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ちょっとニッチな児童文学

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主に児童文学の内容と感想を書いた記事をまとめています
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2022年1月の記事一覧

ちょっとニッチな児童文学⑤『ソラモリさんとわたし』

こんにちは。Maemichiです。「ちょっとニッチな児童文学」へようこそお越しくださいました。このnoteでは世の中にあまり知られていないであろう児童文学作品をネタバレ込みで紹介します。ご注意ください。 さて今回は。はんだ浩恵さんの『ソラモリさんとわたし』をご紹介いたします。 初版は2021年の12月。ごく最近出版されました。ちなみに第3回フレーベル館ものがたり新人賞受賞作品だそうです。わたくしは「フレーベル館ものがたり新人賞」というものがあるということを、この本で初めて

ちょっとニッチな児童文学⑥『アドリブ』

「ちょっとニッチな児童文学」へようこそお越しくださいました。 このシリーズでは、わたくしMaemichiが児童文学を中心に紹介しています。ネタバレと、Maemichiの感想も多分に含まれております。 今回ご紹介させていただくのは、佐藤まどかさんの『アドリブ』です。 さっそくネタバレ続きです……。ご注意を。10歳の時にオーケストラのフルート演奏を見て、フルートを始めることにした森 祐司(ユージ)。一度もフルートを触ったことがないのに、国立音楽院を受験して合格します。 入学

ちょっとニッチな児童文学④ 『野原できみとピクニック』

このnoteを開いてくださってありがとうございます。Maemichiと申します。 なぜこのnoteを開いてくださったのでしょうか? まさかとは思いますが、タイトルの「ちょっとニッチ」を「ちょっとエッチ」と見間違えたわけではありませんよね? もしそうなら、そのような煩悩は脳内から振り払ってください。 このnoteのタイトルは 『ちょっと「ニッチな」児童文学』です。 (念のためお伝えしておくと、「ニッチ」とは隙間という意味です。) このnoteはわたくしMaemichi