信念を貫いて米は美味くなるのか
今年も無事に脱穀完了!疲れたーーー。
我が家は昔ながらの脱穀方法で、昭和中期頃の機械を使って稲藁の束をひと束ひと束手作業で機械に通し、稲と籾を分けていく。
今回の米づくりは反省点が多く、子どもたちに何度も謝った。
「要領悪くてごめん。今回は苗植え過ぎて、その分だけ人手も体力も時間もバランスが崩れて、大人たちがイライラして。意味無いね楽しくやらなきゃ。来年は減らすから安心して。」
「うんうん。」と何事も無かったかのように無邪気に田んぼをかけ回る子どもたちに感謝。
米農家さん方の噂によると、今年の米の出来栄えは良くないらしい。昼夜の寒暖差によって粘りや甘味が出るはずが、今年は高温が続き夜間も気温が下がらなかったことでパサパサだと。
ほーほー。
信じない。聞き流す。
稲を天日干しにする際、1束1束に感謝を伝え、雨に当たった翌日は1列1列に声をかけた。
大丈夫!
最初に脱穀の済んだ籾を早速精米機にかけ様子を見る。確かに米の水分量が少な過ぎて割れてばかりのクズ米に。これは精米機の調整でなんとかなりそう。
クズ米を試しに炊いてみた。
おっっっおいしい。。。。。噛み応えもあるししっかり味もあって甘い。新米は炊飯時の水を減らすことを忘れていつもの量で炊いてしまったので、ベタっとなったものの、子どもたちは「あーおもちの味がする。あまい。おいしぃ。もっとー。」と白米だけで食す。
この感動の為に米作ってるようなもんだ。
子育てで大切なのは
「子どもを信じること。」
植物もおなじだ。最後まで信じて育てあげてよかった。
信念を貫いて米が美味しく感じたということにしたい。