lyric ガラスの柩
私は初潮を迎えました
私は赤ちゃんを生める体になったそうです
でも赤ちゃんを生むなんてのは
学校を卒業して
就職して
一人前になって
結婚して
そして それから
とおい とおい 未来の話
だから私は「私」を封印する
ガラスの柩に
白雪姫みたいに
「あなた」は仮死のまま 目を覚まさないで
イタズラな王子様が 「あなた」を起こすといけないから
私は「あなた」の眠るガラスの柩を いばらの森の奥深くに隠す
封印が解かれるのは今じゃない 今じゃない
私はナイトになって 「あなた」を護る