【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#46)。
先日、統一地方選で大量の議員を生み出して初めてとなる「NHKから国民を守る党」の臨時総会なるものが開催されました。通常は、どれだけカルトなことになっているのかを見せてもらうことはできないのですが、いかんせん「NHKから国民を守る党」はアホなので、自分たちでカルト的な集団であることを可視化しています。こんなのを見せられたら、たいていの人はドン引きに違いないわけですが、この動画を見て喜んでいる奴もまた「B層」なので、ポジティブな評価ばかり。この国の終わりを感じさせます。この日に行われた記者会見の様子と合わせ、これはまとめておかなければならないし、いつか「NHKから国民を守る党」について調べることになった週刊誌やマスコミの関係者のためにまとめておこうと思います。
■ 参院選のための記者会見
「NHKから国民を守る党」は参院選に10名を立候補させるのですが、全国比例2名、東京都選挙区7名、埼玉県選挙区1名を擁立すると発表しています。このうち、全国比例には代表の立花孝志と岡山県倉敷市の県議選に立候補した浜田学が立候補するそうです。東京都選挙区に7名立候補させる理由は、東京都だけに限定すれば約1万4000ヶ所の掲示板にポスターを貼ることができるから。全国になるとポスターを貼れないので、ポスターを貼ることを優先したということになります。
立花孝志は、この記者会見に出席していたジャーナリストの畠山理仁さんから「5月末まで議員を続ける理由は?」という質問され、非常にクソみたいな回答をしていますので、これはチェックしておかなければなりません。
「あのー、まず一義的にお金がないので議員報酬はできるだけいただきたいというのがあります。これはもう正直なところです。で、7月の4日まで、えー、4日が告示日ですので、えー、4日で自動失職する可能性も今のところまだ否定はしていませんけども、ま、6月からちょっと議会が6月議会が始まるので、ちょっとそこになると、混乱をしてしまうだろうということで、ま、ただちに辞めるべきだ、例えば音喜多さんなんかは、もう議会が終わったらただちに辞めてますけども、僕はこの選挙において非常に無駄なお金、先程申し上げた通り、8人の候補者は出したくないです。ね、それはもう仕方ないところで、一方で、できるだけその直接お金をいただくというよりも、私の権限でもらえるものはいただくだけいただきたいということなので、5月末にさせていただいたのは、できるだけお金が欲しいということと、6月議会に迷惑をかけたくないという判断で5月31日にさせていただきました」
これを読んでいただければわかるように、立花孝志は自己中心的な理由だけを述べています。これほどクソみたいな人間を見たことがありません。そして、大橋昌信も同じような質問をされているのですが、どうして朝霞市議を辞めたのかについて、こう話しました。
「はい、もともと、そうですね、それこそもう、以前から立花代表とはこの話をさせていただいていまして、実際、私、今、朝霞市の市議会議員として仕事をいただいていますが、ま、その、東京都内の方の区議会議員と比べて、議員報酬というのが極めて安いんですね。で、柏市のその代わり議員報酬は高いと。なぜ議員報酬を高い方を選んだかというと、党に対しての、まあ何って言ったらいいのかな、上納金? 寄付をするためですね。はい。今現在では、あの、任意であるんですが、12万5000円、月という寄付が議員によってはあるんですけども、それができていないということ。で、私がその今現在できていないということですが、寄付をするために党にお金を入れるために高い報酬を取ろうということで柏市の方に行きます」
完全にカルトの発想です。そもそも朝霞市のためでもなければ柏市のためでもなく、立花孝志の金魚の糞として生きていくために、党にお金を入れたいから柏市議になろうというのです。日本の政治がどれだけ腐ってきたのかがよくわかると思います。
■ NHKから国民を守る党・臨時総会(前編)
