ホスピタリティは死なない
ホテルに携わる皆さんもそうでない皆さんもこんばんは。コロナウイルス嫌ですね!!
本日は、このホテル需要減少している今、ひとりの雇われホテルマンとして考えていることを書きます。
今は、コロナによる「辛すぎぴえん期」
皆さんご存知のとおり、コロナの影響を受け多くのホテルが大変厳しい状況に陥っています。生き残りをかけて、様々な新プランを打ち出したり、低めの価格設定で提供するなどしてしてホテルは奮闘していますね。(がんばれ!)
リモートワーク向けやシェアスペースとしてのホテルの活用を提案したり、ウイルス対策で安全性をアピールしたりして、とにかく今は、今できることをやっている。
回復の見通しがなかなか立ちませんが、中長期的な目線で見てここは踏ん張りたい。このコロナによる「辛すぎぴえん期」をなんとか耐えきって、需要回復の時を待つ。そうですよね。
私は運営に携わっているわけではないので、数字を握る方々の大変さ、心臓が押し潰されそうなほどの辛さ、100パーセントは理解できていないのかもしれません。でもホテルで働く身として、私も今できることをしたいと思っている。
「ただのホテルマン」ができることはひとつだけ
ホテルマンとしてできること、それはもう、目の前のゲストにおもてなしすること。それに尽きます。
なんだそんな単純なことかと思われるかもしれませんが、私は自分のホスピタリティ精神を以って、
会社から支払ってもらっている 人件費以上の価値を、ちゃんと生みたいと思います。
ホスピタリティは原価が0円です。私の中に蓄積された「経験」だけが、モトになっているからです。
今までたくさんのゲストと対峙してきて、星の数ほどのゲストのニーズと、それに対するおもてなしの仕方を学んできました。
人に寄り添うチカラ
歓迎を表現するスキル
思いやりの気持ち
居心地の良さを感じてもらう方法…
これまで培ってきた「ホスピタリティ」という原価0円の滞在魅力、今こそ存分に発揮するべきでは?
ホテルで提供できる「モノ」は、少なくなってしまったとしても。売上とお給料が減ったとしても、私の「経験」は無くならない。ホスピタリティはしょぼくれないのです。
ホテルマンとして、この状況はむしろチャンス
新プランの打ち出しや、価格設定の変更、ニーズの変化で、「今までうちのホテルに来ていなかった人たち」もちらほら来てくださっています。ありがたい。
それはつまり、私たちの提供している価値(ホテル滞在の素晴らしさ)を知っていただくきっかけになるのではないかな。そして今まで培ってきたホスピタリティスキルなら、きっと期待値を上回るような体験をさせられる。というか、させてみせるぞ。
滞在に満足し、ホテルの価値を知ってもらえたら、ゲストは将来必ず帰ってきてくれるはず。
この状況が回復したときに、
また帰ってきてもらえるように。
精一杯ゲストと向き合っていきたい。
わたしはゲストに素敵な時間を過ごしてもらうため、毎日、がんばるだけ。ホスピタリティ精神は溢れても無くなることはない。
ホスピタリティは死なないので。
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