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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#555)。

 反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志の「Xデー」を前に、まるでドラマのように、この界隈が目まぐるしく動いています。しかも、立花孝志らが動いているのであれば、最後の悪あがきでしかありませんが、「つばさの党」の黒川敦彦の釈放が決まり、せっかく尊師が収監されても、新たな暴れん坊が出てきてしまうのでは、あまり意味がなくなってしまいます。
 年の瀬を前に、そっと尊師だけをブタ箱にぶち込んでいただきたいのですが、一難去ってまた一難。界隈では、尊師のブタ箱行きを見据えたかのような動きをしているバカタレもいますので、慎重に動きを見定めていく必要があります。


■ 「つばさの党」の黒川敦彦が保釈された

東京拘置所から「普通こそ悪」というお札をつけて出てくる黒川敦彦(引用元リンク

 12月17日午後11時30分頃、それまで東京拘置所にいた黒川敦彦が保釈され、「普通こそ悪」というお札をつけて出てきました。出迎える内縁の妻の外山麻貴も同じようなプラカードを持っており、東スポに「ダメな政治家を選んでいるのは普通の国民の皆さんですよ。普通こそ悪」というコメントをしています。
 黒川敦彦が出てくる東京拘置所の入口には、当初、10社近くのマスコミが待機していたそうですが、シャバに出てくるところを大々的に見せたくないという思惑があったのか、出てくるまでに時間がかかり、結局、2社しか残らなかったと外山麻貴はボヤいていました。
 7ヶ月ぶりにシャバに出てきた黒川敦彦は、見た目にもほっそりと痩せていて、15キロほど痩せたといいます。保釈には条件がついていて、どのような条件がついているのかは、黒川敦彦もすべてを把握していないということで、今日にも「つばさの党」のライブで明かされるといいます。どうやら段取り上の問題で黒川敦彦だけが先に出てきましたが、根本良輔と杉田勇人を早く救い出さなければならないと話しています。
 シャバに出てくるなり、黒川敦彦のテンションは高く、「皆さんも一度は逮捕された方がいい」と、拘置所や刑務所に入ることをオススメ。拘置所生活は気に入っていたと語り、「懲役5年ぐらいはイメージできる」と話していて、拘置所に入ることをまったく苦としていませんでした。拘置所では絵を描いたり、書道をしたり、英語をやったり、7mの部屋の中で150本のダッシュをしたりと、黒川敦彦いわく「忙しい毎日」を過ごしており、1日が終わるのが早くて困っていたといい、今後の懲役に備えて本格的に物理学をやるつもりだとも話していました。
 この様子を見ても分かるように、この7ヶ月で黒川敦彦が何かを反省して行動を自粛するようなことはなさそうで、むしろ先鋭化している可能性が高く、せっかく尊師・立花孝志が収監されて「NHKから国民を守る党」が壊滅の危機に陥っても、「つばさの党」が健在であるという、これまで「NHKから国民を守る党」の存在を認めてしまったがゆえの弊害が、こんなところに表れそうです。


■ 林尚弘が「使徒不明党」を設立

国民民主党の玉木雄一郎の番組に出演し、「使途不明党」を語る林尚弘(引用元リンク

 反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志に、兵庫県知事選に立候補するための供託金300万円を拠出した「武田塾」をフランチャイズする会社社長の林尚弘が、「使途不明党」なる政治団体を設立したと発表しました。
 事の発端は、自分たちは高い税金を納めているのに、自民党の裏金問題が許せないということから構想があったようですが、国民民主党の玉木雄一郎との番組の中で構想を語ったことで、「NHKから国民を守る党」出身の新藤加菜と、同じく「政治家女子48党」出身の佐藤沙織里が、林尚弘のために、それぞれ「使徒不明党」「使途不明党」を設立しました。
 もともと兵庫県知事選に立候補するための300万円を拠出している時点で、林尚弘は「N国党の関係者」となり、堀江貴文と同様、立花孝志を上から支持する者として監視対象となっていました。