先日、統一地方選で大量の議員を誕生させてから初めてとなる「NHKから国民を守る党」の臨時総会なるものが開催され、これだけのポンコツが揃うと、めちゃくちゃ頭の悪い会議になるということが可視化されました。あまりに面白かったので、アホを肴に寿司を食いながら酒を飲んじゃったんですけど、「NHKから国民を守る党」がどれくらい無能の巣窟になっているのかを皆さんと一緒に検証したいと思います。
会の冒頭で、立花孝志は自分が代表で会議を進行することに異議があるかを聞き、「異議なし」と言わせたところから始まり、まず「副代表」という肩書きをなくし、自分以外は全員同じポジションにするという話をしました。この時点で立花孝志から「今、辞めれば、それなりのポジションで迎える」と勧誘され、新座市議を辞めて川口市議に立候補し直した塩田和久が、さっそく裏切られることになります。せっかく入党から副代表というポストで迎え入れてもらったのに、平社員になりました。ギャグです。
東京第1支部長:松田美樹(新宿区議)
東京第2支部長:二瓶文徳(中央区議)
東京第3支部長:国場雄大(品川区議)
東京第4支部長:植田智一(大田区議)
東京第5支部長:川端慎二(目黒区議)
東京第6支部長:栗原博之(世田谷区議)
東京第7支部長:金子快之(渋谷区議)
東京第8支部長:佐々木千夏(杉並区議)
東京第9支部長:松田亘(練馬区議)
東京第10支部長:竹村明広(中野区議)
東京第11支部長:近藤秀人(板橋区議)
東京第12支部長:沓沢亮治(豊島区議)
東京第13支部長:光木慎太郎(北区議)
東京第14支部長:神足重治(墨田区議)
東京第15支部長:二瓶文隆(江東区議)
東京第16支部長:夏目亜季(荒川区議)
東京第17支部長:掛川暁生(台東区議)
東京第18支部長:野口健太郎(文京区議)
東京第19支部長:冨永雄二(西東京市議)
東京第21支部長:久保田学(立川市議)
東京第23支部長:深沢宏文(町田市議)
東京第24支部長:若林修(八王子市議)
千葉第2支部長:宮内鋭(八千代市議)
千葉第4支部長:小川友樹(船橋市議)
千葉第5支部長:佐直友樹(市川市議)
千葉第6支部長:中村典子(松戸市議)
千葉第7支部長:大野富生(流山市議)
千葉第8支部長:大橋昌信(柏市議予定候補)
千葉第9支部長:宮城壮一(習志野市議)
埼玉第2支部長:塩田和久(川口市議)
埼玉第13支部長:酒谷和秀(春日部市議)
兵庫第5支部長:中曽千鶴子(川西市議)
兵庫第7支部長:河本圭司(西宮市議)
兵庫第8支部長:武原正二(尼崎市議)
新潟第5支部長:大桃聡(魚沼市議)
北海道第9支部長:觸澤高秀(苫小牧市議)
栃木第1支部長:遠藤信一(宇都宮市議)
これまでは「宇都宮市対策委員」のようになっていたのですが、これからは衆院選の選挙区ごとに「支部長」を決めていくようです。一般人にはどんどんわかりにくくなるのですが、選挙好きのカルト集団なので、こんな感じになるのでしょう。そして、立花孝志は「将来は政党助成金を各支部に分配する」という話をしていました。立花孝志はメンタルが詐欺師なので、必ずおいしい話を前に出します。しかし、分配される日が来ることは永久にないでしょう。そもそも参院選に当選する可能性がほとんどない上、万が一にも当選を果たしたとしても、そのお金は立花孝志が自由に使うだけです。
■ 群馬県高崎市
宇都宮市には新幹線に乗って取材に行っているのですが、取材に行く時間がなく、見送ることになりました。高崎市の定数は38ですが、ここに51人が立候補する激戦となり、13人が落選する選挙になりました。NHKから国民を守る党のカルト的な信者である遠藤信一が宇都宮市から立候補しているので、こちらは取材しているのですが、高崎市は見ていません。当落のボーダーラインは2509票だったので、N国から立候補した小島糾史は遠く及びませんでした。
清水 明夫 34 無所属 4343票
荒木 征二 46 立憲党 4280票
柴田 和正 77 無所属 3906票
後閑 賢二 74 無所属 3752票
