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【選挙ウォッチャー】 福生市長選2020・分析レポート。

4月19日告示、26日投開票で福生市長選が行われました。福生市では井戸水から毒性のある物質が見つかっており、これが米軍基地が原因ではないかという疑惑が浮上しています。もし新型コロナウイルスがなければ、このあたりの話もしっかり取材してお伝えできたと思うのですが、新型コロナウイルスの影響で選挙ポスターの写真を撮ってきただけになってしまいましたので、概要だけをお知らせする形になりそうです。

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加藤 育男   66 現 自民系無所属
牛久保 真知子 67 新 共産党推薦

選挙の構図は、「自民党系の現職vs共産党の新人」という形になっているため、選挙をやる前から結果が決まっているような選挙でした。加藤育男さんは今回で4期目を目指す戦いだったのですが、初当選がかなり強い勝ち方だったこともあって、2012年、2016年、2020年とライバルらしいライバルが立候補することはなく、横田基地問題を抱える自治体だけに、日本共産党が申し訳程度に新人を出し、辛うじて無投票当選を免れているという状況です。今年は新型コロナウイルスの影響もあって、特に盛り上がりに欠けているような印象でした。


■ 加藤育男候補の主張

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加藤育男さんは、早稲田大学卒業後、現在のJFEスチールに入社し、5年間働いた後、実家の蕎麦屋の経営に携わるようになりました。2003年に福生市議に初当選し、2007年の福生市議選でも当選。2期目途中でしたが、2008年に福生市長選に挑戦。この時に自民党の推薦と野澤久人市長の後継指名を受けて見事に当選。2008年の福生市長選は、福生市商工会の会長、民主・社民が推薦する福生市総務部長、日本共産党推薦の行政書士が乱立する大混戦だったのですが、これを勝ち切る強さを見せたため、その後は誰も挑戦してこない状態です。今年は新型コロナウイルスの影響で、出陣式で1回だけマイクを握るも、選挙運動をしないという作戦に出ていました。3期12年の実績として、道路照明灯のLED化、病児・病後児保育事業、牛浜駅自由通路整備、東福生駅自転車駐車場の整備、防災食育センターの建設、中学校給食の完全実施、もくせい会館建設、新扶桑会館建設、福生駅西口再開発事業支援などをあげました。4期目は福生駅東口、西口周辺の再開発をさらに進めるとしています。


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