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【保存版】定番ドメスティックブランド20選〈2025年版〉

今知っておきたい、日本を代表する「定番的なドメスティックブランド」をご紹介しています。

ドメスティックブランドとは

ドメスティックブランドとは、主にその国(または地域)内で生産・販売されているファッションブランドのことを指します。

特に日本の場合、「ドメスティックブランド」は日本国内で設立され、そこでの文化やライフスタイルを反映したデザインや製作を行うブランドを意味します。

1.オーラリー(AURALEE)

オーラリーとは

オーラリー(AURALEE)は、2015年に日本のデザイナー岩井良太氏によって設立されたブランド。

岩井氏は、日本国内外の名だたるブランドで経験を積み、その後「本当に着たい服」を作るために独立しました。

ブランド名の「AURALEE」は、「オーラのある人に寄り添う服」を意味しており、シンプルながら特別感のあるデザインが特徴です。

オーラリーの特徴・魅力

すべてのアイテムは、日本国内で熟練の職人たちの手によって生産されています。

そのため、縫製や仕上げが非常に丁寧で、見た目だけでなく機能性にも優れ、日々の生活で使うほどその品質の高さを実感できるのが特徴です。

また、オーラリーは、男女問わず着られるユニセックスなデザインが多いのも魅力の一つ。

オーバーサイズのシャツやジャケット、リラックス感のあるパンツなど、性別を超えて楽しめるアイテムが揃っています。

2.sacai(サカイ)

sacaiとは

sacai(サカイ)は、デザイナーの阿部千登勢(あべちとせ)氏によって1999年に設立された日本発のファッションブランド。

阿部氏は、コム・デ・ギャルソンでのキャリアを経て、独自のブランドを立ち上げました。sacaiという名前は、阿部氏の旧姓「酒井(Sakai)」に由来し、シンプルな響きに個性を込めたブランド名です。

初期はニットウェアからスタートしましたが、革新的なデザインが瞬く間に注目を集め、現在では世界中で愛されるハイファッションブランドに成長しています。

sacaiの特徴・魅力

sacaiは、革新的なデザインと高い技術力にあります。「ハイブリッド」をテーマに掲げ、異なる素材やスタイルを融合させたアイテムがブランドの象徴です。

例えば、トラディショナルなシャツにスポーティーなディテールを組み合わせたり、フェミニンなスカートにミリタリーテイストを加えたりと、予想外の組み合わせで新しい美しさを創り出します。

3.コム デ ギャルソン

コム デ ギャルソンとは

コム デ ギャルソンは、デザイナーの川久保玲 氏が1969年に日本で創設したファッションブランド。

1970年代には日本国内で大きな成功を収め、1981年にはパリコレクションに進出。川久保玲氏の前衛的で挑戦的なデザインは、当時のファッション業界に衝撃を与え、「黒の革命」と呼ばれるムーブメントを巻き起こしました。

コム デ ギャルソンの魅力

コム デ ギャルソンの最大の魅力は、「既存の概念に挑戦し続ける姿勢」と「美と醜の境界を探る独自の美学」です。

ブランドはシーズンごとに全く新しいテーマを掲げ、その枠の中で自由に発想を広げることで、常にファッションの枠を超えたアートのようなコレクションを発表しています。

4.ジュンヤ ワタナベ

ジュンヤ ワタナベとは

ジュンヤ ワタナベは、日本のデザイナー渡辺淳弥(わたなべ じゅんや)氏によって手掛けられるブランド。

1984年に渡辺氏は東京の文化服装学院を卒業後、コム デ ギャルソンに入社。そこで川久保玲氏の下で経験を積み、1992年に自身の名を冠した「ジュンヤ ワタナベ コム デ ギャルソン」をスタートしました。

ブランドは、伝統的なテーラリングに革新的なアイデアを融合させた独自のスタイルで、世界中のファッション愛好家から支持されています。

ジュンヤ ワタナベの魅力

ジュンヤ ワタナベの魅力は、クラシックな要素と最先端のデザインを融合する独自の美学にあります。

特に、素材や技術の革新に対するこだわりが強く、新しい素材の開発や既存素材の再解釈を通じて、常に驚きを与えるコレクションを発表しています

5.MASU(エム エー エス ユー)

MASUとは

MASU(エム エー エス ユー)は、デザイナーの坂部三樹郎(さかべ みきろう)氏によって2017年に設立された日本のファッションブランド。

坂部氏は文化服装学院を卒業後、ファッション業界で経験を積み、その後自身のブランドを立ち上げました。「MASU」という名前には、「服の価値を再解釈し、時代や感覚に新しい枠を与える」という意味が込められています。

