンコツだと思います。恐ろしいことに、選挙公報には「SDGs」とは言うものの、新型コロナウイルス対策の具体案は一切なく、「アフターコロナ」を語り始める始末です。もはや狂っているとしか言いようがありません。

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だいたいからして、東京都議選が行われていたのは、これから第5波が相当な地獄を広げそうだと予測されている時であって、東京五輪を中止してロックダウンをしていれば、相当な命を救えた可能性のある状況にある中で、言っていることが「アフターコロナ」なのです。狂っています。どこまでバカだったら、こんなことになるのでしょうか。ワクチンについて語るでもないし、こんな人に投票した理由が全然わかりません。ただのアホです。


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