SteamDeck(SteamOS) でアリスソフトの System4.0時代のゲームを動かす話
我は非Windows環境でWindowsゲームを動かすことに喜びを見出す者。
先日、某生まれたばかりの掲示板のUMPCのスレを眺めていた所、
という情報を得たため少し調査してみた。
とはいえ所有していないゲームだし流石に2500円出して買うのもなぁ…ということで体験版での検証になっていることはご容赦されたし。
まず体験版を落としてきて SteamDeck にインストールしてみたものの、文字化けしつつファイルが見つからないというエラーが出る。
これは SteamDeck あるあるのパターンで日本語ロケールの問題なので適宜設定すればちゃんと動くようになる
しかしながら動かしてみると確かにフレームレートが全然出ない…CPU・GPUともに使用率は低いのに、フレームレートは10~15位の低空飛行。ただ3Dダンジョン風のフィールドを歩き回るだけの操作すらストレスフルだ…たしかにこれは厳しい…。
当初はDirectX9周りの設定の問題かと思ったため、少し古いProtonGEを入れてDXVK_ASYNC=1などを試してみるも効果はなし。
ふと、もしやこれは AliceSoft のゲームシステム特有の問題なのではないか? と思い、同じ System 4.0 を使っているゲームタイトルと wine と言う単語と組み合わせてググってみた所、wine のフォーラムに有力情報を発見。
どうやら、戦国ランスの場合はexeファイルのあるディレクトリに特定の名前の空ファイルを2つ作るとパフォーマンスが大きく改善するらしい。
そんな馬鹿な…と思いながらも試してみたらあっさりFPSが60に張り付いて操作含めてヌルヌル動くようになった。
よくよく見れば対策情報が乗っていたサイトは AliceSoft のサイトの一つであるようだ。
なんのことはない、全てはメーカー公式の手のひらの上から少しも外に出ていなかったのである。
とはいえ日本語で検索しても中々たどり着けない情報ではあったし、
ここまでの情報を某生まれたばかりの掲示板にスレを立てて報告した所、
といった旨のレスを頂いたため、なんとなくこちらに残してみた次第。
この記事が誰かの役に立てば幸いである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?