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メルボルン旅行記⑤FITZROYとタトゥーを入れようかなの巻

メルボルンへ来てはや一週間。
私たちはフィッツロイという多様性を受け入れるヒップな文化の街から
セントキルダというお金持ちが多く住むという海辺の街に宿を移動した。

移動したいか?と言われるとしたくない。
移動ほど面倒なものはないだろう。
私は移動は大の苦手である。

しかし、この世には「住めば都」という言葉がある。
何度もいうが、ことわざというのはとても大切だ。
時代を超えた流行語なのだから、真理なのである。

「住めば都」とは
人間には適応能力があり、
少しずつ自分好みにカスタマイズしたり、
知っていくことによって
嫌だった場所もいつか都になるということだ。

フィッツロイの初日は、
なんだここ?と正直思った。

うちら向きの街じゃないかも?なんて。
ボヘミアン調の人がいたり、街には落書きだらけ。

だけど、
一週間をそこで過ごす。
それは決まっている。
であれば、文句を垂れている場合じゃない。
必ずいいところがあるはず!
とにかく、私たちは歩いた。

いいお店はGoogleマップで探すのではない。
足で探すのだ。
それはいい匂いがしているし、
たくさんの人が集まっているし。
いい立地なのだ。
全ては目で確かめると見えてくる。

そうしているうちに
街のいろんなところが見えてくる。

知らなかった街が
いつの間にか慣れ親しんだ街に。
そうして私は思った。

フィッツロイ(FITZROY)ってタトゥー入れようかな。

知る=好き
知らない=嫌い、怖い

好きなものが
たくさんある人生がいい?

嫌いなものが
たくさんある人生がいい?

答えは一つ。
であれば、するべき行動は一つ。
「知る」のみ。

知ることはスマホでできる?
できない。

足を使って、時間を使って、
無駄をたくさんするからこそ
知りたいことは見えてくる。

無駄をなくしたい?
であれば、今すぐこの画面を閉じよう。
この文章を読む時間こそ、無駄である。

しかし、無駄こそが人生。
無駄な部分に、色がある。

無駄を楽しむことが
人生を楽しむコツである。

そして自分から意欲的に知ることが
人生を楽しむコツである。

アメフトのルールを知る。
スペイン語を知る。
職場にいる気難しい人を知る。

知ることはハードルが高い。
吐き気がする。
なぜならば、すぐにはできないからだ。

しかし、
スポーツのルールを一度覚えた人は
そのスポーツを一生楽しめる。

スペイン語を一度たくさん勉強して覚えた人は
一生スペイン語でお友達と喋ることを楽しめる。

職場にいる気難しい人の好きなこと、嫌いなことを知って
お話しすることができたら、職場を楽しめる。

楽しむためには、「知る」が必要。
「知る」には努力と時間が必要。
一度時間を使って努力をすれば一生楽しめる。

そのスポーツのルール知る必要ある?
スペイン語話せる必要はある?
気難しい人を知る必要はある?

必要か必要ないかで生きるのであれば
今あなたが息を吸って生きていることも
必要かどうか真剣に問う必要がある。

何事もないよりも
あったほうがいいでしょう!
楽しい時間が増えるのだから。

あなたはいつ楽しみますか?
私は、一生楽しく生きていたい!

だから、
今日も知らない土地を歩き回る。

新しい友達を作って、
また会いたい!
だからこの土地にまたいきたい。
またメルボルンへ行こう!
そんなサイクルを作る。


この世どの場所も
あなたのホームにすることができる。

アウェイ戦が難しいのは
ホームよりその場所のことがわからないから。

この世をあなたのホームに。
そのためには時間と努力が必要。

今苦しい思いをして、
後々楽になるのか。

今、楽をして
後々苦しむのか。

未来のあなたはどちらを選択した際に
今のあなたに感謝をするでしょう?

全ては未来の自分のために。

Chie Kato

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