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【選挙ウォッチャー】 かすみがうら市長選2018・分析レポート。

世界中がワールドカップに熱狂する中、7月8日には茨城県かすみがうら市で市長選が行われました。あまり注目している人はいないかもしれませんが、皆さんがワールドカップに夢中でも、僕が代わりに選挙をウォッチングしてまいりましたので、誰も見向きもしなそうな選挙にも目を向けてみていただければと思います。

坪井 透 68 現 旧千代田町出身 
宮嶋 謙 54 新 旧霞ヶ浦町出身

イメージカラーが両方とも「青」でカブる選挙になりました。今回は、いつも僕のツイキャスを見てくださっているドリーネさんの協力のもと、豊富な資料と効率的な現地視察により、とっても充実した内容でお届けすることができます。今後、全国にこのようなネットワークが広がっていくようになると、ますます濃い内容のレポートをお届けできるようになると思うので、「選挙ウォッチャー」は、これからがますます面白いということをお伝えしておきたいと思います。


■ 旧千代田町と旧霞ヶ浦町は仲良くなれない共同体

2005年に千代田町と霞ヶ浦町が合併して誕生した「かすみがうら市」。普段から仲が良かった二人が結婚したのではなく、お互いに興味のない二人が結婚してしまい、町の規模としては少しだけ千代田町の方が大きかったのですが、霞ヶ浦町の人たちは「千代田町の方ばかりが発展するのでは困る」と思っていて、千代田町の人は坪井透さん、霞ヶ浦町の人たちは宮嶋謙さんを応援し、市長選は町と町の代理戦争の形相を呈すことになったのでした。

かなり興味深いのは、まるで沖縄のような幟を使った選挙が展開されているということです。この幟を立てているのは主に霞ヶ浦町の人たちで、宮嶋謙さんの陣営が旧霞ヶ浦町のエリアにたくさんの幟を立てて選挙活動を展開していました。公職選挙法的にはかなりグレーですが、特に取り締まられている様子はなく、旧霞ヶ浦町の人たちは宮嶋謙さんを応援している人が多いようです。


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