不調時こそ明るく

 先日雀荘にてフリーを打っていて印象に残ったことがありました。その日同卓したある方とは常連同士ということもあり、ありがたいことに仲良くさせてもらっています。対局中も冗談を言ったりしてよく盛り上がる仲です。麻雀がとても強いし、気さくな性格をしているので同卓してて楽しく、本当に自分にとって見習うべき方だといつも思っています。

 その日の私の立ち上がりはよろしくありませんでした。1ゲーム目は5リーチ0和了3放銃でラス。2ゲーム目は4リーチ0和了2放縦で3着でした。そのほか自分にとって都合の悪い横移動が多かったりと苦しい展開が続き、内心フラストレーションが溜まっていました。しかしまだ同卓者と他愛のない会話をする程度はできました。

 しかし、3ゲーム目の東発で5巡目ヤミテン18,000の放銃をして、プツンと何かが切れました。なんでこんなに自分だけついてないの?腹立つ。帰りたい。と思い、メンタルがヘラって表情が暗くなりました。死んだ魚の目をしていたと思います。メンタルがヘラってしまうと「どうせ和了れない」「どうせまたラスる」「所詮運ゲー」「今日で引退する」などネガティブの塊、ネガティブの化身になるのです(同卓者に迷惑をかけるような、怒りをあらわにしたりマナーを守らないということはしていません)。そのゲームの結果は覚えていませんが、とりあえず次のゲームでラス半コールかけて帰ろうと思っていました。

 すると、上述の方から、「気持ちわかるわー。でも不調のときほど明るく楽しもう!」と言われたんです。第一感としては「それができたら苦労しないよ…」だったのですが、よくよく思い返してみたんです。そういえばこの方が調子悪いとき、それを笑いに昇華している場面を同卓して何度も見てきたなと。いつでも楽しそうに麻雀を打っていて、だからこそ同卓していて楽しいんだなと。適当にアドバイスをくれたのではなく、自分で意識して行動していることを私に教えてくれたんだなと思って、とても説得力があったんです。自分も不運を笑いに変えるくらい、麻雀を楽しむことができるようになりたいと思うようになりました。

 とはいえメンタルの耐性は人それぞれだし、現実問題、簡単にそうなれるとは思っていませんが、今後の一つの課題として取り組んで行きたいと思いました。

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