 実は、林尚弘が「N国党の関係者」としてマークされるようになったのは2023年11月まで遡ります。立花孝志が駆けつけた堀江貴文の誕生日パーティーに、林尚弘の姿があったことが確認され、当時、堀江貴文に豪華なシャンパンセットをプレゼントする様子がYouTubeで配信されたことがありました。ここには音喜多駿も出席しています。
 東京都知事選の石丸伸二、衆院選の国民民主党、そして、兵庫県知事選の斎藤元彦と、収益を期待するYouTuberたちを使った選挙戦略で票を伸ばしているところに林尚弘はポジショニングしており、「令和の虎」の初代代表だった岩井良明さんがお亡くなりになった後、林尚弘が引き継いで運営しているように、尊師・立花孝志が「Xデー」を迎えた後のN国党を引き継ぐ急先鋒として浮上したのが、林尚弘ではないかと考えられます。
 つまり、現在はギャグのように見られている「使途不明党」が、立花孝志の後釜となり、緩やかに反社会的なカルト思想を帯びながら、政治にコミットしてくる可能性は十分に考えられ、前回の衆院選の京都2区での立ち振る舞いを見ても、一線を越えることに躊躇がないところからして、第2の立花孝志になり得る存在だと分析しています。

 かねてから林尚弘は「国民民主党の支持者」だとみられていましたが、これは玉木雄一郎と10年来の付き合いで、初めて出会ったのは高松のスタバだったことを明かしています。
 非常に厄介なのは、林尚弘は立花孝志よりも「知恵」「資金力」があることに加え、立花孝志と変わらぬ発信力を持っていることから、これまでのN国党が培ってきた「境界知能の人たちから支持される政党」を引き継ぐことで、一切の「手続き」をすっ飛ばし、実力行使的に政治を動かす集団として急速に巨大化する可能性があるということです。
 だからこそ、これが「ギャグ」で終わるように監視していかなければならず、場合によっては、ここから収益目的のYouTuberたちを使い、国政政党を狙っていく可能性がありますし、N国党には統一教会のメッセンジャーとなっている浜田聡を2025年の参院選で再選させなければならないという命題があります。
 立花孝志の収監が避けられない状態となりつつある今、この界隈は、立花孝志よりも浜田聡の方が大切だと考えられるため、この半年間、「シン・N国党」となり得る「使途不明党」の動きは、十分に注視していく必要があると言えます。


■ 「使途不明党」の設立の流れをまとめる

「使途不明党」なる政治団体が立ち上がるキッカケとなったツイート(引用元リンク

 林尚弘の「使途不明党」なる政治団体が作られるキッカケは、12月17日の投稿です。この林尚弘のツイートにすぐさま反応したのが、「NHKから国民を守る党」出身の新藤加菜と、「政治家女子48党」出身で「NHK党」に在籍していた佐藤沙織里です。
 新藤加菜は、N国党を辞めた後、一時は「日本維新の会」の音喜多駿に預かられたことがありますが、トラブル多発で離れることになり、現在は「山本へるみ」という地獄味溢れるネトウヨ区議の地盤を引き継ぎ、港区議となっています。

新藤加菜に作ってもらったのは「使途不明党」ではなく「使徒不明党」(引用元リンク)

