いじめ…体調を崩す
今日もお疲れ様です。
私の中にある黒くて重い思い出になります。
体質的に受け付けない方、食事中の方は読むのを控えて下さいね。
高校を卒業し、専門学校に進んだ。
本当は1人暮らしがしたかったのだが、1年だけ学校の寮に入る事を条件に進学を許してもらえたのだ。
実家から離れられるならとその条件を飲んだ。
女子寮で各2人部屋、最初は楽しかった。
門限もあったから夜遊びはできなかったけど旅行に来ているみたいで楽しかった。
半年が経過した頃、私は皆から無視をされる。
誰も話さない、お風呂の順番も皆に抜かされて
結局毎日一番最後。
仲の良かった、友達だと思っていたM子もよそよそしくなり避けられる毎日。
辛くて寮にいる時はずっと布団の中にいた。
次第に耐えられなくなった私は勇気を出してM子に避ける理由を聞いた。
聞かされた内容は
「夕希がいつもラジカセで曲を流しているけど
その音がうるさいのと、目覚まし時計がうるさいからだよ!」
と、いう理由だった。
それを聞いて私はすぐ皆に謝った。
迷惑をかけている事に気付けず皆に不快な毎日を送らせていたのなら本当に申し訳ないと思った。
だけど、謝っても状況は変わらなかった。
寮に住んでいると、学校に行っても変化はない。
仲が良かったクラスメイトのA君がいつもと様子が違う私に気付いてくれて
「何かあったか?」と聞いてくれた。
A君は男子寮に入っていたし、同じ寮生なら何か分かるかもと思い無視をされていて謝ったが駄目だった話をした。
A君は
「うるさいならその時に文句や注意をすればいいのに何で女子は後から言うんだ?
皆で固まってよく1人を攻撃するよな?
男子寮は自由な人が多いから音楽はやたら大音量でかけるよ。確かにうるさいから皆その度に文句言ったり壁を叩いたりするからな。
うるさい理由で無視なんかしない。
女子は怖いな。俺、男で良かったわ。」と言った。
最後に
「寮、出られるなら出た方がいい。」
と言ってくれた。
頑張れ、とか、あと少しだから我慢したら?
なんて言わなかったA君に少し救われた。
相変わらず無視をされる毎日。
寮にいても地獄、学校に行っても地獄。
その状況に私は段々追い詰められて行った。
ある日、トイレに行った時。
違和感があり用を済ませて便座の方を振り向いた時、目に入ったのは真っ赤に染まった自分の尿だった。
何コレ?
生理にでもなったのかと思ったのだが明らかに違う。
見て見ぬふりをしていた自分の心
何でもない、これくらい平気、そう思い込んでいたんだけど…
あ…私…今結構辛いのかもしれない…
何となくそう感じていた。
その日からトイレに行く度に血尿しか出なくなった。
何日も続くので病院に行ってみたけど体に異常は無く「ストレスから来ている。ストレスが無くなればそのうち出なくなる」と言われるだけだった。
ずっと続く血尿、徐々に食欲も無くなっていき食べられなくなっていた。
1ヶ月で、5キロ体重が落ちていた。
流石に自分でも限界を感じ公衆電話で実家の親に電話をかけた。
「皆に無視をされていて辛い。血尿がずっと出ている。食べられない。迷惑をかけてごめんなさい。助けて欲しい。」
と泣きながら話した。
母は「いつから?いつから無視されてたの?」
と聞いてきたので
「3ヶ月前位から。我慢すればいいと思っていたから言えなかった。今体調が悪くて2ヶ月前から血尿が出てる。」
血尿という言葉に驚いた母は
「何で早く言わないの!血尿出るまで我慢しなくていい!すぐ学校に電話するから!」
母に助けを求めても無駄、厳しい母だから我慢しろと言われるかもしれない…
と思っていた私にとって母の言葉は本当に救いの言葉だった。
この続きはまた次回。