【選挙ウォッチャー】 蕨市議選2019・分析レポート。
先日は、全国で唯一の共産党出身の市長が活躍している蕨市長選をお届けしましたが、今日は同日に行われた蕨市議選をお届けいたします。この選挙は2019年5月26日告示、6月2日投開票で行われたのですが、定数18に対して20人しか立候補しなかったので、逆に落選する方が難しいという選挙でした。当時、この選挙にはNHKから国民を守る党が候補者を擁立すると発表していたのですが、急遽、取りやめになったため、命拾いをする形となりました。当時の勢いからすると、N国が当選してもおかしくありませんでしたので、本当に良かったと思います。
落選したのは2人ですが、そのうち1人はネトウヨ会派のオジサンで、もう一人は34歳のポンコツでした。相変わらず共産党は票を落としているのですが、どうにかギリギリのところで当選していますので、今回は議席をキープすることに成功しました。しかし、4年後は2議席くらい減らしてしまう可能性が高いです。
■ N国党の侵攻は蕨市で止められている
今のところ、NHKから国民を守る党の侵攻を蕨市で止められていると考えています。ほぼ無投票当選の天童市など、一部の例外はあるものの、N国党が当選できるエリアは都心に限られ、常磐線沿線は我孫子、取手などで落選していることから、進行できるエリアは柏まで。京浜東北線や埼京線の界隈では、戸田市や桶川市、前橋市などで落選していることから川口駅まで。朝霞市や志木市(無投票当選)などの例外こそあれど、このあたりまでしか進出できないのではないかと考えています。神奈川県は横須賀市などで立候補しましたが、落選しているため、品川区まで。西東京エリアは中野区や杉並区はもちろん、西東京市や八王子市まで当選しているので、山梨県の県境までは侵攻可能なエリアだったのだと思います。今はそのエリアでも勝てないと思われ、ほぼ安心して見ていられる存在になりました。4年後の蕨市議選に立候補してきても、はたまた川口市議選に立候補してきても、まったく心配いらないということになろうかと思います。
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