苦手なひと
どうしても嫌な相手といるときって、ある。
それはバスの中で、電車の中で、はたまた学校の中で、会社の中で。
面識があろうがなかろうが、気の合わないひとはどこにでも存在する。
知っているひとであれば、対話を通じて多少なりとも改善が図られる可能性はあるものの、電車の中でその瞬間だけ会うような相手は至極面倒である。
例えば、よく聞くのが、混雑する電車で自分のポジションを頑なに変えず降りたいひとの邪魔になっているようなケースであったり、必死でスマホゲームをやりたいがゆえに満員なのに他のひとの顔の前に出してゲームする、といったようなケース。
気にすれば気にするほどイライラする。
でも、こんなことにイライラしている自分が情けないし、時間の無駄な気がする。
とはいえ口に出すことで余計なトラブルに巻き込まれたくない。
だいたい、こんな気持ちの方が多いと察する。
そういうときは、
相手の気持ちを無理やり想像してみる。
「彼の名はシゲオ。昔から人前でボケるのが好きだし、クリケットもうまくてむちゃくちゃ良い奴だけど、スマホ依存だけはやめられなかったよな。授業中、スマホを見ているのがバレて担任に没収されてから、肌身離さずコッソリ持ち歩く術が身についちゃったよな。」
観察力、想像力、仮説検証のスキルトレーニングにもなるし、これを考えている間に目的地に着いたりする。
ぜひやってみてほしい。