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アメリカ在住お母さん、Standing Next to Youが好き過ぎる
チチです。
橋バター新規、アメリカ在住のグク寄りオルペンです。
GOLDEN発売以降、息も絶え絶え、当のジョングクは眩し過ぎてクラクラする毎日。
全曲レビューもしたいけど、1本でまとまらないに全部かけられるので、ひとまず一番のお気に入りとなったタイトル曲『Standing Next to You』といくつかのビデオについて徒然なるまま感想を書いておこうと思います!'
SNTYのナニがそんなに良いのか
ジョングクのソロデビューアルバム『GOLDEN』は、BTSの黄金マンネが更なる大衆認知を狙い、欧米の超一流のクリエイター達を起用し全編英語で作られた。
ひとりの青年が恋して、欲情して、決意固めて、不安になって、ヤケクソになって悲しんで右往左往して、最後には真実の愛を悟って一皮剥けるというような物語(多分)(個人の見解です)。
構成お見事!全体をまとめ上げるSevenの2バージョンのええお仕事ぶりにも拍手!
心地よいリズムや耳障りの良いメロディの中でジョングクの多彩なボーカルが楽しめる、基本的には本当に聴きやすいアルバムになってはいる。
だが待って。
4曲目SNTYにおける、この黄金青年のテンション爆上がり具合はどうなのか?尋常でない。なんなら若干浮いている。
このちょっとした違和感は、GOLDENを「キレイなアルバム」なだけで終わらせない絶妙なザラつき、フックとなっている。
そしてそれこそが、お母さんにとってたまらなく愛おしポイント。
昨日まで、週7シャンパンコンフェティだぜ♩などとチャラついていた青年が、唐突にロミオだかジェームズボンドだかMJだかの重厚感を実装。
サスペンス臭すら漂う初っ端のイントロ、音圧、映像、コレオ、黄金青年のメンチの切り方。全方位もはや過剰なほどに力みながら、たとえ火の中水の中、君の隣に立ってるぞぁぁぁああああ〜!!と距離感無視してグイグイ迫り来る。どこまでも荘厳、豪華絢爛、全身全霊・全力でカッコつけている。
なに。どうしちゃったの急に。
全然イージーリスニングじゃない。ジョングクだけじゃなく、聴いてるこちらだっていつも無意識に眉間にシワが寄る。そしてシリアスな自分に気付いてフッと笑ってしまう。追い込まれるとヘラヘラ笑うしかない諦めみたいな心境に近い。
こなれ感、抜け感、洒脱、みたいなことは一切狙わず王道を駆け抜ける。
スポーツ選手が無心で金メダル掴みに行くその瞬間を観ているような。
器用な天才の、その実、愚直なまでの血汗涙を伴う努力とひたむきさ。
そういった部分に、流行りの洋楽に合わせに行っただけではない、ジョングクのK-POP魂みたいなものも勝手に感じたりする。
GOLDENにはどの曲も驚きがあるし、アルバム完成までのスピード感などビハインドも含めて終始アゴ外れっぱなしなミラクル連発なんだけど、SNTYのような世界観を完成させることこそ洋楽と韓国の歌謡を行き来するポップスター、ジョングクにしか出来ない仕事だと思う。
例えば、Yes or Noはお母さんだって大好きだけど、エド先輩がギター持ってセルフカバーしたってめちゃくちゃハマりそうじゃない?ジョングクのライブ観たら感想は変わるかもしれないけど。
でもパフォーマンス含めSNTYをここまでストレートに表現できる人、いま他にいるかな?うーん思いつかないなぁと。
さすがのタイトル曲。大変にクセになる。
MV版のここが好き
好き語りはキリがないので、端的にサクサク進める所存。
まずMV。
撮影場所ブダペストとのことだけど、それってついこないだじゃん。ほぼ撮って出し!
Tanu Muino監督はウクライナ出身の女性で、カーディさんのUp、リルナズ君のMonteroとかハリーのAs It Wasも手がけた方なのか。。どれもとんでもないスケールよ。。
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キレキレのターンからホーホ・ホーホホーン♩の緩急にゾクゾク。あとジョングクよ、上目遣いがあんまりカッコよくないとかシュチタで話してたけどね。お母さんは右目が奥二重っぽくなってスッキリ度が増すこの角度すごく好きだからあきらめないで!
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最後左の肩がグッと前に入ってヒェッてなるけど、逆になんかもうもっと行っちゃえよ!という気分にもなり、グクペンとして日々鍛えられてきた成果を感じたりもする。
iHeartRadio版のここが好き
結論から言うと、TODAYshowまで終わった現時点で出ているSNTY動画の中で、生バンド&歌唱フォーカス&ダンスブレイクのこれが一番好き。ジンさんのシュチタで話してた、高音も出せないラプラ(念の為、これを言ったのはジンさんです)が歌手は生歌だってこだわって、それにボカラが一生懸命に応えダンスと歌唱を両立できるようになった話、本当に良かった皆ありがとうと思ってて(誰)。バンタンが口パクメインのグループだったら、お母さんここまで好きにならなかったと思う。
昨今パフォーマンスも複雑化してあまりにも生歌唱が難しそうなものも多いけれど、多少声が震えたって表情管理しきれなくたって(いやジョングクは大丈夫だけど)、その場その時のコンディションの、リアルな推しの声が絶対に聴きたいのだ。
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声もぶ厚くて情熱的、ものすごい迫力!
