社会人3年目②
この記事は少し暗い内容に
なってしまうかもしれません。
苦手な方もいらっしゃると思うので、
先にお伝えさせてもらいますね。
この記事の続きです。
慣れない環境でやっとの思いで年末まで走り切った。
今振り返ると、この頃の私は
無理にテンションを上げているか、
死んだようにぼーっとしているか、
とても不安定な状態だったと思う。
友達や家族に会って愚痴を話すときは
いつも以上に変なテンションになってしまい、
泣いてしまいそうになるのを必死に堪えていた。
駅から職場までの田んぼ道で
ほろりと涙が流れてくる日もあった。
でも、私が行かなきゃ業務が滞ってしまう、
その後始末をするのも自分しかいない、
その一心だけで職場に通っていた。
年明けから2月にかけて
夜中に何度も目を覚ますようになった。
1回、2回、気づいた頃には5回ほど
夜中に目が覚めるようになっていた。
寝れていないから体はしんどいのに、
何もしていないともったいない気がして、
外に出かけてみたり一人旅に出たりしてみた。
それでもなぜかずっと心が晴れなかった。
無理をしていた。
楽しいことをしているはずなのに
体も心もどんどんしんどくなっていった。
そんな不調を無視し続けていると、
自分が辛いということも感じなくなっていたのか
何か最近楽になったかも、状況に慣れてきたのかな
と思うようになっていた。
でもそのような状況は長くは続かなかった。
2月末。
駅から職場までのいつもの道で
涙が止まらなくなった。
いつもなら泣きやむことができたのに、
どうしてもできなかった。
もう仕事なんてどうなってもいいや。
もうこれ以上頑張れない。
誰か助けて欲しい。
先の未来を考えて不安になる気持ちより
今この時点での辛い気持ちが勝った瞬間だった。
泣きながら職場に電話をかけて
お休みの連絡をした。
涙でぐしゃぐしゃになったマスクをつけたまま、
ずっとうつむいたまま、
1時間半かけて来た道を引き返した。
家に着いてからは何も食べずに
トイレにも行かずに丸一日眠っていた。
そしてしばらく仕事はお休みすることになった。