見出し画像

お前もか!!

今日もお疲れ様です。
9月になっていますが少しは涼しくなったのでしょうか?
私には実感がありません💦


20代の時の話。
付き合って3ヶ月の彼氏がいた。
優しくて一途な人だったのだが、物凄くやきもちを焼く人だった。

最初は気にならなかったのだが、付き合っていく内に徐々に???と思うポイントが出てくるようになって行った。

一人暮らしの私のマンションによく来ていた。
最初の頃は嬉しかった。
だけど段々窮屈になる。
毎日ではないけれど、頻繁になると学校が終わっても友達と遊ぶ約束が出来ない。
「この日は友達とカラオケに行くから。」なんて言ったら物凄く不機嫌になる😰

縛られていた記憶はないけれど
彼に対して気を使っていた。
なるべく彼を優先にして、友達とも余り遊ばないようにしていた。

授業が終わり友達何人かと学校近くの最寄り駅で、話をしていた。
その中に男子3人、私と友人で女子2人。
明日の授業の事、来月にある学校のオリエンテーションの事、他愛もない話をしていた時に横から声をかけられた。

「夕希、こんな所で何してるの?」
見ると彼の車が停まって、運転席の窓が開いており彼がこちらを見ている。

私は驚いて
「どうしたの?何でここにいるの?」
と言ってしまった。
前日マンションに来た時
「明日は仕事が忙しいから会えない」
と言っていたから、久しぶりに友達と話せると思っていたのに……

「いいから、早く乗って!」
叫ぶ彼に逆らえず、私は友達に
「彼が迎えに来たから帰るね。」と告げ車に乗り込んだ。

助手席に座り彼に問う。
私「今日は会えないって言ってたよね?何で?」

彼「たまたま早く仕事終わったから。でもさ、さっきの何?俺の顔見た時嫌な顔したよね?」

私「びっくりしただけだよ…」

車のスピードが上がる。

彼「しかも、俺以外の男の前で楽しそうな顔しちゃってさ。ムカつくんだけど。」

車の運転が段々荒くなる。
彼が私を思ってくれる事は嬉しかったが、遠回しに男の子と話すなと聞こえる。


信号が赤に代わり車が停まる。

私「友達と話していただけだよ?何でムカつくとか言うの?あなただって会社で女の人と話ぐらいするよね?」

彼「……………………………」

スピードを上げていたが、信号が赤になり停まる。

彼「何で俺をイライラさせる事言うの?」

私「それでイライラする意味が分からないよ。」
言った後、私は外の景色を見ていた。
素直に謝らない態度が気に入らなかったんだろう…彼の口調がキツくなる。

彼「はぁ?何その言い方にその態度。舐めるのもいい加減にしろよ!優しくしてやってんのに!あーもういいわ!今からいいとこ連れて行ってやるから。」

私「何処に?」
咄嗟に聞いたら彼の口から出た言葉に驚く。

彼はニヤニヤしながら

彼「………山。そう!山に連れて行ってやるよ。嬉しいだろ?山で降ろしてやるから1人で帰れよ。」

山!!!!
山だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!?


はい、この言葉にピン🙂‍↕️と来た方おられますか?

私が以前書いた記事
「車から逃げたものの…」で、
今の彼と付き合う前に、もうすでにワタクシ山に
1度連れて行かれてるんですよね💦
更に遡る記事
「山に登りたくないと言ったら置いていかれた」
のように、何故か山に関連があるんですよ😱😱

山からボロッボロ😵😵に帰宅した思い出しか残っていないから忘れられるはずもなく…
その前に「山に連れて行く」と付きっている彼に言われるとは思いもしなくて……

お前もか!!
お前も私を山に連れて行くのか!?
そして、置き去りにするのか!!

と、思ってしまったんですよね💧

車から降りないと山に連れて行かれる😱😱😱

身の危険を感じた私は走り出そうとした車のサイドブレーキを咄嗟に引いた。
(当時彼の車のサイドブレーキは運転席と助手席の間にあり上に引くタイプだった。)
彼は驚いてサイドブレーキを引いた私の手を掴んで叫ぶ。
彼「お前、ふざけるなよ!」

その顔は今まで見ていた優しい彼とは別人で
以前山に連れて行かれた時に車で揉め、力ずくで私を抑え込もうとした男の顔と重なって見えた。

私「離して!触らないで!」
彼が強く掴む手を振りほどき、急いでドアを開けて外に逃げた。

タイミングよく信号が青に変わった為、彼は車を走らせるしかなく車は私から離れて行った。
でも、追ってくるかもしれない恐怖、万が一マンション前で待ち伏せされているかもしれない。

早く逃げないと…………

走った💦ひたすら走った💦
走らないと恐怖が襲って来る感じがしたから💦

自宅マンションからそこまで離れていない距離だった為彼の車が無いことを確認して、近隣のマンションの陰にしばらく隠れていた。

ショックだった。

付き合っている彼に
「山で降ろしてやるから1人で帰れ!」
なんて言われるなんて……

携帯電話もなかった時代。
友達に連絡する事も出来ず、2時間程近隣マンションの陰に隠れて時間を潰した。

辺りが暗くなってから自宅マンションに帰った。

彼はマンションには来ておらず、合鍵も渡していなかったのが幸いだった。
何度か彼から電話はかかってきていたが、怖くて出られずいつも留守電にしていた。


その後、1度だけ彼と会った。
1人だと怖いので友人を連れて行き、近くのファミレスで話をし、別れた。
彼は泣いて謝ったけど、私は彼を信じられなくなっていたので付き合い続けるのは無理だった。

付き合っている彼に
「山で降ろしてやるから1人で帰れ!」
なんて言われたらショックだし、冷めますよね?


いくら付き合っていたとはいえ、本当に私の事を好きならあんな言い方はしないと思う。
好きではなく、依存していたのだろうか…


この出来事があってから
少し人間が怖くなった。


そして
いくら付き合っているとはいえ
合鍵を渡す事は慎重にならないといけないと感じた出来事でした。


以上です。


















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?