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バウムクーヘンとカステラ

金曜日は元同僚二人との約束。
わたしが辞める直前から会うようになって急激に仲良くなりました。
昼間に二人のうち仕事が休みである一人と先に待ち合わせて映画を観に行きました。彼女のことは、職場に入って来た当初は、なんだこの人は?!と戸惑う程に変人に感じていましたが、最近はむしろ彼女こそが正気であると感じるようになりました。
恐らく日本の現代社会では、生きていくのが結構難しいタイプ。でも、だからこそか、生き生きとしている気がします。そして生活者としての目線をしっかりと持っているし、それを保ち更新していくことができる場所を持っている(掛け持ちしている職場)。
彼女も映画を観るのが好きと言うことで、職場でもちょこちょこ話をしていました。なので、満を持して一緒に映画を観に行きました。一緒と言ってもわたしは最前列、彼女は最後列ですが。
映画「ゴースト・トロピック」は最近観たことがないような抽象的な作品だったので、良い映画でしたが難しかったです。彼女と感想や解釈を話し合ううちに作品の魅力が見えてきて、よかった。
映画の後のティータイムでも色々な話をしました。わたしが社会や人に感じている怖さや気持ち悪さをわかってもらえたようで嬉しかったです。彼女のゴリゴリの関西弁で語られる職場でのすったもんだも最高に面白かった。
夜は仕事終わりのもう一人と合流し、デカいピザを買ってわたしの家へ行きました。本当は花見の予定でしたが、桜の開花がかなり遅れていますね。
仕事から帰った夫も加わり四人でおしゃべり。元同僚二人の組み合わせは本当に面白く、何度も爆笑しました。夫もかなり二人のことが好きになったよう。
前の職場では、もう二度と会う気にもならない上司がいた反面、これから友だちとしてやっていけそうな同僚にも出会えたのでよかったな。

土曜日は友人が遊びにきてくれる予定を来月に延期し、のんびりと過ごしました。
近所を少し散歩して、ほんの少し咲いている桜を見たり、花見スポットで咲いていない桜の木の下で大いに盛り上がる人々を眺めました。
そして暖かい日の昼寝は最高に気持ちが良い。
夜は夫が会社の飲み会に行っている間、最近課金してしまっている少女漫画を読み終えました。今出ている分で完結はしていないけど、次が出る頃には特に読む気はしなくなっているだろうな。
少女漫画は現実にはこんな人いないどころか、いたら気持ち悪いレベルなのに、漫画の中ではかっこよく成立するというマジックが凄いですね。面白い。

今日、日曜日は月一回の鍼灸の日。
前回から一カ月しか経っていないなんて信じられない。遠い昔に感じる。そういえば仕事を辞めてからも一カ月経つけど、これまた遠い昔に感じる。と言うか、今もこの世界にあの職場が存在していることが不思議に感じる。わたしの世界からはスッと消えてしまいました。
この一カ月はお灸をしたりコリを揉みほぐしたりとマメにセルフメンテナンスをしていたのと、六日間しか働いていないこともあってか、だいぶ柔らかいですね!と言われて、やったー!と思いましたが、今までに無いくらい、鍼の効きが良過ぎて痛かった…!
打った瞬間に弾けるように痛みが走り、遠くまで響く感じ。コリが表面にあったみたい。悪いことでは無いのかな。
それよりも意外と腰に、固いコリがあったようで鍼灸師さんが悪戦苦闘していました。
最近は首肩を重点的にやってもらっていたので、地味に腰が溜まっていたようです。

一昨日元同僚がくれた有名店のバウムクーヘンをウキウキと食べて、わたしは気付きました。わたしはバウムクーヘンがそんなに好きではない、と言うことに。それを夫に話すと「俺はカステラよりもバウムクーヘンの方が好きだな」と衝撃の返し。先ず何故カステラが引き合いに出された…?と思うけれど、バウムよりカステラの方が好き…?世の中にそんな人間が?(いるだろ)信じられない。わたしはバウムクーヘンよりカステラの方が100倍美味しいと思っています。
でも、確かに薄々気付いてはいました。夫のカステラへの熱量の低さに…。

明日から四月。明後日から新しい仕事。
焦らずゆったりと始めたいですね。

ここ3日はそんな感じです。

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