ブランドは日本国内外のファッションシーンで急速に注目を集め、個性的で芸術的なアイテムが多くの支持を受けています。

MASUの魅力

MASUの魅力は、伝統と現代、過去と未来を絶妙に融合させた独自のクリエイションにあります。

ファッションを単なる「服」ではなく、時代や文化を超えた「アート」として再解釈するアプローチが特徴的です。

6.ダブレット(doublet)

ダブレットとは

ダブレットは、日本のデザイナー井野将之(いの まさゆき)氏によって2012年に設立されたファッションブランド。

井野氏は文化服装学院を卒業後、ミハラヤスヒロでの経験を経て、独自のブランドを立ち上げました。ブランド名の「doublet」は、言葉の二重性や多様性に着目し、「一見普通に見えるものが実は特別である」というコンセプトを反映しています。2018年にはLVMHプライズを受賞し、国際的な評価を得てブランドの地位を確立しました。

ダブレットの魅力

ダブレットの最大の魅力は、遊び心あふれるユニークなデザインと、高度な技術を駆使したクオリティの高さにあります。

日常の身近なものや文化的なモチーフを大胆に取り入れながら、ユーモアと新しさを感じさせるアイテムが特徴です。

7.イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)

イッセイ ミヤケとは

イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)は、日本を代表するデザイナー三宅一生(みやけ いっせい)氏によって1970年に設立されたブランド。

1960年代にはジバンシィやギ・ラロッシュで経験を積み、その後、日本で自身のブランドをスタート。イッセイ ミヤケは、伝統的な技術と革新的な素材開発を組み合わせるアプローチで、ファッションの新境地を切り開きました。

イッセイ ミヤケの魅力

イッセイ ミヤケの魅力は、革新的なデザイン、機能性、そしてファッションとアートの融合にあります。

伝統を尊重しつつ、常に新しい素材や技術を追求する姿勢がブランドの根幹を成しています。

8.アンダーカバー(UNDER COVER)

アンダーカバーとは

アンダーカバーは、日本のデザイナー高橋盾(たかはし じゅん)氏によって1993年に設立されたファッションブランド。

1994年に原宿に最初のショップ「NOWHERE」をオープンし、同じく注目を集めていたNIGO(A BATHING APEの創設者)とのコラボレーションで日本のストリートシーンを盛り上げました。
2002年にはパリコレクションにデビューし、世界的な評価を得て現在に至ります。

アンダーカバーの魅力

アンダーカバーの魅力は、パンク精神に基づく反骨心と、美しさと機能性を兼ね備えた緻密なデザインにあります。

高橋盾氏が掲げる「WE MAKE NOISE, NOT CLOTHES(私たちはただの服ではなく、ノイズを作る)」というスローガンの通り、ファッションを通じて強いメッセージ性を発信しています。

9.ヨウジ ヤマモト(Yohji Yamamoto)

ヨウジ ヤマモトとは

ヨウジ ヤマモトは、日本を代表するデザイナー山本耀司(やまもと ようじ)氏によって、1972年に東京で創立されたブランド。

山本氏は、文化服装学院でデザインを学び、卒業後に自身のブランドを立ち上げました。彼は初めてのコレクションを発表した1981年、パリコレクションにてその独自の美学で注目を浴びます。

初期のコレクションは、特に黒を基調としたシンプルで力強いデザインが特徴で、革新性と美学が高く評価されました。彼のスタイルは、服を着る人を引き立たせるという思想が反映されており、ファッション業界における重要な存在となります。

ヨウジ ヤマモトの魅力

ヨウジ ヤマモトの魅力は、シンプルでありながら深い哲学が込められたデザイン、そして伝統的な技術を駆使しながらも、常に新しい表現方法を模索し続ける姿勢にあります。

コレクションの多くは、黒を中心に展開。この色は彼にとって、服を着る人の内面を引き出す色として選ばれ、シンプルながら強い存在感を放ちます。

10.KENZO(ケンゾー)

KENZOとは

KENZO(ケンゾー)は、フランスを拠点に活動した日本人デザイナー高田賢三(たかだ けんぞう)氏によって創立されたブランド。

当初はメゾンでなく、ブティックとしてスタートし、ユニークなカジュアルウェアと鮮やかな色使いで注目を集めました。1970年代から1980年代にかけて、KENZOは「エキゾチック」と「エレガント」が融合した独自のスタイルで、パリコレクションを席巻。その斬新なデザインで、国際的な成功を収めました。

