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【選挙ウォッチャー】 箕面市長選2024・分析レポート。
8月18日告示、8月25日投票で、大阪府の箕面市長選が行われ、現職と新人の一騎打ちとなりました。現職の上島一彦さんは、大阪万博をめぐる議論の中で共産党の市議に対し、「大阪万博出禁や!」と言ってしまい、最初は発言を撤回しない姿勢を崩しませんでしたが、最終的には追い込まれて撤回させられるハメになり、市民からの失笑を買いました。
しかし、これくらいのことで選挙の結果に影響を及ぼす話にはならないのが、「大阪」という街です。全国的には「あれだけ大阪万博でやらかし、維新の兵庫県知事が盛大にやらかしている真っ最中なので、今回こそ維新の市長が落選するのでは?」と期待がかかりましたが、いかんせん、ここは「大阪」です。維新の現職が負けるところは、まったく想像できませんでした。
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上島 一彦 66 現 大阪維新の会
原田 亮 38 新 無所属(自民党出身)
小林 友子 76 新 無所属(日本共産党推薦)
普通に考えれば、どこの街でも現職は強いです。ましてや、原田亮さんは昨年の統一地方選のスケジュールで行われた大阪府議選で落選し、維新に椅子を奪われてしまった人間です。4年前の箕面市議選を見れば、1位から6位までを維新が独占し、御堂筋線が箕面まで延伸していることからして、開発は順調に進んでいるはずです。
果たして、この箕面市長選の結果は、どうなったのか。まさか、こんなに面白い結果になるとは思いもしませんでした。どちらが勝ったのかという話も大切ですが、僕が見てほしいのは「票差」です。
■ 箕面市長選・選挙ボード解説動画
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