INSEAD=コンサルスクール?
以下は2018年に書いた記事です。
3月に入ってから夏のインターンシップに向けた就活が始まった。その様子を「INSEADはコンサルスクール」と言われる所以を交えてご紹介したい。
具体的には、
キャンパスを訪れた企業による
1. 会社紹介
2. 少人数のコーヒーチャット
3. INSEAD卒業生社員との交流会
学校による
4. 就活用の講座
5. 外部講師によるワークショップ
といったイベントが毎日のように開催されている(自由参加)。
イベントによってはドレスコード付きのものもあり、普段はTシャツ・短パンの学生がスーツを着て歩いているので、これまでの2ヶ月と違った空気がキャンパスに漂っている。
どんな企業がキャンパスに来るかというと、
金融、ベンチャー、製造業
在アジア・日本・欧米、マルチナショナル
様々な企業が来るには間違いないのだが、ここでもひときわ目を引くのがマッキンゼー・BCG・ベインといった戦略コンサル。
各社が大講堂(参加学生の人数によって開催場所が異なる)でプレゼンを行った上、コーヒーチャット、
そして、
戦略コンサル特有の「ケース面接」対策講座が連日開かれる。
それ以外にも、戦略コンサル出身同級生とのUnofficialなケース練習が今までそこら中で行われている。
そもそもINSEADの学生は2割くらいが戦略コンサルから(多くが社費で)来ていて、コンサルの考え方に触れる機会やケース面接対策のリソースに圧倒的に恵まれている。
そんな環境でコンサル教育を受けたたくさんの学生が毎年戦略コンサルに就職し、
その後、就活シーズンになると卒業生としてキャンパスを訪れる
というサイクル。
この就活シーズンを通じて、「INSEADがコンサルに強い」といわれる所以を体感することができた。
ただ、一つ付け加えておきたいのは
「学校は戦略コンサルへの就職を勧めているわけではない」
ということ。
だって、学生たちの多くは戦略コンサルに行きたくてINSEADに来たわけではない。(そういう同級生もいるにはいるが、僕が話した限りではごく少数派。)
むしろ、「自分らしいキャリアを見つけて進んでほしい」という学校のスタンスは明確で、
・自分掘り講座(週一/自由参加)
・担当キャリアカウンセラーとのセッション(応希望制)
といった直接的なキャリア支援に加えて、
・Organisational Behaviourの授業
誤解を恐れずにいうと、「仕事に熱中しすぎて家庭が崩壊した」といったケースなどを元に自分の価値観・行動を見つめ直すことが主目的。
・心理カウンセラー付きのグループワーク
スタディグループのメンバーと一緒に、月一ほどのペースで自分の行動の振り返り・改善目標の設定や相互フィードバックを行う。リーダーシップ・チームワーク教育を目的としたセッション。
といった間接的なキャリア教育も豊富に用意されている。
とまぁINSEADの就活の様子はこんな感じです。
ちなみに僕は5-6月のシーズンをフランスのキャンパスで過ごすことがほぼ決まりました!ご報告まで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?