【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#492)。
7月16日、破産管財人による正式な「債権者説明会」が行われ、また裁判所の前で、尊師・立花孝志による大本営発表をしていました。アホのN国信者たちは、尊師のYouTubeを見て、脳味噌に酸素が足りないので、またバカみたいにムキキッとなって「O2、O2!」となっていましたが、尊師の話をそのまま鵜呑みにしているのが一番頭が悪いので、どういうことになっているのかを一つずつ解説してまいりたいと思います。
■ 尊師と教団幹部による大本営発表
24時間365日、大津綾香のことで頭がいっぱいになっている尊師・立花孝志は、とにかく大津綾香を悪者にして、アホのN国信者によるネットリンチを煽っています。
どんなにクソ野郎でも、発信力のある人間が支持されてしまうのは、7月の東京都知事選や、「ガーシー」こと東谷義和が当選してしまった2年前の参院選が証明していますが、立花孝志のYouTubeのチャンネル登録者数が58万人なのに対し、みんなでつくる党のYouTubeのチャンネル登録者数が1980人であるところを見れば、その発信力の差は歴然で、大津綾香側の意見はまったく伝わらず、立花孝志の大本営発表だけが伝わってしまうという状態にあります。
もう少し深い話をすれば、実は、N国信者は「増加傾向」にあります。
YouTubeの動きを見ても、「カモフラチャンネル」や「だいふくもち」といった古参のチャンネルに加え、「ガリニ」や「発覚部屋」といった新参が現れているのも、N国信者が増え、これらがエコーチャンバーとなってN国信者を増やしていると考えられます。
これは、尊師・立花孝志がアップした直近50本の動画のジャンルと再生数のリストです。50本のうち、実に21本が大津綾香を誹謗中傷する内容の動画となっていました。
立花孝志の動画を熱心に見ているN国信者は、スリード社のマーケティングにおける「D層」が中心で、岸田政権にはやや否定的ながら、権力者には迎合するタイプで、「保守」を自称しながらも、社会に対しては鬱屈とした感情を持ち、社会通念や常識をぶっ壊す立花孝志に期待をしてしまう、うだつの上がらない40代~50代の層が中心です。
実は、立花孝志の動画コンテンツに共通しているのは、明確な「敵」となる人物や組織を置いて、「絶対的正義」である立花孝志がネット上で攻撃をすることで、相手の困る様子を見せつけ、快感を与えるというものです。かつて立花孝志のキラーコンテンツだった「NHK集金人の追いかけ回し」もまったく同じ構図のコンテンツです。
最近は、大津綾香に飽き足らず、石丸伸二を否定する内容で10万回以上の再生数を叩き出していますが、これもまた「もてはやされている石丸伸二を敵とする」ことで、「人気の石丸伸二にここまで言えるなんて、さすが立花さん!(さすたち!)」となる「勧善懲悪モノ」となっています。
TBSやフジテレビにケンカを売るのも、「巨大メディアという悪の組織に立ち向かう正義の立花孝志」という構図を見せるもので、この50本の動画を見れば分かるように、立花孝志という男は、これまでずっと「正義の立花孝志が悪い奴をやっつける」というストーリーを繰り返すことで、社会に鬱屈した感情を持つ、うだつの上がらない弱者男性たちに「さすたち!」と言わせ続けているのです。
しかし、そんな立花孝志には「弱点」があります。
それは、「本当は立花孝志こそが『悪』である」と言われると、すべてのストーリーが崩れてしまうということです。そのため、立花孝志を少しでも批判しようものなら、すぐに裁判を仕掛けます。最近はポスター掲示板のショバ代ビジネスで、いろんな人から批判されたため、とにかく片っ端から裁判を仕掛けています。
実は、どうしてこんなに裁判を仕掛けるのかにも理由があります。
自分を批判する相手に裁判をすることで、「裁判を起こされるからには起こされた側にも非があるのでは」と思わせ、立花孝志に対する批判を無効化する狙いがあります。
東京都知事選で展開した「ポスター掲示板ショバ代ビジネス」も、本当は選挙が始まった後に「俺も貼りたい!」「私も貼りたい!」という人がたくさん来て、それなりに儲かると踏んで、それまで1ヶ所5000円で販売していたポスターを貼る権利を、この選挙期間中は「5倍」の2万5000円に値段を釣り上げて販売したのですが、批判が殺到すると、「かつてNHKの不正を追及したせいで、メディアがスクラムを組んで立花孝志を潰そうとしている!」と言い出し、「ポスター掲示板なんて必要ないので、掲示板の数を減らすために24枚のポスターを貼っているんだ!」と言い、まるで正義のためにやっているかのような話にすり替え、勧善懲悪モノを期待しているアホのN国信者たちが「さすたち!」です。
37番の動画のタイトルを見てもらえば分かりますが、この期に及んで何を言い出したかと言えば、「同じポスター24枚張った理由は【NHKから国民を守る為】です」(※原文ママ)。「スクランブル交差点でチンチン出したのは長澤まさみちゃんと結婚するためです」ぐらい、思想と行動がまったく結びついていません。はよブタ箱入れ!