 林尚弘の「使徒不明党」の設立には、新藤加菜が参加しています。
 そのため、この政党の会計責任者となっているのが新藤加菜で、林尚弘はこの政治団体を商業的に捉え、「売上をつける」ことを考え、さらには立花孝志の構想と同じように「節税」に結び付けたいと考えているようです。
 ただし、このアイディアは未完成です。というのも、このような政治団体を作っても、節税効果が得られるのは林尚弘だけで、一般の人たちが「使途不明党」にお金を寄付しても、脱法的にキックバックをしてもらうようなことをしない限り、ほとんど得がありません。
 おそらく林尚弘は、自分がこのような強硬手段に出ても、裏金問題を追及されている自民党の人たちにブーメランが突き刺さり、林尚弘の政治団体を取り締まることができず、もし取り締まられるようなことがあれば、その時は大きな声で「不公平だ!」と騒げばいいと考えているのでしょうが、そもそも裏金問題もアウトだし、林尚弘のやっていることもアウトなので、こんなものは「すべてアウト」にすれば一網打尽でクリーンになります。
 そして、このような構想を横で笑いながら聞いている玉木雄一郎にも責任があり、林尚弘には立花孝志のように「一線を越えて実力行使に出る」という点で、同様の危険性があります。
 また、佐藤沙織里は「たくさん政治団体を作ればいい」とアドバイスをしていますが、これもやはり脱法的な性質があり、政治家の裏金問題を理由に実力行使で税逃れをしようとする輩が、果たして本当に政治家の裏金問題を追及できるのかという問題が生じます。これでは下着泥棒を指摘している奴が頭からパンツを被っているのと同じです。佐藤沙織里を少しでもまともな人間だと思ってしまう人がいるならば、それは大きな間違いです。
 何はともあれ、新藤加菜は「エヴァンゲリオン」の見過ぎで、「使途不明党」と書かなければならないところを「使徒不明党」と書いて提出し、受理されてしまいましたので、もし修正されていなければ、林尚弘の政治団体の正式名称は「使途不明党」ではなく「使徒不明党」となっています。

林尚弘がツイートをした2時間後にはオンラインで政治団体を届けた佐藤沙織里(引用元リンク

 佐藤沙織里は、林尚弘とダイレクトにやり取りをしていたわけではなかったらしく、林尚弘のツイートから2時間後には、オンラインで政治団体の届け出を済ませています。ただし、本人の同意もなく勝手に名前や住所を使うことはできないため、まずは佐藤沙織里で「使徒不明党」を作り、その後に代表者変更をするという段取りで用意したようです。
 ただ、林尚弘と直接コンタクトを取ったとみられる新藤加菜の方が採用され、現状、佐藤沙織里が作った「使途不明党」が代表者変更の手続きにまで進んでいるのかどうかは不明です。
 やがて有効に活用されるのかどうかは不明ですが、「使途不明党」「使徒不明党」の両方をチェックしていく必要があり、その政治資金は「使途不明金」として処理される見込みとなっているため、自民党の裏金問題を追及してきた人たちが、そのやり方を踏襲する形となっている林尚弘を批判するべきだと考えています。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

尊師・立花孝志のブタ箱スーパーリーチがかかり、「Xデー」が期待される日まで、あと4日

 こうしている間にも、尊師・立花孝志は吠えており、N国信者に「自分は逮捕されない!」と、おまじないのように言い続けています。不正競争防止法違反、威力業務妨害、脅迫罪により、懲役2年6ヶ月・執行猶予4年の有罪判決を受けていて、今なお「執行猶予中の身」なのに、「人生で一度も逮捕されたことがない」というのは何の自慢なのか知りませんが、とにかく立花孝志は、そう豪語しています。

「立花孝志が逮捕されるって言ってる人間は、本当バカ!」と小並感の尊師(引用元リンク

 いくら人生で一度も逮捕されたことがなくても、現在進行形で名誉毀損を繰り返し、それがまったく止まる気配がないことからして、立花孝志が逮捕される可能性は十分にあります。
 N国信者たちの気持ちが変わらないように、「立花孝志が逮捕されるって言ってる人間は、本当バカ! 自ら自分はバカと言っているようなもの!」とご主張なさっていますが、立花孝志は世間的に「パブリックエネミー」として認識されており、泉大津市長選で大惨敗したことをもって、ネット民たちのリアクションにも変化があり、「こいつは早く逮捕された方がいい」と思われるようになってしまいました。
 我々が「さすたち!」と呼んでいるアホのN国信者たちも、最近は「犬猫野菜」と呼ばれるようになり、「犬猫並みの知性しかないジャガイモなどの野菜と同等の人間たち」と認識されるようになっています。世間ではすっかり人間扱いされない存在になっているというのが「N国信者」です。N国党の崩壊は目の前まで来ています。


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