HSPの特徴|生きづらい原因はここにあった!
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(文字が苦手な人は絵だけでも見てみてください。)
皆さんこんにちはHSS型HSP(HSE)のちびくろです。
いきなりですが、「HSP」とは「Highly Sensitive Person」の頭文字を取った言葉です。
有名な芸能人が「自分はHSPかもしれない!」と公言したことで日本でも多くの人がその存在を知ることになりました。
しかし、HSPの特徴はHSPじゃない人にも当てはまることが多々あります。
今回はそんなHSPの特徴をまとめました。
HSPの4つの特徴 〜DOESとは〜
HSPは、病気や精神疾患、障がいではなく、生まれ持った性質や気質です。
アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が1996年に提唱したもので、まだ提唱されてから25年しか経っていない比較的新しい心理学概念です。
アーロン博士は、HSPの特徴を4つにまとめています。
そして「この4つのどれか一つでも該当していないとHSPではない」とまで言っているのです。
それではどのような特徴があるのか、一つ一つ見ていきましょう。
⑴ 物事に常に慎重で、深く考え悩みすぎてしまう
HSPさんは人よりも多くのことに気が付き、小さい頃から神経質だったり、警戒心が高い傾向があります。
しかし、それをプラスに考えるとどうでしょうか。
・洞察力が高い
・一を聞いて十のことを想像できる
・相手の気持ちを察することができる
など、誰にもできることじゃない素敵なところがたくさんあるんです!
私はTwitterを利用していますが、HSPのフォロワーさんからいただくコメントはとにかく優しい!
相手の表情が見えない分、文字ってどうしても誤解を招きやすいと思うのですが、攻撃的な言葉を向けられたことは一度もありません。
私はその「HSP=優しい」というイメージにたまに苦しめられることはありますが、基本的に優しい人であろうとは努力しています。
しかし、深く考えるが故にネガティブ思考になることもあり、非HSPさんが気にしない「些細なこと」を、HSPさんは大きな出来事として捉えてしまいます。
例えば・・・。
いかがでしょうか?
上記の例以外のHSPさんあるあるを見てみましょう。
・夜な夜な1人で反省会。
・失敗が怖くて考えすぎてしまい、動けなくなってしまう。
・相手の話を聞いている最中に悪いように予想。
・表情や仕草など色々な情報から「あ、この人嘘言ってる」と察する。
・行動するまでに時間がかかり、結局諦めてしまうこともある。
・相手の言動によってダメージを受けやすい。
⑵ 些細な刺激にも敏感で、気になってしまう
HSPさんは、些細な刺激にも過剰に反応してしまい、常に感度の良いアンテナを張っているようなものです。
人混みやお店などでは、会話、足音、車の音、音楽などなど、他の人にとってはただの雑音でしかないものが情報や刺激として受け取られ、ただ歩いているだけなのに疲れてしまう、カフェやレストランで食べていると気になる事が多くて困るという事があります。
また、他人からの評価や指摘なども刺激として過剰に反応してしまうため、人からの言動に深く傷つきやすい一面もあります。
軽い指摘も気になりモヤモヤするが、相手に直接聞くこともできず夜寝られなかったり数日引きずってしまうことも。
HSPさんがよく悩む点としては下記が挙げられます。
・表情や声のトーン、仕草などで人の機嫌がわかる。
・人混みや行列が苦手。3人くらいの小グループでも疲れてしまう。
・親しい友達や家族だとしても、長時間いるとしんどい。
・些細な音や出来事に大きく反応してしまう。
・ちょっとした言葉で傷つき、気分を変える事ができない。
でも、ポジティブに捉えてみるとどうでしょう。
非HSPさんが気づかないような些細な情報に気づく事ができるので、
・体調不良の人に1番に気付ける
・様々なものからインスピレーションを受けてクリエイティブな事ができる
など、素敵なところがたくさんあるんです。
(3) 共感しやすく、人の気持ちがすぐわかる
TwitterなどでHSPさんと交流することが増え、私だけじゃない!と特に感じたのは共感力の強さについてでした。
今までHSPさんと繋がることがなく、「自分だけなんで?」と思っていましたが、HSPと言えばこれ!というくらい、大きな悩みの一つではないでしょうか。
この共感力のせいで、人混みが苦手!という人は多いような気がします。
・自分が怒られているわけじゃないのに、誰かが同じ空間で怒られているだけで悲しくなってしまう。
・機嫌が悪い人が同じ部屋にいると、心がざわざわ・・・。
ネガティブな影響を受けやすいのはもちろんのこと、私はテンションが高い人からも影響を受けやすいです。
とにかくポジティブな人や、明るい人と一緒にいると、自分でも気付かないうちにすごくテンションが上がり、逆に上がりすぎてしまうという状況です。
ここで困るのは、1人になった時やマイナスなことが身の回りで起きた時です。普段でも落ち込みやすいのに、テンションが上がってしまった後に落ち込むと、その落差に着いて行けずいつも以上に些細なことで過剰に反応してしまうのです。
この特徴をプラスに考え、それを活かして生活している人もいます。
私はまだまだネガティブに考えることが多く、たくさんの人に支えてもらっています。それでも、定期的に思い出しては自信をつけて、「次は助けてもらった分、私が助けるぞ!」とポジティブに考える癖をつけています。
皆さんも無理にポジティブになろうとせず、ネガティブな自分を受け入れて「次は上手くいくぞ!」と気合を入れ直すようにするといいと思います。
⑷ 五感のうちどれかが敏感である
HSPさんは、五感で受ける些細な刺激に影響を受けやすいとされています。
しかし、全てに対して敏感というわけではなく、人によって敏感なところは違うと言います。
私の場合、カフェやレストランで人の目や会話が気になるので、1人でいる時は常に音楽を聴いているか動画を見ています。
しかし、これは人によって違うので、HSPさんの中でも意見が分かれるところだと思います。
私がそこまで敏感ではないものに、すごく敏感な人もいると思います。
非HSPさんにも共通する苦手なことでも、HSPさんは過剰に反応してしまうというのがポイントです。
「私もそういうところあるけど、あなたはちょっと敏感すぎるね。」
なんて言われることがあったら、それはあなたのHSPの特徴の一つかもしれません。