CHICCIメルボルン旅行紀①この世はあなたのためには存在しない
今回11月2日〜15日の間、
私たちCHICCIはオーストラリア・メルボルンに行ってきます。
そんな私たちのメルボルンの旅行記をこちらに記します。
まずは自己紹介からどうぞ。
私、チエは日本の仙台にて「CHICCI」というカフェをやっているオーナー夫婦の一人です。
2020年コロナ禍、苦肉の策で夜にお酒を出す営業ができなかった夫、マコトさんんのバーを間借りしてはじめたテイクアウトのケーキ屋さん「CHICCI」。
次第にSNSを駆使し、人気がでて…国分町という仙台の歓楽街の昼間に突如若い女の子の行列が!?とテレビや新聞、雑誌やラジオで話題になったとか。
そんな間借りカフェCHICCIも今や五年目突入!
お客様からの意見を大事にして一緒に作り上げていくスタイルの私たちCHICCIは「国分町は遠いので仙台駅に出店して欲しい」という声を受けて、仙台駅中央二階改札前で催事出店を始めたり、
「行きたいけど営業時間に間に合わない!」というお客様のために一番町に夜9時まで営業をするカフェ「CHICCI本店」を構えて、皆様のご来店をお待ちしているところでした。
夢はバスクチーズケーキを火星に持っていくこと🚀
イーロンマスクに食べさせて、嗜好品として火星で楽しんでいただくことを目指しています。
そのためにまずは、仙台のみなさんに一口食べていただけるよう
一生懸命にスタッフ一丸となっているところでした。
そんな私たちCHICCIは昨年2023年社員を連れて三人で
メキシコ、NY、ジャマイカ、ハワイ一ヶ月の旅へ行きました。
そんな旅行から一年がたった2024年秋。
マコトさんは痺れを切らしていました。
「旅行へ行きたい。チエちゃんがいかなくても俺は行く!」
そうです。
私たちのお店のコンセプトは
「世界中を旅して食べ歩き、美味しかったものを日本へ帰って研究。
そして自分たち流にアレンジして再構築。
常にアップデートを重ねる進化系カフェ」
なのです。
旅行にいかず一年が経つということは
コンセプトと反している!
というわけですぐに私も出発を決意。
11月に、いこう。
11月は寒いから
寒くないところへ行こう。
寒いところが苦手という部分もありますが、
寒いと荷物が増える、どうしても出かけるのが億劫になるなど
単純に旅行に弊害があると私たちは考えています。
なので、旅行先は基本あったかいところ!
というわけで冬は南半球へ。
ちょうどエスプレッソマシンも購入したばかりの私たちCHICCI。
バリスタが多いメルボルンへカフェの勉強をしにいこう!と
二週間のメルボルン行きを決意。
チケットをマコトさんが取り
グーグルマップで気になるお店にピンを打ちます。
基本は星4.6以上。
その周辺にホテル(アパート)を探します。
今回は事前にCHICCIに遊びに来ていたメルボルンのご夫婦から
「犬が多い地区、素敵なお店が多い地区がいい」と問い教えていただいた
ヴィクトリアあたりと、セントキルダ(読み方が間違えていたらごめんなさい)
に着目し(結局マコトさんが調べた気になるお店たちもその街の周辺に行き着いた!)宿探しをスタート。
私が宿を探すときは
Airbnbを使用します。
(ホテルだと乾燥で風邪をひきやすい、キッチンがないため)
20,000〜25,000円くらいで高評価のもの。
レビューをしっかりと読みます。
『徒歩圏内に素敵なお店(カフェやスーパー)がある』
『必ず私はここに戻る』
そのレビューがあるアパートを探します。
そして洗濯機付き、
シャワーヘッドが可動式(バスタブはなくても良い)
広い
キッチンの充実度
ベッドが快適かどうか(快適じゃないマットレスの場所が多い)
窓が大きいかどうか
管理人の親切度
この辺りを重点的にチェックして
決定していきます。
写真も重要!
人は見せたいものを見せます。
だから、お風呂場を見せていないとか写真が少ないはNG。
見せたくないのでしょう。
そしてどこ写してんねん!これ系もバツです。
気が合わないなという人の写真のとこに泊まると
気が休まりません。
気が合う人を探しましょう。
これは不動産探しのときにも
もちろん転職する際にも
お店を探すときにも役立つ技術でしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
そして!後はもうここでいいや、と消去法で決定していきます。
そう、あなたにあった宿泊施設なんてこの世にあるわけがありません。
あなたにあった街も、
あなたにあった職業も、
あなたにあった運命の人も
この世には存在しないのです。
全ては幻想であり、ファンタジー!
この世というのは常に自分の形を変形しながら
いかにフィットしていくのかというのが
気持ちよさ、快適さ生きる楽しさにつながっていきます。
それができないのであれば、
巨万の富を稼ぐことが大切です。
私は文句を言いたい!
つまり、巨万の富を稼ぐことを頑張ることを
旅行の旅に決意します。
もっと稼いで、もっと快適に。
もっとより良い体験を。
これでいいやと思ったことはありません。
上があるのだから!
体験したことがないものは体験してみたい。
ビジネスクラスで渡航してみたいし、
一泊10万円のアパートに泊まってみたい。
ただし、それが特別になるのは嫌です。
それが、平気になること。
四万円の白いTシャツを
特別な日に着るのではなく、
たとえカレーうどんが飛び跳ねても
その後テンションが下がらない。
急いでとっとっとっとっとと乾いた布で
裏から抑えながら
ちょっと洗剤をつけて濡らした布で叩くこともなく。
気軽にまた買える人間になること
果たして、そんな日は来るのかな?
そんな人間は
そもそもカレーうどんを跳ねさせなさそうだし。
マナーの教育も行き届いているでしょうね。
富を得たければまずはマナーから、
なのかもしれません。
…と、話が逸れました…本筋に戻しましょう。
巨万の富は今ない、というわけで
消去法で諦めながら自分に合った最適なアパートを探します。
そして、旅から帰ってきた後の仕事の糧にします。
頑張って稼ぐぞ!とね。
というわけでアパートまでは決定。
そしたら、後はメルボルンの歴史、気になるお店を調べます。
私は常々世界中の色々なInstagramをみているので
オーストラリア行くなら、このお店行きたかったんだよねー
という感じですぐにあげることができます。
特別調べなくとも常にアンテナを貼っておく、
これが大事なことのように思います。
いくお店(確定)をフォローするのではなく
行ってみたいお店(未確定)をフォローしておけば
行くきっかけになるかも!
そうやって山形へ肉そばを食べに行く感覚で
メルボルンにコーヒーを飲みに行きます。
そんなこの文章を書いているのは
メルボルン2日目の朝。
メルボルンは雑多な印象です。
なぜアジアに括られているのかなと幼い頃位から疑問に思っていました。
しかし、足を運んでわかりました。
ここは確かにアジアです!
この話はまた今度。
というわけで今日も一日食べ歩いてきます!
皆さんも良い一日をお過ごしください。
Chie Kato