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人間味があって好き!
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落としたら撮り直すの大丈夫??という心配は凡人の発想。
The Tonight Show版のここが好き
そもそもジミーおじさんは面白くて優しくて、バンタンへの敬意があるから大好きだし。英語も聞き取りやすいからバンタン関係なく勉強用にチェックさせてもらうことも多い。トーク部分で振り付け教えるパートが可愛かった。
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ちゃんと面白くしてくれる安心と信頼のジミーおじさん。
BamBam言ってるジョングク。バムちゃん元気?
iHeart版と違った点は、JKダンサーズ従えた振り付け完全バージョンだったこと。その分、ジョングクの歌唱部分もほんの少し削ってはいるけど、それでもあれだけ動きながらこのクオリティはもうさすがとしか。
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スタンドマイクのってクルクル回るところ。
バンタンのもそういうの多いけど、ただ棒立ちで歌うだけでも難しそうな楽曲で、こんなに小道具の取り扱いに気を遣うコレオ入れてくるの鬼!
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2テイク目だから声が震えた?って言ってたけど、え、どこが?ブライアンさん達とのダンスの息もぴったり、群舞になるとパフォーマンスの華やかさも増して素敵だったよー!
Choreography ver.のここが好き
後出しぽくてなんか怪しまれそうなんだけど、お母さん本当にコレオ版MV初見でブライアンさんと同じこと考えてて!もう宗教画じゃんて。
Same tbh 😂 #art pic.twitter.com/Jp4iOR3ujf
— Brian Puspos (@BrianPuspos) November 8, 2023
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TODAYshow版も良かったよー
最後に今朝出たばかりのTODAYshow少しだけ。
ニューヨークは6℃だったと読んだけれど…
when jung kook puts his mic down u know he’s about to eat it up some more!!!!!! #JungKookOnTODAY #citiconcertseries #BTS @BTS_bighit pic.twitter.com/ITsIvwRPy9
— TODAY (@TODAYshow) November 8, 2023
ジョングクもあまりの寒さに戸惑っていたようだし、ウィバで失敗だったごめんねなんてコメントして。
でもこれも、え?どこが失敗??
確かにこれまでの2つのライブと違い生放送(ピッチ補正不可)、屋外(寒&風)、生バンドに被せなどの加工もほんとに最低限で、うまく歌うための条件としては過酷。なのに、すごく安定しているように聴こえたんだけどな。
お母さんはこのTODAYshowでまた改めて、ジョングクの生歌が半端ないレベルであることを確信した次第。
でもちょっとニューヨークこっちきて?
あのさぁ、ここ最近、せっかくジョングクいる時の肝心のお天気どうなってる?空も興奮で荒ぶっちゃうの?オッケー、でももうちょっと頑張ろっか!(って西のド田舎から東の大都会に叫んでます)
アメリカに来てくれてありがとう
Butterでグラミーが取れなかった時のWラでナムが自作に戻らないとと語っていたり、会食でも英語3部作で方向性を見失ったという話があったので、正直今後、コラボとかには応じるにしても、グループとして外注曲でアメリカを狙うことは無くなるのかな?と思ってる。充分すぎるほどの地位も人気もすでに得ているわけだから、あとは自分たちの納得と満足が最重要事項なのは、それは絶対にそうだし。
でもね、英語曲で殴り込んできてくれたおかげでアメリカの田舎に住みながらBTSに出会えたお母さんとしては、勝手に寂しくなる気持ちも正直あった。コアなアミだけでなく、とりあえず浅くてもいいから幅広く人々にこのグループの素晴らしさを知って欲しいから。そのどちらもが、末永い活動を支える力になると思うから。
それだけにジミンがLike Crazyでリムジンサービスに出た時かな?自分たちの声を届けたいからビルボードチャートもちゃんと狙いに行きたいって具体的な野心を隠さずにハッキリ語ってくれたことは、ちょっと嬉しくもあって。
ソロ活は作風もプロモーションもそれぞれのカラーがあって、どれも大切で尊く、全てが大正解。
でもこの流れの中で、ジョングクがまさか韓国語一言も入れない英語だけのフルアルバム出すなんて想像もしてなかった。
書きたいこと書いたら結局ARMYソングになっちゃう、曲作りはプロに任せて自分の得意なパフォーマンスに集中しますって潔さ。
たった数ヶ月前まで何もしてません石ころです言ってたのに、突然週5で英語曲レコーディングを実現できてしまう特殊能力。
こうと決めたら突っ走る芯の強さと向上心。
え、そっち行くの?ジョングクちょっと待ってー!ってゼェゼェ息切らしながら、どこまでも追いかけたくなる。その引力の強さと激しさこそ、黄金という感じがする。
いろんなことがあるけど、たくさんたくさん楽しませてくれて、道なき道を走り続ける姿を見せてくれることにはただ感謝しかない。
メンバーの一連のソロ活、アレコレ含めたGOLDENの評価やこの歴史的チャレンジのフィードバックをもってして、2025年のグループには、いったいなにが起こるのだろう…もう怖いくらいに楽しみ!!
読んでくださり、ありがとうございます。