【選挙ウォッチャー】 茨城県議選2022・牛久市選挙区レポート。
12月2日告示、12月11日投票で、茨城県議選が行われました。
牛久市は定数2に対して4人が立候補しましたが、その内訳は、自民、自民、維新、無所属です。無所属のオッチャンは、ただホゲホゲしているだけなので、実は、ここには「リベラル系」が存在していません。自民にも維新にも投票したくない人は、ホゲホゲしたオジサンに投票しなければならないという地獄絵図です。
この選挙区の一番の注目ポイントは「維新が勝つのかどうか」です。日本維新の会は、今回こそ初議席獲得を目指し、水戸市などに候補者を擁立していますが、最も勝利に近いのが「牛久市」だと思うからです。
この選挙、仮に赤須理世自さんが立候補しておらず、自民、自民、維新の選択肢しかなかった時に、「あなたは誰に投票しますか?」というシミュレーションをしてみると非常に面白いです。もちろん、「白票」や「棄権」という選択肢もあり、これらも与えれている権利なので否定するつもりはありませんが、僕は「ウンコの中から、よりマシなウンコを選ぶ努力」を推奨しているため、自民、自民、維新の中から選び抜く努力をしてほしいと思っています。
そして、そうやって「自分が投票すべき立場になったら」ということで考えてみると、今回、牛久市民の方々が下した結果には、一定の理解ができるようになるかもしれません。
ちなみに、冒頭に種明かしをしておきますが、もし僕が自民、自民、維新の3人しかいなかった時に誰に投票するのかということで言うなら、鼻をつまみながら「維新」に投票します。けっして維新が素晴らしいわけではありませんが、自民があまりにクソすぎて、とても投票できません。どれくらいクソなのかをお伝えしましょう。
■ 赤須理世自候補の主張
赤須理世自さんは、土浦市選挙区で行われた2021年の茨城県議補選に立候補したことのある「ホゲホゲおじさん」です。ポスターは1枚も貼っていないし、選挙広報も手書きなので、これで勝負になるはずがありません。
ただ、政治的な主張は、東海第二原発の再稼働に反対していたり、夫婦別姓に賛成していたり、同性婚にも賛成していたり、かなりリベラルで寛容です。一応、こんなにホゲホゲしていても、法政大学法学部を卒業し、現在も通信制で慶応大学の文学部も通っていると言うので、けっこう勉強好きのオジサンなんだと思います。
さて、県議選の供託金は60万ですが、前回の茨城県議補選で供託金が返ってきたことで味をしめたのか、今回は「牛久市」から挑戦し、残念ながら供託金が没収されてしまいました。どうせなら土浦市で再挑戦した方面白かったかもしれませんが、よりによって「牛久市」という微妙なところで立候補してしまったために、今回こそ供託金が没収です。
ちなみに、もし僕が選挙権を持っていて、この4人の中から選ぶというのであれば、死に票になることを前提に、赤須理世自さんに投票したかもしれません。それぐらいに主力となる他の3人の候補が微妙だったということになります。
今回、ますます投票率が下がる結果になってしまいましたが、同じように考えた人が1000人くらいはいたということになります。今回の茨城県議選の特徴は、「だいたいのエリアで投票したい人がいない」という選挙になっています。
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