依鈴

幼い頃から生きづらさを感じており、19で発達障害（当時はアスペルガー、現在で言う所の自閉症スペクトラム）の診断を受けました。 同じような生きづらさを感じてる人に寄り添えるといいなと思います。 過去の体験談や自作の詩を書いております。

依鈴

幼い頃から生きづらさを感じており、19で発達障害（当時はアスペルガー、現在で言う所の自閉症スペクトラム）の診断を受けました。 同じような生きづらさを感じてる人に寄り添えるといいなと思います。 過去の体験談や自作の詩を書いております。

奏者（旋律〈かな〉でる者）

君よ　聞えているだろうか まずは許してほしい 君を残して旅立ってしまった事を 僕はこの曲を届ける事しか出来ない けれど想っているから 君が冷たい涙を流さぬようにと 君の暖かな笑顔がくもらぬように 君の歩む道に多くの幸があるようにと 君が哀しみの涙に濡れる時 翼の無い僕には飛んでくことは出来ないけれど せめて心だけは寄り添えるよう 僕は君だけにこの曲を奏で続けよう 君よ　どうしているだろうか 親しい者達に囲まれているか？ 健やかに日々を過ごせているか？ 君への愛おしさで

依鈴

    • 金魚

      生まれ変わったら金魚になりたい だって邪魔にならないもの 人間だとかさばるでしょう？ 立って半畳分 寝て一畳分の場所がいる 金魚なら棚の上にほんの少し 五十センチ四方くらいで充分だもの それなら誰の邪魔にもならないでしょう？ 生まれ変わったら金魚になりたい そしてできるなら 金魚のように生きられたらいいなぁ

      依鈴

      • 発達障害を持つ私のこと

        私は発達障害者だ。 診断を受けたのは19歳の時で当時はアスペルガーと診断された（今は自閉症スペクトラムというようだ）。 とはいえ、母曰く多少の違和感は感じていたようだ。最初の違和感は乳幼児検診の時。保健師さんが鳴らす楽器の音に私は反応せず、聾唖を疑われた。しかし、受診した耳鼻科で耳元で鳴らされた音に反応して泣いたことから「興味が無かったので反応しなかったのだろう」と判断された。それからもう少し大きくなった私は「こどもクラブ」に入れられたが、そこでも他の子達と遊ぶことなく一人

        依鈴