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私はいつだって褒められたい

私は何で宅建の試験に合格したかったんだっけ…?

ふとそう思って色々考えていました。


最近の記事でもお話ししているとおり
私は今年宅建士の試験を受験することが決まっています。



資格を取ったら給料が上がるし、転職するにしても有利になるから。
同期が昨年受験して一発合格しているから、負けたくなくて。
営業部に異動になったから何となくあると便利だから。

色々思いつくけれど、

合格して”褒められたい”から。

これが一番かもしれないです。


学生のころテストで高得点を取って親に褒められたいって思ったときの気持ちと少し似ている。


私の家庭は両親ともに頭がよく、父は有名な国公立大学を卒業していたし、母もそれなりの高校・大学卒。


でも私は生まれながらに頭がいいわけでも、勉強が好きだったわけでもないので
平均くらいか、中の下くらいのポジションでいました。

だから小学生、中学生の頃、親からの期待がすごくて息苦しく思っていた時期がありました。

高校進学が決まった時、母から
「むっちゃんはA高校くらい普通に行けるものだと思っていた」
と、割と偏差値の良い高校の名前をさらっと言われて
偏差値50ちょっとの高校に頑張って入った自分に内心がっかりしたんだろうなと子供なりに悲しく思ったりもしました。

でも高校はレベルを下げたのもあって
高校時代の通知書は学年1位~3位をキープしていたし、
テストの成績は学年トップ10にはいられるよう頑張っていたと思う。

ただ、キープするのは正直きつかったし、
いつだったか自信のある科目のテストだったのに、テスト中にお腹が痛くなってしまって最後までテストを受けられずトイレに駆け込んだ記憶が鮮明に思い出せる。

中学生の時は
頭の良い人がたくさんいて、(頭の悪い人もたくさんいたけど)
どうがんばったって成績上位にはいられなかったから
高校生になって母に褒められることが増えて(それでも父から褒められた記憶はあまりないけど)
勉強は好きではなかっただけど、それなりに頑張っていたのだと思います。


そうはいっても、
父も母も悪い人ではないし、いわゆる教育ママとかでもない。
ただ、あまりに点数が悪いと結構本気で怒られたし、これくらいの点数取れるよねとかこれくらいの学校行けるよねっていう圧を感じていました。

多分悪気があったわけではなくて
自分たちがそうだから、そうだよねっていう、ただそれだけなんだと思います。

一度普通に勉強して普通にテストを受けたら
大変な点数を取ってしまったことがあって、
本当に両親に見せるのが嫌で
公園で燃やした記憶があります。
火の用心ってそれのほうが怒られそうだけど…(笑)


月日が経ち社会人になって
初めて勉強したのが簿記3級。
読んでいた小説とYouTubeがきっかけで勉強することにして
これが楽しかったから勉強が続いて
みごと一発で合格。

母はすごい褒めてくれて、
父はどうだったか覚えていないけれど
その数か月後、簿記2級まで取得したら
さすがに父も驚いていた。

でも試験を受けるまでは
毎日眠れなくて、
試験中は手が震えたし
ストレスなく勉強できて、試験を受けられたかと問われるとまったくそうではないけれど、
合格できたとわかった時は本当にうれしかったです。

この嬉しさと両親に褒められたことと、
会社の人にもすごいねって言われたことを
ずっと覚えていて
宅建合格してこうなりたいって思っている自分がいます。

簿記の勉強が終わったら
毎日勉強していたので勉強していないのがなんだかむずむずして
それから建設業経理士2級と秘書検定2級も同じ年に勉強をして合格しました。
この時も両親や会社の人事の人にとても褒められて嬉しかったです。

現在私は4年大学を卒業して
転職を繰り返してながらもきちんと仕事をしている私に
両親はもう勉強しなさいとか、これくらいの仕事に就けると思ったとは言わないんだと思います。

でも
私の両親は世間体を気にしている節はあって、
妹は飲食店の店長と結婚したのだけれど
それもずっと反対だった。

飲食店っていうのが嫌だったみたい。
世の中のお仕事すべてが素晴らしくて、どの仕事も働いてくれる人がいるからこそ社会が動いているのであって
偏見だなあって思います。

でもそれは子供のことを考えて言っていたことで
自分の子供には普通のサラリーマンと結婚してかったようです。

話が逸れましたが、
つまり私は親に褒められたくて
宅建を頑張っているのです。

宅建士として頑張りたいからでも、
将来的に必要だからでもなく、
単純に合格して褒めてほしいから。

あとは会社の人にも褒められたいっていうのももちろん。

私はとにかく周囲を気にする性格で
どう思われているのかが常に気になっている超ネガティブ人間。

でも多分会社の人そんな人だなんて思っていないと思います。
ポジティブでコミュ力高くて
いつも明るくて何の悩みも持っていなさそうって評価されているはず。
(実際そのようなニュアンスで言われたこともあります)

小学校、中学校の頃の同級生が今の私を見たら
私だって分からないと思うし、分かっても驚くことしかできないと思う。

それくらい私は
小学校中学校と根暗で陰キャラで
友達少なくて、真面目だけが取り柄だった人間です。

高校生の時、自分はブスだからブスなりに面白おかしく場を盛り上げて
コミュニケーション力を高めたら人気になれるんじゃないかって思って
そういう役回りに回ったら見事友達が増えました。

それからは
天然ぶって面白いキャラを演じて
誰にでも話しかけて仲良くなれるよう努力してきました。

親にも褒められたいけど
周囲の人にも褒められたくて、
好きになってほしくて。

確かに自分に嘘をつくのは辛いことも多かったけれど、
ここ十数年で私は表面上は全くの別人になったようです。

だから、
今も周囲の人に褒められたくて
宅建をとったらすごいねって言われたくて
だから勉強を頑張っているのです。

それは宅建だから、ではなく
褒められる手段の一つなのです。

私がネガティブで本当は面白みも無くて
ひとりでいることが好きなインドアな人間って理解してくれているのは
今の彼だけなのでは、と思います。
(家族を除いて)

会社の皆も私がそんなことを思って宅建の試験を受けるべく勉強頑張っているとは思ってもみないでしょう。

合格できるかできないかは今のところ、ごぶごぶ、でしょうか?
簿記などに比べたら難しいし合格しづらいと覚悟していますが、
何とか合格して、みんなに良い報告ができればいいな。

こんな記事を書いていたら
私って何が取り柄なんだろう?
私って何なのだろう?
って不安になってきました(笑)

最近HSPとか繊細さんとか
そういうワードをよく聞くようになって、
あ、それって少し私もあてはまるかも?って思うようになっていて。

周りを気にしすぎ。
周りの評価を気にしすぎ。
周りの感情や変化に敏感に感じすぎ。

こういう性格だから仕方ないって最近は思うようにしていますが
もう少し周りを気にせずマイペースでいられたらな、とか
自分を強くもって、誰かのためとかではなく自分のために行動出来たらなとか
そうそう、有名なタイトルにもあるように、嫌われる勇気を持ちたい。

もっと”生きやすく”なりたい。

でも宅建を勉強していて
誰の迷惑にもなっていないし
自分のためであるのは確かだから
もう少し勉強頑張ろうと思います。

自分で自分にかけるプレッシャーに負けないように
褒められたいって気持ちばかり持つのではなくて
無理のない範囲で自分を信じて頑張っていきたい。




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