根岸 赴夫 61 無所属 3704票
谷川 留美子 59 無所属 3601票
三島 久美子 62 無所属 3538票
白石 隆夫 64 無所属 3514票
小野 聡子 55 公明党 3491票
柴田 正夫 78 無所属 3486票
石井 徹 67 無所属 3474票
長壁 真樹 61 無所属 3422票
大河原 吉明 45 無所属 3375票
林 恒徳 51 無所属 3251票
中村 さと美 46 公明党 3206票
高橋 美奈雄 61 無所属 3146票
渡辺 幹治 67 無所属 3143票
柄沢 高男 63 無所属 3100票
丸山 和久 68 無所属 2990票
丸山 覚 53 公明党 2987票
伊藤 敦博 61 共産党 2968票
新保 克佳 52 公明党 2945票
逆瀬川 義久 54 公明党 2940票
大竹 隆一 67 無所属 2858票
松本 賢一 57 無所属 2799票
飯塚 邦広 74 無所属 2723票
三井 暢秀 41 無所属 2686票
青木 和也 31 無所属 2665票
樋口 哲郎 48 無所属 2658票
堀口 順 63 無所属 2658票
中島 輝男 59 無所属 2635票
田中 治男 81 無所属 2619票
後閑 太一 65 無所属 2613票
丸山 芳典 57 無所属 2607票
片貝 喜一郎 61 無所属 2598票
後藤 彰 43 無所属 2567票
依田 好明 68 共産党 2509票
---------------当落ライン---------------
舘泉 ちよ美 32 無所属 2464票
田村 理 43 共産党 2417票
横田 卓也 46 無所属 2292票
青柳 隆 60 無所属 2233票
石原 康弘 55 無所属 2165票
小島 糾史 43 N国党 1850票★
北嶋 菊好 67 無所属 1770票
中沢 敏 56 無所属 1065票
古矢 昌孝 45 無所属 830票
中村 幸司 58 無所属 793票
原 幸一 48 無所属 531票
大河原 宗平 65 無所属 509票
小倉 永行 39 無所属 313票
投票率は45.89%でした。小島糾史は大橋昌信が応援に駆けつけているように、N国信者のカルトぶりがヤバい人物です。遠藤信一にしろ、町田紀光にしろ、北関東の候補者はカルト的です。当選した議員に130万円の党費を支払わせることについても、町田紀光や小島糾史は積極的に「当選していたら払っていた」と話しており、払わない議員が信じられないという論調です。しかし、そんなに払うべきだと思うのなら落選していても払うべきでしょう。こうした想像力の欠片もないような人間は議員になるべきではないのです。こういう奴はどうせ議員になっても、立花孝志を盲信するあまり、街のために働くことはないでしょうから、高崎市の有権者が選ばなかったのは正解であると言えます。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
このゴールデンウィークに立花孝志が党員に130万円を請求したことで、NHKから国民を守る党をウォッチングしている人間にとっては、めちゃくちゃ面白いことになっています。ちょっと考えればおかしいことに気付くはずですが、おかしいことに気付かずに130万円払う奴は、だいぶ頭が悪いということになります。今のところ、大橋昌信が「妻に頭を下げた」と言い出して130万円を払うことを宣言。まだ130万円払うかどうか態度を明らかにしていない党員たちに発破をかける意味で払う宣言です。2度の自己破産歴があるNERこと国場雄大は「誰よりも早く払った」と言っていましたが、そんなだから2回も自己破産することになるのですが、これに遠藤信一などが加わるようです。一説によると、久保田学は「よっさん」に借金するそうなのですが、久保田学は僕との裁判次第では議員ですらなくなり、単なるインターネットコメディアンになってしまうので、よっさんに借金を返せるのでしょうか。自分の置かれている立場を理解できないところが、久保田学らしいところであります。[了]