KENZOの魅力

KENZOは、異文化やアートからのインスピレーションを取り入れ、色彩豊かなデザインとユニークなシルエットで見る人を惹きつける点にあります。

高田賢三氏のデザインは、ファッションの枠を超えた表現力を持ち、多様性を尊重する自由な発想が特徴です。

11.kolor(カラー)

kolorとは

kolorは、日本のデザイナー阿部潤一(あべ じゅんいち)氏によって2004年に設立されたブランド。

阿部氏は、ファッションの世界での経験を積んだ後、独自のブランドを立ち上げることを決意しました。

東京を拠点にしながらも、kolorはそのスタートから、グローバルな視点を持ったデザインで注目されました。日本のブランドとしては珍しく、シンプルさとユニークなカラーバランス、ディテールにこだわりながらも、機能性を重視したデザインを提案し続けています。

kolorの魅力

kolorの魅力は、色の使い方、素材選び、そして何気ないディテールに至るまでのこだわりにあります。

デザインには、シンプルでありながら独特のアクセントを加えることで、他ブランドとは一線を画すスタイルを確立しています。

12.ミハラ ヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)

ミハラヤスヒロとは

ミハラ ヤスヒロは、日本のデザイナー三原康裕(みはら やすひろ)氏によって1997年に設立されたブランド。

三原氏は、ファッション業界でのキャリアを積んだ後、独自のブランドを立ち上げ、瞬く間に注目を浴びました。彼は、東京を拠点に活動し、特にスニーカーを中心に革新的なデザインを提案したことで知られています。

2000年代初頭、彼のスニーカーは一世を風靡し、伝統的なアイテムに新しい視点を加えるという点で、業界に衝撃を与えました。その後も、彼のデザインは、ストリートとハイファッションの境界を超えるような革新的なスタイルを展開し続けています。

ミハラ ヤスヒロの魅力

ミハラ ヤスヒロは、ファッションにおける革新性と、ストリート感覚を取り入れつつも高いデザイン性を維持するところにあります。

三原康裕氏は、型にはまらない自由な発想でアイテムを作り出し、その斬新なスタイルでファッション業界を驚かせています。

13.ホワイト マウンテニアリング(White Mountaineering)

ホワイト マウンテニアリングとは

ホワイト マウンテニアリングは、日本のデザイナーである相澤陽介(あいざわ ようすけ)氏によって2006年に設立されたブランド。

相澤氏は、ファッション業界での経験を経て、アウトドアウェアとハイファッションを融合させるという新しいコンセプトでブランドを立ち上げました。

特にアウトドアとテクニカルな要素を取り入れたデザインに強いこだわりを持ち、アウトドアウェアに機能性を備えつつ、都市的で洗練されたスタイルを提案しています。

ホワイトマウンテニアリングの魅力

魅力は、アウトドアの機能性と都会的なデザインを見事に融合させたところにあります。

ブランドのアイテムは、機能性だけでなく、スタイルとしても優れたバランスを持っており、ファッションとして日常的に着こなすことができる点が大きな特徴です。

14.エヌ ハリウッド(N-HOLLYWOOD)

エヌハリウッドとは

エヌ ハリウッドは、日本のデザイナー尾花大輔(おばな だいすけ)氏によって2000年に設立されたブランド。

尾花氏は、ファッション業界での経験を経て、独自のブランドを立ち上げ、瞬く間に注目を浴びました。

エヌハリウッドの魅力

エヌ ハリウッドは、アメリカンカジュアルと日本の精緻な職人技術を融合させたスタイルを特徴としており、特にメンズファッションでの革新的なデザインが話題になりました。

エヌ ハリウッドの魅力は、アメリカンカジュアルのテイストに日本らしい精緻な技術とディテールを加えたところにあります。

シンプルでありながら個性的なデザインは、ストリートウェアのエッセンスを感じさせつつ、非常に洗練された印象を与えます。

15.マーカウェア(MARKAWARE)

マーカウェアとは

マーカウェアは、日本のデザイナー中村達也(なかむら たつや)氏によって2011年に立ち上げられたブランド。

中村氏は、長年にわたるファッション業界での経験を経て、自らのビジョンを具現化するためにマーカウェアをスタートさせました。

マーカウェアは、ミニマルでありながら、ディテールにこだわり、上質な素材を使いながらもシンプルで永続的なデザインを追求しています。

マーカウェアの魅力

マーカウェアの魅力は、ミニマルでありながら精緻なディテールを持つデザインにあります。

シンプルさの中に洗練された美しさを感じさせるアイテムを多く取り入れ、着る人を引き立てるスタイルを提案しています。特に、素材選びや細部へのこだわりが特徴的です。

16.アタッチメント(ATTACHMENT)

