【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#377)。
今日は、黒川敦彦が「つばさの党」を始める前に設立し、1億円の借金の返済をめぐってトラブルになっている「オリーブの木」の令和元年度の政治資金収支報告書を見ることにします。
黒川敦彦が安倍晋三に立ち向かうため、限界左翼の斉藤まさしとタッグを組んで山口4区に乗り込んだのが2017年。当時は「加計学園問題を追及する男が安倍晋三に戦いを挑んだ」ということが話題になり、ちょっとしたヒーローのように扱われていました。
しかし、それから黒川敦彦は、田中正道などの限界左翼のジジィたちとつるむようになり、安倍昭恵を刑事告発するなどのパフォーマンスをするようになりました。
この時、黒川敦彦に直接「オマエ、バカなのか?」と質問しに行ったことがあるので、以来、黒川敦彦は僕のことが嫌いでした。まさか、それから数年後に「NHK党」の一員として、社会に害悪を撒き散らすクソ野郎になるとは思いませんでしたが、今になって明らかになったことは、黒川敦彦はNHK党とタッグを組む、ずっと前からクソだったということです。
■ 令和元年「オリーブの木」政治資金収支報告書
さっそくですが、政治団体「オリーブの木」が設立された年の政治資金収支報告書を見てみます。この団体は、小林興起さんや天木直人さんらが立ち上げたものだと考えていましたが、実際は、最初から黒川敦彦の団体で、そこに小林興起さんや天木直人さんらが加わったものの、あまりにクソすぎるということで、皆さんが出て行ってしまったというのが正しいようです。
政治団体としては人気がなく、一応、寄付をしてくれた人もそれなりにいましたが、原資のほとんどは「黒川敦彦が出世払いで借りた1億円」となっており、あとで解説をしますが、天木直人さんや西尾憲一さんといった人たちも寄付をしていましたが、全員出て行ってしまった状態です。
政治団体「オリーブの木」が参院選に挑戦できたのは、黒川敦彦が6月28日に納めている1億円がベースにあります。この1億円は、資産家の方から借りたもので、今日まで返済しておらず、現在進行形で問題になっている真っ最中です。黒川敦彦はマグロ漁船に乗って金を返すべきでしょう。
オリーブの木は、1議席も獲得していないし、各都道府県選挙区で10%を超えるような票を出していないので、すべての供託金が没収されているはずですが、返ってきているということは、比例区から立候補した人が直前で取り下げたりしたのではないかと思います。
政治団体「オリーブの木」には、2017年の衆院選で山口4区から立候補したイメージの遺産で、941万円ほどの寄付が集まっていますが、黒川敦彦が借りた1億円と比べると、10分の1以下です。
しかし、1000円だろうと5000円だろうと、何かしら思うことがあって寄付をしたのでしょうから、この人たちは今、やりたい放題に迷惑行為を繰り広げるだけの害悪野郎になった黒川敦彦を見て、どのように感じているのでしょうか。
さて、この「オリーブの木」には、元レバノン大使の天木直人さんが900万円、西尾憲一さんが150万円を入れています。憲法9条を生かした平和的な政治をしようという人が出資をしているわけですが、今では単なる害悪を撒き散らすだけの反社会的カルト集団です。原型をとどめていません。
政治団体を運営しているのですから、人件費や光熱費、選挙運動の費用はかかるものでしょう。これらにどれだけのお金が費やされていたとしても問題はありません。問題は「寄附」の項目です。誰にどのくらいのお金を流しているのかというのは、特に可視化されるべきです。
このページは、支払先がビックカメラや大塚商会で、さほど変なことにはなっていません。パソコンやコピー機を導入した程度の話だと思います。
どうやら小林興起さんと連携するにあたり、小林興起さんが持っている政治団体「自由国民党」に家賃を支払い、やがて現在の千代田区隼町の事務所に移転したと考えられます。
ややこしいですが、「自由国民党」は小林興起さん、「日本国民党」はヘイト野郎の鈴木信行という感じです。半蔵門の事務所に通うための定期券も購入されているようです。
このページは非常に香ばしいです。組織対策費として、日本母親連盟に50万円の支出をしています。日本母親連盟とは「放射能に汚染された土を食べると元気になる」をはじめ、非科学的な健康法を実践させる危険なカルト医者の内海聡が作っている政治団体です。
