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人生先発完投の生き方――村田兆治

2020年末に第1弾が発売されて以来、
いまも連日、読者の皆様から感動の声が寄せられている
「1日1話、読めば心が熱くなる365人の教科書」シリーズ。

わずか1ページの分量でありながら、
一つひとつのお話には、
胸が熱くなる感動が詰まっています。

全部で730あるお話の中で、
皆さまの心に最も深く残ったのは、
どのお話だったでしょうか?

「1日1話、読めば心が熱くなる365人の教科書」シリーズの中から、
特に心に残った記事と、その感想をシェアしていきます。

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https://www.chichi.co.jp/specials/2022_kansha/

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人生先発完投
村田兆治 野球評論家
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私が全国の離島を回って
少年野球の指導を続けているのも、
自分のためというよりも
なんとか次の世代を育成したいというのが先にあるわけですね。

子どもたちが、野球教室での経験を励みとして、
何かの壁にぶつかったときに乗り越えてくれたらという思いからです。

それにはまずこちらが本気にならないと。
本気になるというのは手抜きをしないことだと私は思っています。

自分に正直になって、いかに納得する生き方をするかということですね。
私もそれがあったから現役41歳まで23年間頑張ってきたんです。

特に引退のときは一番決断が難しかった。
涙が止めどもなく流れるんです。

私は33歳のときにひじを故障し再起不能とまでいわれました。
33歳といえば、野球の世界ではもう引退を考える時期です。
でもそれから3年間のブランクがありましたけど、
もう一度、立ち向かって出てきたんですね。

このとき、私が考えていたのは、
人間は最後の一花というものがあるだろう、ということです。
それをずーっとイメージしながら、30になったら35のことを考え、
35になったらあと2年先、3年先のことを考えながら
「まだくたばらんぞ」とトレーニングを積んできたのです。

そして、41のときに、プロとしてお金をもらっている以上、
お客を裏切るわけにはいかない、
自分と正直に向き合おうと思って引退を決断しました。

その代わり10月まで戦って、意地でも2ケタ勝って俺は終わる、と心に決めた。

そして、いい終わり方ができたら、それからがまた勝負なんです。

それまで私は色紙を求められると
「挑戦」とか「努力」とか「忍耐」とかいう言葉を書いていましたけど、
引退して初めて「人生先発完投」と書きました。

つまり私は引退後も、自分が手掛けたことを他人に委ねないで
成し遂げることにこだわってきた先発完投の生き方を貫こうと思っています。
自分の人生は自分で全うしないといけないわけですから。

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1日1話、私のイチオシ

致知出版社 広告部 久木野秀樹
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私がこの記事を選んだ理由は、
父親が村田投手の大ファンだったこともあり、
小学生の頃、父に連れられ何度も試合観戦に行った思い出があるからでしょう。

1度マウンドに上がったら最後まで投げ切るのは当たり前といわんばかりの気迫と粘り、
思い切りの良さ、大きく振りかぶって投げ下ろす姿は
真っ向勝負の真骨頂の雄姿でした。

その村田兆治氏が火事でお亡くなりになられたことは大変ショックでした。

現役時代の終盤「人間は最後の一花というものがあるだろう」といい
「まだくたばらんぞ」と数年先の自分をイメージしてトレーニングを積んでいた姿は
まさに男の意地。

自分が手がけたことを他人に委ねないで成し遂げることにこだわる。
いわば先発完投の生き方を貫こうとされ
「自分の人生は自分で全うしないといけない」という記事に感動しました。

私も人生先発完投の生き方を目指して歩んでまいります。

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「1日1話、私のイチオシ」応募概要
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皆さまからの熱い想いもぜひお聞かせいただければ
嬉しく思います。ご投稿をお待ちしております。

◆募集内容

 『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』もしくは、
 『1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書』の中から、
  最も強く心に響いたお話と、その理由(250字程度)を
  下記の投稿フォームよりお送りください。

◆投稿に当たっての注意事項

 お送りいただいた内容は、
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 月刊『致知』誌面などで紹介させていただくことがございます。
 フォーム上で、掲載可、匿名なら掲載可、掲載不可を選択ください。
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◆応募特典

ご投稿いただいた方全員に、
「読めば心が熱くなる1週間の言葉カレンダー」
(PDFダウンロード形式/非売品)を
プレゼントさせていただきます。

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