【選挙ウォッチャー】 衆院選2021・東京21区レポート。
10月19日公示、10月31日投票で、衆院選が行われました。
東京21区は、立川市、日野市、国立市などのエリアで、かつては長島昭久さんが地盤としていたエリアです。長島昭久さんは旧民主党に所属しており、長らく自民党が議席を取れず、手を焼いていた選挙区です。しかし、自民党入りの条件として東京18区に鞍替えすることになり、何度やっても選挙に勝てなかった長島昭久さんが別の場所に行ったことで、久しぶりに自民党が勝てる環境となっていました。
この選挙区は、ポスターを撮っただけで終わってしまった選挙区で、まったく取材らしい取材ができていません。なので、概論を述べるだけになってしまうのですが、ちょっと興味深いのは、大河原雅子さんが比例復活当選するくらいに票を取ったということです。
参議院議員としての経験を持ち、前回は立憲民主党の風に乗って当選を果たした大河原雅子さんですが、その実力は健在で、今回もしっかり当選を果たしています。
■ 竹田光明候補の主張
日本維新の会の竹田光明さんは、2009年に政権交代が起こるほどの風に乗って、比例東京ブロックの単独23位で立候補して当選。しかし、2012年に東京25区から立候補して落選、2014年に東京20区から立候補して落選、2017年には希望の党から東京20区で立候補する予定でしたが、結局、希望の党は医師の鹿野晃さんを擁立することを決め、最終的に比例東京ブロックの単独34位というカスみたいな扱いをされて落選。そこで、日本維新の会に入党。そこで東京21区の支部長を命じられ、ここで戦うことになったのですが、まったく勝負にならずに落選しました。
日本維新の会は、みんな平等に「惜敗率勝負」ということにしてくれたので、ここで惜敗率が高ければ比例復活の可能性もあったのですが、惜敗率は31.5%となり、ビリから3番目。国会議員に復活する道はまだまだ遠いと思います。
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