感情とか。
(約500字)
勝手に 心の中で 生まれて
暴れまくる
はなっから 生まれなければ
楽なのになぁ
ひとの心の勉強は 一生だって
一生を終えた人から 教わったんだよ
終えた人は いいなぁ
もう 勉強しなくていいもん
あの人なら 人生を終えたのに
復習してるかもしれないなぁ
どんな感情も 生まれなきゃ
何も 始まらないけれど
終わらない感情なら
生まれない ほうがいいな
沢山の人から 感情をもらっても
良し悪しなんて 分かんないや
感情は 表に出さなきゃ
平穏無事に 時間がすぎる
なんで みんな
出来るようにならないんだろうね
なぜか みんな
暴れておさえが効かないんだろう
感情さえ なかったら
理性が優位にたって
みっともない 大人を 返上できるのに
感情を押さえ込む薬があっても
ありがたくは 無いけどさ
世界の偉人たちだって
感情だけは 手に負えなかっただろうな
ただ
たくさんの感情を受け取る能力は
創作の糧には なるからね
書くための 感受性だと思って
諦めるしかないか
それとも
書くために 感情を受け取る器を
磨いてしまったんだろうか
いずれにせよ
一生 感情に振り回されながら
七転八倒しそうだ
望まなかったんだけどな
創作のための感情を
自分で育てたのか
自分では それごと 避けようとして
書くうちに 育ったんだろうか
いいんだ
何もかも
書いたものも
感情といっしょに消える日はくるんだから