Ballet お稽古日記⑨ 2月4日(日)
この所、母の病気のことでバタついて実家と自宅と仕事場の行ったり来たり(・ゝ・)
この10年ずっと週2、3回はお稽古したいと思ってきた私も流石に気分が乗らないこともあるのだなと、いささか不思議な気分。そんな事もあるわよね。
母は無事手術も終え、順調に回復し、退院もしてお家で普通の生活を送れる様になった。
リンパ節への転移は防ぎようもなく、故に余命も相変わらず最短1年だという事実は変わらないが、家でテレビを見ている母の姿や、私の作った物を食べてくれている姿を見れる事や、笑って話せることがとても幸せでならない。
そんな時間が持てることに感謝していようと思う。
兄が来てくれたので私は昨日一度自宅に戻り、たっぷり寝てお稽古に行く事にしたよ。
私にとってバレエは瞑想と同じ作用がある。
何も考えないわけではないが、目の前にある「今」に集中する事が出来るからだ。
離れて暮らす年老いた両親、娘の大学受験、パートの事…心配しようと思ったらいくらでも心配できる環境だからこそ、そういう時間を積極的に作っていこうと思う。
心配したって私ができる事など少ないものね。
今日は何年か前に数度行ったことがある吉祥寺の貸しスタジオでお教室をやってらっしゃるJ先生のとこにお邪魔してみた。
バレエだけに集中したい気分なので、この数年ずっとご無沙汰しているご無礼は承知でお邪魔した。
バレエのいい所ってココだなと思ったのはどの先生のところに行っても、自分のレベルとかスキルとか関係なく、レッスンの内容に大きく差がないところだ。
今日の気づきはね。
足の裏をゴムで作ったちょっとオッキメなハンコみたいにしてみるって事。
インクを満遍なくつけてまっすぐ垂直にギュッと置いて、まっすぐ垂直に離すじゃない?そうイメージすると足の裏でしっかり押せて、パッセに持ってくる時もねじったり、ひねったりしないで済むなと思ったっていうお話。
新代田のA先生の「足の裏を綺麗に剥がして」っていう言葉を思い出したよ。
あと、もう一つピルエットで気づいたのは…
私はアームスの形を作るのがめちゃめちゃ遅いって事!
「イチッ」で立つ時にアームスがちゃんとした方向でカチッと決まってないから上半身の動きがヘンテコなんだなと感じたの。
下半身と別個にノロノロとアームスを開いて〜集めるぅぅぅ〜とやってるからまとまらないんだなと…軸を定めてそれにアームスもアンヨもカチッと集めるって意気込みでやったらいつもよりきちんとピルエットが回れた気がした。
残念ながら今日のお稽古はシューズだけでポワントクラスはなかったので試せなかったから次回のお稽古の時その2つを忘れずに頑張ってみよう。
自分の軸と言うのはタダお稽古に出るだけではわからない。
先生が「これがあなたの軸ですよ」と教えてくれたら楽だけど、そうもいかない。
自分の軸は自分で探して感じていかないといつまで経っても見つからないんだなとつくづく感じたお稽古であった。
人生もバレエも「軸」というのがとても大切
今週は何回お稽古に行けるかな?
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