尊師・立花孝志は、アホのN国信者向けに「正義の立花孝志が、悪の大津綾香に勝つ!」というコンテンツを提供することで、アホのN国信者たちのチンチンを気持ち良くしているので、自分がどのような立場に置かれているのかは、この際、全然関係ありません。とにかく「大津綾香=悪」と言い続けることで、全国のうだつの上がらないN国信者たちに「さすたち!」と言わせるのが、立花孝志のやりたいことです。
そのため、「と言いながら、実は、大津綾香の言っていることにも一理あるのでは?」なんて1ミリでも思わせたらアカンので、自分の話に説得力を持たせるため、「弁護士」や「参議院議員」という肩書きだけは立派な人物を隣に置き、尊師・立花孝志の言葉を全面的に肯定させています。我々から見れば、同じ周波数のバカが3人集まっているだけにしか見えませんが、事情を知らない人から見れば、「超強力な助っ人たちが立花孝志をサポートするためにドリームチームを結成し、大津綾香という悪を滅ぼすために本気になっている!」と見えるのです。これが「さすたちの世界」です。
なので、7月16日の「債権者説明会」の後、「大津綾香はこれから破産詐欺罪に問われる! ついに終わった!」と言うと、アホのN国信者は大喜びで、大津綾香に「ねぇねぇ、今、どんな気持ちぃ?」を始めるのです。オマエら、何回それをやって、その後にブーメラン喰らってんだよ!
■ 本当は「回収先の半分が立花孝志」
今回、「チダイズム」では、債権者集会で配布された資料を独自入手しておりますが、破産管財人が示した「財産目録」を見ると、回収が見込まれる金額のほぼ半分が「立花孝志への貸付金」となっていました。
帳簿の上では、満額で約6億5780万円を回収できる計算で、ここからどこまで回収できるのかという話になるわけですが、党が立花孝志に貸し付けていた金額は、3億4995万5000円。さらに、立花孝志ひとり放送局株式会社に貸していたのが358万3256円ということで、立花孝志が返済しなければならない金額は、合計で3億5353万8256円ということになります。
つまり、回収見込みの6億5780円のうち、立花孝志を回収先とするものが全体の53.7%を占めることになり、債権者たちが少しでも資産を取り戻せるかどうかは、どれだけ立花孝志から回収できるのかにかかっていることになります。
ところが、ここからがN国信者のスゴいところですが、実は、債権者となっているN国信者たちは、立花孝志からの回収は望んでいません。立花孝志から回収しないとなれば、本来取り戻せるはずのお金の半分以下になることは確実ですが、繰り返し、「悪いのは大津綾香だ」と言われ続けて生きているので、「大津綾香を滅ぼすためには、大津綾香から回収しなければならない」と考えており、「政党プロモーション代に4000万円も使っているのは不正だ!」「大津綾香後援会に2000万円を使っているのは破産詐欺罪だ!」という尊師・立花孝志の話に乗っかり、また「大津綾香ガー!」になっています。
アホのN国信者たちは知らないかもしれませんが、政党プロモーションに数千万円や数億円単位のお金が投じられるケースは、けっして珍しいことではありません。ただ、政党のプロモーションを外注して素晴らしい結果が得られることはほとんどなく、アベレージで5万回以上見られるような動画を2日に1回以上のペースでアップされ、毎日毎日、飽きることなくネガティブキャンペーンをかましてしまう「極限のアホ」がいる現状では、少しぐらい気の利いたプロモーションをかましたところで、3日もあれば無効化されてしまうと思うので、僕だったら4000万円を全額弁護士費用にBETして、立花孝志をブタ箱に送ることこそ、最大の政党プロモーションだと考えますが、大津綾香党首はそのような選択をしなかったようです。
しかし、「お金の使い方が下手である」というのは「犯罪」ではありません。成果が出ようが出まいが、政党プロモーションにかけているお金を「不正」だと断じることはできず、破産管財人は「大津綾香の言っていることが変節している」などと言っていますが、大津綾香党首からの十分な聞き取りができているようにも思えません。にもかかわらず、立花孝志は精査されていない曖昧な情報をもとに、「破産管財人からこのように聞きました」というだけで、「詐欺破産罪だ!」と大騒ぎをして、警察に駆け込み、「刑事告訴だ!」をして、アホのN国信者どもが「ねぇねぇ、大津綾香、今、どんな気持ちぃ?」なのです。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
ここ最近、目がバッキバキの尊師・立花孝志ですが、債権者集会の後、立花孝志が必死こいて発信し、いちいち「詐欺破産罪だ!」と大騒ぎしているのは、東京都知事選でやらかした「名誉毀損」と「著作権侵害」のポスターをどうにか正当化するためだと思います。
もう既に言っているかもしれませんが、「こうでもしないと、大津綾香の不正が世の中に伝わらなかったんだ!」と言うのでしょうが、これは夜中に女性を押し倒し、おっぱいをモミモミしておいて、「夜中に女性が一人で歩くのは危ないと教えたかった!」と言ってしまうようなものです。尊師も尊師なら、N国信者もN国信者で、どいつもこいつも、こういうメンタルをしている奴ばっかりなので、自分のやらかした罪を少しでも正当化しようとしてくるかもしれませんが、そもそも名誉毀損をしてはいけないし、著作権に違反してもいけません。法の一線を超えることに正当な理由なんてものはないのです。
アホのN国信者どもは、だいたい物の善悪の判断がつかないので、わざわざ赤のレターパックで、仕事を紹介する無料の冊子をわざわざ送り付けてきました。消印は「蒲田」になっていますが、わざわざ「松戸・柏・野田・安孫子版」のタウンワークを入れていることから、足を延ばし、わざわざ冊子をゲットしに行ったのでしょう。520円をかけ、クリアファイルに3冊を入れて、「ちだいの野郎に『仕事を探せ!』と送ってやったぜ!」をしながら、ポストに投函する時に勃起していたのです。
しかし、何が悲しいって、僕に「仕事を探せ!」と、こんなことをしている、うだつの上がらないアホのN国信者より、僕の方が生産性の高い仕事をしているんじゃないかということです。まさに社会の敗残者たちばっかりが集まる「反社会的カルト集団」でした。