ほうきカバーも作るのね
昨日は朝から身体が重く、頭も痛くて、直前に連絡入れるのが嫌だったので朝のうちにサークルを休む連絡をしました。初めて間違えてピルを二錠飲んでしまったせいか若干お腹も痛かった。いつ間違えたかわからないのだけど。前日に、ピルのシートがズレていることに気付きました。ネットで調べると、特に問題は無いらしい。
しかし頭痛薬を飲んだら意外とすぐ良くなって、逆に時間ができました。早めに判断した時に限って。そういうもん。
折角だから出かけちゃおと横浜へ行きました。
近所のサークルの予定から、唐突に横浜。
そごう美術館の中原淳一展に行ったのです。
まあ〜、ちょっと気になるけど行かなくてもいいかな、と思っていたのですが、先週のTBSラジオ「金曜ボイスログ」で原カントくんが薦めているのを聴いてやっぱり行きたくなりました。
想像以上に楽しみました。戦前にこのセンス?というファッションコーディネートのイラストにびっくりしたり、人々の生活の変遷に思いを馳せたり。当たり前だけど、服って買うものじゃなくて作るものだったのだね…。どんなに大事なものだっただろうと想像します。戦後には、インテリアコーディネート案もイラストにしていて「新婚の二人の生活はこんな風に」的なタイトルが付けられているのだけど、自分の好きなものを丁寧に揃えた感じが出ていて、見ていて楽しい。違和を感じたのは、その作品に添えられた恐らく学芸員が書いた説明文。「現代のミニマリストとは真逆の…」と書かれていて、ここでミニマリストを対極に出すのは間違っている気がするのだが…?と。帰って夫に話すと「間違ってる。だからそごうは潰れるんだ」と悪態を吐いていました。他にもいろいろ。
現代の、簡単にモノが買えて、どんどん使い捨てられるモノで溢れた生活に対してミニマリストが生まれたのであって、気に入ったものを少しずつ集めたり、自分で作ったものを大切に長く使おうとする生活は全く次元が違うもの。豊かだなあと少し羨ましい気持ちになります。
あと、凄かったのはフランス人形。フリフリのドレスを着たゴージャスなフランス人形。手の先まで全て布で作られていて、つ、作れるんだ…と驚嘆しました。
中原のイラストは、後のイラストレーターやデザイナーに多大な影響を与えているよう。内藤ルネや宇野亜喜良の絵、似てるもんな。中原が影響を受けたのは、竹久夢二かな。勝手に繋げて、改めて竹久すごいな、と思いました。
帰り、上野東京ラインに乗ったつもりが湘南新宿ラインだったというミスをしました。
西大井と言われて、一瞬自分がどこに連れて行かれるか不安になりましたが、もちろん全然問題ありませんでした。うっかり、うっかり。
昨日はそんな感じです。