アタッチメントとは

アタッチメントは、1998年に日本のデザイナー・黒沢尚(くろさわ たかし)によって設立されたファッションブランド。

黒沢氏は、服作りを通じて“本物の大人のスタイル”を提案したいという強い想いを持ち、アタッチメントを立ち上げました。

アタッチメントは、ミニマルな美学を基盤に、無駄のないデザインと高い技術力をもとに、男性向けのシンプルかつ洗練されたアイテムを提供しています。

特に上質な素材使いや、精緻な縫製技術が特徴となり、ブランドは日本国内外で支持を受けるようになりました。

アタッチメントの魅力

アタッチメントの魅力は、洗練されたシンプルなデザインと、上質な素材使いにあります。

ブランドは、余計な装飾を排除し、クリーンでありながらも高い技術力と深いこだわりを感じさせるアイテムを展開しています。

そのデザインは、シンプルでありながらもどこか個性的で、着る人の魅力を引き立てるような力を持っています。

17.エイトン(ATON)

エイトンとは

エイトンは、2012年に日本のデザイナー・高橋恭平(たかはし きょうへい)氏によって設立されたファッションブランド。

エイトンは、シンプルでありながらも洗練されたデザインを特徴としており、特に「大人のカジュアル」というコンセプトを基盤に、上質でタイムレスなアイテムを展開しています。

設立当初から、ファッション業界内外で注目を浴び、国内外のセレクトショップにも取り扱われるなど、一定の評価を受けるようになりました。

エイトンの魅力

エイトンの魅力は、そのシンプルさの中にある洗練されたデザインと高いクオリティにあります。

トレンドに流されることなく、シーズンを超えて愛されるようなアイテムを提案し、特に大人の男性にふさわしい上品で落ち着いたスタイルが魅力的です。

18.ヤエカ(YAECA)

ヤエカとは

ヤエカは、2002年に日本で設立されたファッションブランドで、創設者はデザイナーの佐藤亨(さとう とおる)氏。

ヤエカは「シンプルで心地よい服」をコンセプトに、日常生活で使いやすいながらも、長く愛されるようなアイテムを提供することを目指しています。

特に「大人のカジュアル」をテーマにしたアイテムが多く、着る人のライフスタイルに寄り添う服作りがされています。

ヤエカの魅力

ヤエカの魅力は、シンプルでありながらも温かみと深みを持つデザインにあります。ブランドは「日常的に着るための服」を大切にしており、着心地の良さや使いやすさが重視されています。

見た目のシンプルさと、素材やディテールにこだわった品質が一貫して感じられ、長く愛されるアイテムを生み出しています。

19.コモリ(COMOLI)

コモリとは

コモリは、日本のファッションブランドで、2011年に設立。創設者はデザイナーの小森啓(こもり けい)氏で、彼はファッション業界で長年にわたる経験を積み、特にストリートファッションや大人のカジュアルスタイルに精通してきました。

ブランドは、無駄を省き、素材やディテールにこだわり抜いたデザインを追求。設立から間もなく、その独自の魅力で注目を集め、今では日本国内外のファッションシーンでも高い評価を受けています。

コモリの魅力

コモリの魅力は、そのシンプルさと上質な素材選びにあります。ブランドは、シンプルでありながらも着る人のライフスタイルに溶け込み、長く愛されるデザインを提供しています。

特に、素材感やディテールへの細かなこだわりが感じられ、どのアイテムも無駄がなく、洗練された印象を与えます。

20.ジョンローレンスサリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)

ジョンローレンスサリバンとは

ジョン ローレンス サリバンは、1998年に日本のデザイナー、鈴木大器(すずき だいき)氏によって設立されたファッションブランド。

ブランド名は、19世紀のボクサーであるジョン・ローレンス・サリバンからインスパイアされており、彼のボクシング精神や戦いの精神に影響を受け、そのスピリットがブランドのデザインに取り入れられています。

ジョンローレンスサリバンの魅力

ジョン ローレンス サリバンの魅力は、その革新的なデザインとエッジの効いたアイテムにあります。

ブランドは「モード」をテーマにしつつも、スタイルにおいては挑戦的で独自のアプローチを追求しており、一般的なファッションブランドとは一線を画すアイテムが特徴です。


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