【選挙ウォッチャー】 市川市長選2022・分析レポート。
3月20日告示、3月27日投票で、市川市長選が行われました。
今年の市川市長選は、公用車に高級テスラ車を採用したり、市長室にスケスケのシャワールームを設置したり、私設秘書を名乗って出入りしていた男が逮捕されたり、日本で最も悪名高い「お騒がせ市長」となった村越祐民さんが2期目を目指して立候補したことから、反市長を掲げる新人5人が立候補。4年前は誰も法定得票率を満たさずに再選挙になってしまうほどの大激戦だったのですが、今回もなかなかの大激戦となりました。
現職の村越祐民さんがやらかしまくっているため、4年かけてコツコツと準備をしてきた田中甲さんにとってはリベンジをする最大のチャンスが訪れたはずでした。ところが、市議2期・県議2期を務めた実績があり、千葉県の熊谷俊人さんとの連携をウリにする守屋貴子さんが立候補を表明したことから情勢が一変。どうやら田中甲さんの陣営に入っている選挙前の情勢分析では「劣勢」というデータが出ていたようです。
地元の組織・団体をガチガチに固めていると言われていた村越祐民さんでしたが、あまりに評判が悪すぎるので、田中甲さんと守屋貴子さんの一騎打ちになっていたとみられ、どちらが勝つのかは蓋が開くまではわかりませんでした。
■ 片岡恭子候補の主張
片岡恭子さんは、2015年から2019年にかけて市川市議を務めたことがありますが、2019年は不出馬。しかし、政治に対する情熱は冷めなかったようで、2021年には豊島区選挙区から東京都議選に挑戦し、こちらは落選となっています。
今回、市民がザワザワしていたのは、ポスターの右隅に「自民党」と書かれていたことです。ポスターの下に書かれているプロフィールを見ると、2021年に自民党女性候補者育成コースを修了したと書いてあるので、それで「自民党」と書いているのかもしれませんが、べつに自民党が公認や推薦を出しているわけではありません。ジャニーズの研究生としてレッスンを受けたぐらいで「ジャニーズ所属のタレント」とは言わないように、このポスターに書かれた「自民党」は謎でしかありません。
確固たる組織があるわけでもなく、地元の市議らに応援されているわけでもなさそうだったので、残念ながら、まったく勝負になりませんでした。
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