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「おい、きたろう」は目玉おやじのセリフです

こんな手遊びがある。『ゲゲゲの鬼太郎』の歌のメロディーに合わせて。

♪いーちといーちで こーなきじじぃー (両手の指を一本ずつ出してほうれい線に当てる)【げ、げ、げげげのげー】

にぃーとにぃーで ねこむすめ(両手をピースして頬に当てる)【あさーはねどこでぐーぐーぐー という感じで】

さんとさんで ねずみおとこ(両手3本ずつを頬に当てる)

よーんとよーんでー すなかけばばぁー ざぁーざぁー(両手を4本ずつ出してお化けのように手を下げて、「ざぁー」で手を払う真似)

ご、ごぬりかべでー (両手をパーにして、「ぬりかべでー」で四角を画く)

ここまで鬼太郎出てこないー ここまで鬼太郎出てこないー(片手を目に当て、片手は手を振る)

(片手でオッケーを作って、片目に当て)「おい、鬼太郎!」

という手遊びを保育園で楽しんでいる。

手遊びをする効果は、リズム感を養えたり、体の各部分の動かし方が身に付いたり、言葉やコミュニケーション力、想像力がつくなんて言われている。

子どもたちも歌を覚えてきて、「家でも歌っています」なんて話も聞いていた。ある日、保護者の連絡帳に「おい、鬼太郎ってかわいいですね。でも、おいはどうかと思います」ということが書かれていた。言葉を覚える年齢(受け持ちは2歳クラス)なので、キレイな言葉を教えてくださいとのこと。

「おい、じゃなければいいのかなぁ?」「じゃあ、やぁ鬼太郎にする?」「呼びかけだから、ねぇ、鬼太郎!は?」となどと代替えも考えてみた。

以前働いていた幼稚園でウルトラマンの手遊びをやったら、「うちの園ではそういうものはやりません」と主任に言われた。そういう保育観の園もある。その堅苦しさにいられなくなったのだけど(苦笑)。ただ、今の園では禁止してはいない。担任間で話をし、園長にも話をし、今後も続けていくことにした。

「おい」なんて友だちに言っていたら注意するし、それを教えているわけではないこと。歌として楽しんでいること。「おい」は目玉のおやじのセリフだということ。子どもたちも上手に歌って楽しんでいることを保護者に伝え、承知された。

保育園の検討事項にはこんなことも。色々な保育観があるものです。



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