つまり、こんなところに支出をしている時点で、黒川敦彦は参政党の吉野敏明の医療行為について文句を言うことはできないということです。
交通費については、特に疑問はありません。最も高い支出でも飛行機代の8万円となっており、沖縄を往復すれば、だいたいそれくらいの金額になることでしょう。
会食代については、どれも小さいですが、マザー牧場の17万9000円は参院選が終わった後の慰労会みたいなことでしょう。その後も飲食店で24万8000円の支出がありますが、大人数でメシを食えば、だいたいそのくらいになると思います。
小川学と若林亜紀は、ともに「オリーブの木」から立候補しており、寄附があるのは不思議ではありません。ポスターを貼る橋本勉がどのような人物なのかは不明ですが、大々的に請け負ってくれるということだったのかもしれません。
ここまでは選挙にかかりそうなお金なので、特に不思議なことはありません。金額的にもスルーしても良さそうな感じです。
最も重要なのは、このページです。
小林興起、黒川敦彦、榎本大志、溝口晃一らは、それぞれ候補者になっていましたので、巨額の寄附となっていますが、かかる政治資金のことを考えれば、だいたいこんなものだと思います。
問題は500万円の寄附のある「日本母親連盟」です。日本母親連盟から候補者が出ているとは思えないので、票を集める目的で連携していた可能性があります。黒川敦彦は、こうした危険なカルト団体とタッグを組み、集票を目指していたとみられます。
このように、令和元年度の「オリーブの木」の政治資金収支報告書を見ても、収入のほとんどは黒川敦彦が資産家から借りた1億円で、その他にも政党に寄付をした人たちはいましたが、それでも1億円のインパクトを超えることはできません。
また、当時から「日本母親連盟」と連携していたことから、黒川敦彦は票を得るためなら非科学的なカルト団体とも平気でタッグを組む男であるということがよくわかります。もはや参政党に対する文句は、一言も言う権利がない人間であるということです。
■ 黒川敦彦のデタラメな金銭トラブルの歴史
無責任な黒川敦彦の金銭トラブルについては、まさに今、「荻津組」の荻津伸輔さんが調べているところですが、「オリーブの木」の1億円以外にもたくさんのトラブルを起こしていたことがわかっています。
かねてから噂されている「イーハトーブ発電(温度差発電)」のクラファンは、何一つ成果を出せないまま終了。その他にも、農業をやると言って出資を募り、こちらも何一つ成果を出せていません。
どんな事業も失敗するリスクはありますが、一生懸命頑張っても結果を出せない場合と、そもそも金を集めただけで何もせずに結果が出ていないのとでは意味が全然違います。黒川敦彦はこれまで、まともに説明したことはなく、今は他者を攻撃する「つばさの党」のYouTube広告と、三浦春馬さんの死を利用したデモなどをしてカンパを集めるなどの行動をしており、いずれも「まともなお金の稼ぎ方ではない」と言えます。平将門の首塚をYouTubeのコンテンツにしていましたし、そろそろ大きなバチが当たるかもしれません。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
いろんな人から出資をしてもらい、そのたびに踏み倒すようなことを繰り返している黒川敦彦。そのお金がどこに消えているのかは、まったくもって謎です。全国を飛び回る交通費や宿泊費、食事代などに消えているのだとしても、そこまでベラボウな費用にはならないはずで、尊師・立花孝志のように、ゴルフやキャバクラ、彼女のお手当などに使っているわけでもなさそうです。
相変わらず「つばさの党」のYouTubeの広告収入のほか、デモをするたびに寄付やカンパを集めており、なんだかんだで数百万円単位のお金が集まっているはずですが、どこに消えているのかが全然見えてきません。
債権を持っているはずの人たちが、黒川敦彦があまりにも人間的にクソすぎて、口を揃えて「もう二度と会いたくない」と言っていることも、真相が究明できない要因になっていると思います。しかし、いずれにしても、出資者たちの無念を晴らすべく、いつかは調査・検証をしなければならないと思っていますので、「つばさの党」の動向は今後も追い続けます。
ひとまず1月15日に行われる「創価学会解散デモ」は取材し、どれくらいのお金が集まり、どれくらいのものにお金を使ったとみられるのかについても検証してまいります。今年は平将門公とともに、地獄の底まで見守っていかなければなりません。金返せ~!