🎊9月1日、おかげさまで46周年!🍂
小細工はしない、正々堂々と勝負する
7月9日(火)、都内ホテルにて行われた対談取材では、共に一道を極めた者ならではの深奥な話が次々に展開され、「体力的に1時間半を限度にしてください」と言われていた当初の予定を超過して2時間に及びました。誌面にはその内容を凝縮して11ページ、約14,000字の記事にまとめました。
発刊から10日が過ぎた現在、続々と反響をいただいております。
お二方とも、以前の『致知』にご登場いただいたことがあり、個人的にも面識はあったそうですが、本誌上での真剣な対談は初めて。そこで語られた内容は下記の通りです。
小細工はしない 正々堂々と勝負する
見られている意識を常に持つ
結果ではなく過程を自らに厳しく問う
健康の秘訣は小さな勇気で一歩踏み出す
今日まで第一線で活躍し続けられている理由
〝世界のホームラン王〟はかくして生まれた
〝和食の神様〟が大切にしている原点
勝敗を分けるのは無心になれるか否か
逆境とはより高い頂に到達するための跳躍台
強いチームをつくるために監督として大切な心得
この道一筋に歩む中で掴んだ「人生で一番大事なもの」
驚かされたことの一つは、常人なら脂が乗り切った時期を過ぎ、老い衰えていく年齢にもかかわらず、ピリッとした雰囲気をまとって会場にいらしたことです。既に反響をいただいている対談の中身を、少しだけご紹介します。
常に生きた料理、感動されるプレーを目指してきたお二人。特別な言葉でなくても、節々に長きにわたる実践に基づく仕事論が光ります。料理にも野球にも詳しくない、そんな方もきっと様々なヒントを得られる対談になっています。
王貞治さんに投げかけた直球の質問とその回答
対談が白熱したこともあり、紙幅の都合上、どうしてもカットせざるを得なかったエピソードがありますので、編集長・藤尾允泰による取材手記より特別にご紹介します。
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メジャーリーグ史上最速で40-40(40本塁打&40盗塁)を達成し、さらには未だかつて誰も到達し得なかった史上初の43-43の記録を打ち立て、いまもその記録を伸ばし続けている大谷翔平選手に関する話題です。
通算868本のホームランを放った世界のホームラン王に、「大谷選手はなぜあれほどの活躍を遂げているのか」と直球の質問を投げかけたところ、王さんは鮮やかにこう打ち返してくださいました。
これを受けて、道場さんが答えられます。
王さんは感慨深げにこうおっしゃいました。
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「世界のホームラン王」と「和食の神様」――異色の組み合わせながら、そこに通底する人間学談義には仕事や人生を成功へと導くヒントが凝縮されており、興味は尽きません。ぜひ本誌の対談記事をお読みください。
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本対談を収録した『致知』10月号よりご購読のお申し込みをされた方には、WBC(2023年)で侍ジャパンを世界一へ導いた栗山英樹さんが「手放せない一冊」と序文を執筆された書籍『小さな幸福論』(致知出版社)をプレゼント🎁
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◇王 貞治(おう・さだはる)
昭和15年東京生まれ。34年早稲田実業高等学校を卒業後、読売ジャイアンツに入団。48年と49年三冠王。52年通算本塁打756本の世界記録を達成し、初の国民栄誉賞を受賞。55年通算本塁打868本の世界記録を最後に現役生活を終える。59~63年読売巨人軍監督。平成7年福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)監督就任(20年退任)。18年第1回ワールド・ベースボール・クラシックで日本代表監督を務め、優勝へ導く。21年より福岡ソフトバンクホークス会長。著書に『野球にときめいて 王貞治、半生を語る』(中公文庫)など多数。
◇道場六三郎(みちば・ろくさぶろう)
昭和6年石川県生まれ。25年単身上京し、銀座の日本料理店「くろかべ」で料理人としての第一歩を踏み出す。その後、神戸「六甲花壇」、金沢「白雲楼」でそれぞれ修業を重ね、34年「赤坂常盤家」でチーフとなる。46年銀座「ろくさん亭」を開店。平成5年より放送を開始したフジテレビ『料理の鉄人』では、初代「和の鉄人」として27勝3敗1引き分けの輝かしい成績を収める。17年厚生労働省より卓越技能賞「現代の名工」受賞。19年旭日小綬章受章。著書に『91歳。一歩一歩、また一歩。必ず頂上に辿り着く』(KADOKAWA)など多数。