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ピアノをやめた理由

今日もお疲れ様です。
ハンガーを破壊した私の手を心配してくださった皆様。ありがとうございます😊
手は無傷です✨ご心配おかけしてすみません💦


習い事は何かしていましたか?

バレエと同じ時期からピアノも習っていた。
毎週木曜日にレッスン。
先生宅の自宅の一室が教室になっており
近所の知り合いはほとんど先生のレッスンに通っていた。

ピアノを習い始めて程なく母は私の為にとピアノを購入。
オルガンがあったのでそれで練習していたのだが
オルガンとピアノは弾き方が違うし、先生にも指摘されたようで買い替えたと聞いた。
それを聞かされ、ますますやめられない💦と思って焦る自分がいた。

レッスンに行って最初に鍵盤を弾く事がなかなか出来なかった。
緊張か何なのか分からないけど、私の右側後ろに先生が立ち見られるのが苦痛で鍵盤が弾けなくなるのだ。
(俺の後ろに立つな!のゴルゴ13的な?🦍実際漫画ではそんなセリフは言ってないようだ💧)

先生は気を使って部屋から出て行き、私が弾き始めたら入って来てくれた。
今から考えると何か面倒くさい子供だったんだな~と思う💧
そんな私を先生は怒る事も
「早く弾きなさい!」と言う事も無かった。

ただ、私がピアノを弾くのをずっと待ってくれていた…………………………そんな優しい先生だった。

1年に1度ホールを借りて発表会もあり、親の前で披露するのも楽しかった。


私が中学生になった頃に先生は旦那さんの転勤で引っ越す事になった。

じゃぁ、ピアノやめようかな~?と思っていたが、先生が代わりの人を探し習っていた生徒のほとんどが新しい先生のレッスンを受けることになった。

自宅から今までと余り変わらない距離。
新しい先生(R先生)の家の一室が教室。
1番驚いたのはグランドピアノが置いてあった事。
(前の先生宅はアップライトピアノだった)

和室が2部屋続きだったが、間にある襖を取り除き1つの部屋にしてグランドピアノを置いたのだと紹介された時に言われた。

すっげーな!とは思ったが
「グランドピアノを置くのが夢だった」 
とニコニコしながら話すR先生を見ながら 
子供心にピアノの値段、どっからこんなでっかいピアノ、家に入れたのか、そっちが気になって仕方がなかった。
この時点で自分の野生の勘、R先生と私は合わないかも…なんて感じていた。

その予感は的中する。
中学生は私1人。
残り数名は幼稚園と、小学生の低学年。
R先生は小さい子にはすごく優しい話し方なのだが、何となく私には冷たい。
気にしないようにしていたが、日に日に何故か当たりが強くなる。

今まで年に1度あった発表会もR先生の自宅で生徒間だけでの披露になっていた。

中学生ともなるとクラブ活動もあり、他の習い事もしていた私はクタクタで疲れていて
次第に自宅での練習も少なくなっていた。

ある日レッスンに行くと明らかにR先生の機嫌が悪いのが分かった。
ピアノの鍵盤、ド、レ、ミのミの部分を中指で弾こうとした時だ。
通常は中指の腹(指紋がある所)で弾くのだが
指が滑り爪が鍵盤の端に当って
「カツッ!」と音がしてしまった。

R先生に「弾くのをやめて!!」と言われる。
無言で下を向いている私に
「私のピアノが傷つくから触らないで欲しい!」
「爪もちゃんと切ってこない人にはピアノを触らせたくない。」
爪が当たった鍵盤を指でなでなでしているR先生を見て何か引いた💦

極めつけは
「私のレッスンが気に入らないならやめてくれて結構よ!」
と言われる始末。

そんな事急に言われたら、R先生宅のピアノもう触ったら駄目なんだって思ってしまい
「もう帰ります。ごめんなさい。」と言って楽譜をカバンに詰め込み自宅に帰った。

帰り道、最初に思った、R先生とは合わないかもしれないは当たっていたなと妙に納得。

帰宅して母に経緯を話したら驚かれたが
「せっかく前の先生が紹介してくれたのに…」と
言われもう少し続けろと促す。

「ピアノに触らせたくないって言われたら、多分もう無理だよ。R先生は私の事嫌いなんだよ。だから辞める。爪切って!って言われたけど、私、爪長くないし!」
母に爪を見せた。

私は当時学校で体操部に入っており爪を伸ばす事は禁止されていた。
だからR先生に言われた爪の事も納得出来なかった。

「カツッ!」と音がして当った爪の場所は
中指の爪の真ん中が鍵盤の端に当って出た音だったのに、それも理解してもらえなかったし。

だからもう無理。

母はすぐに引っ越した先生に電話をかけ、私がピアノをやめたいと言っている事を伝えていた。
後から教えてもらったのだが、先生も私とR先生は合わないかもしれないと実は思っていたと言って謝っていたと聞いた。

次の日に母がR先生に教室を辞めると電話してくれた。
その時も「夕希ちゃんは私の言う事は聞かないから…」に、始まり、結局
「爪が長い」だの、「練習して来ない」「愛想がない」「反抗的」だの、グチグチ私のダメ出しだったようだ。

母からすると、姑から嫁の悪口を聞かされている感じだったと言っていたが、まだ中学生の私にはピン🙂‍↕️と来なかった。

大好きだったピアノだったけど
R先生に言われた言葉がどうにも引っかかり
やめてからピアノは弾いていない。

爪が当って、触るな、やめてもいいと言われ
私は傷ついたんだと思う。

R先生は何故あんなに私を嫌っていたんだろうか?

今となっては分からない。


まだ、実家にあるピアノ。


ピアノを見ると
教えてもらった2人の先生を思い出してしまい
ちょっと複雑な気分になる。












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